　【明慧日本2023年5月1日】アメリカ・ロサンゼルス地域の一部の法輪功学習者（以下、学習者）は4月23日の夕方、ロサンゼルス中国領事館前でキャンドルライト追悼集会を開き、中国共産党（以下、中共）の迫害を暴露し、学習者の死を悼み、法輪功への迫害の停止を呼びかけた。正義ある多くの人が支持を表明するために駆けつけた。

ロサンゼルス中国領事館前で行われたキャンドルライト追悼集会

　「4.25」の陳情は迫害を制止するため

集会でスピーチする呉英年氏

　ロサンゼルス法輪大法学会スポークスマンで、カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授の呉英年氏は、「私たちは毎年、『4.25』平和陳情を記念してここに来ています。法輪功は常に平和的で理性的な精神を堅持しており、過度に攻撃的で憎悪に満ちた言動は一切なく、さらに暴力も全くありません」と話す。

　呉氏は、「『4.25』平和陳情が迫害をもたらしたのではなく、『4.25』の陳情自体は迫害を止めるためのもので、中共はその前にすでに学習者の逮捕を始めていた。実際、私たちには政治的な要求はなく、法輪功はいかなる権力も奪おうとしたことはありません」と語る。

　また、呉氏は「学習者が推進する脱党運動は、中共の本質を見破り、悪人に同調することをやめてもらうためです。これは政権や政党、政治とは何の関係もなく、私たちは共産党を反対しているのでもなく、法輪功は政治に何の興味もありません」と語った。

　迫害の停止を求める学習者の要求は変わっていない

アメリカ西南部法輪大法学会の会長・李有甫博士

　アメリカ西南部法輪大法学会の会長・李有甫博士は発言で、「『4.25』の出来事は世界を震撼させ、1万人の学習者の平和的で冷静沈着で文明的な挙動と善良な風貌が、現代の混乱した社会では想像もつかない、さらに稀なことで、世界に震撼を与えたのです」と述べた。

　中共による天地を覆い隠すほどの迫害と弾圧は、1999年から24年間続き、より巧妙に隠蔽されているが、学習者の迫害停止の要求は変わっていない。李博士は、「私たちは今日、24年前と同じように、平和的で、穏やかに、礼儀正しく、文明的な挙動と善良な風貌を持ってここに立ち、世界に真実を伝え、人々に法輪大法の素晴らしさを示しています」と述べた。

　李博士は、中国国内の学習者は弾圧を恐れず、大きな善と大きな忍を胸に抱き、「幾千万の学習者が24年の長い年月をかけて無数の善良な人を目覚めさせ、中共の邪悪さを認識させ、普遍的価値を打ち立てたのです」と称賛した。

　中共による法輪功への迫害は依然として続いている

中国四川省徳陽市から訪れた学習者・唐瑞さん（右）は、ロサンゼルスの中国領事館前で、父親と不法に拘禁されているすべての学習者の即時解放を強く要求した

　学習者の唐瑞さんは、4年前に四川省から米国に来た。唐さんの父、唐礼栄さんは学習者で、真・善・忍の信仰を貫いたため、悪らつな中共から迫害されているという。

　唐さんは、「2020年4月2日の朝、父が職場で仕事中、刑事警察の警官と凱旋路派出所の警官らは会社に押しかけ、その場で2回ビンタされ、手錠をかけられた。そして警官は社宅に行って家宅捜索し、午後には警官が父の別の住まいを家宅捜索し、父の身分証とパスポートを没収しました」と話した。

　唐さんはまた、「私の父、唐礼栄は今年2月、共産党の徳陽市晋陽区裁判所から不法に懲役4年6カ月、罰金4万元を言い渡されました。同時に不法逮捕された学習者・趙婕さんは、不当に懲役8年、罰金10万元を言い渡されました」と経緯を説明した。

　唐さんはさらに、「徳陽市公安局国家安全保衛大隊（法輪功迫害の実行機関）と裁判所の関連部門による父への不当な判決、罰金、迫害に強く抗議し、父と不当に拘禁されたすべての学習者の即時解放を強く要求します」と呼びかけた。

　中共による学習者からの生体臓器狩りの犯罪を非難

集会でスピーチする「臓器の強制的な摘出に反対する医師の会（DAFOH）」の米国・西部代表のダナ・チャーチル氏

　「臓器の強制的な摘出に反対する医師の会（DAFOH）」の南カルフォルニア代表であるダナ・チャーチル医師はスピーチの中で、「これらの中国の臓器移植センターは年間数十億ドルを稼いでいます。彼らはどのようにして貪欲によって積み重ねた業を返すのか、彼らはどうしてこの種の手術を執行できるのか、彼らは天国と地獄があることを考えたことがあるのか！　未来その結果が分かります」と述べた。

　正義ある人々が迫害の終結を呼びかける

「4.25」平和陳情の集会でスピーチする中国民主党ロサンゼルス支部副会長の黄建濱氏

　集会で、中国民主党ロサンゼルス支部副支部長の黄建濱氏は、「私の知っている法輪功は、人々に身体を鍛え、道徳心を高めることを教えており、学習者には、主要大学の教授や医師などの上流知識人や各界のエリートが多く、全員が非常に高い教育水準と認知能力を持っており、彼らは法輪大法の恩恵を受けています」と述べた。

　黄氏はまた、「中共自身がカルトであり、権力を乱用して良い人を中傷し、学習者の数が多すぎることの恐れから法輪功を迫害し、国家宣伝メディアを使ってデマのニュースをねつ造し、法輪功に汚名を着せ、『天安門焼身自殺』事件をでっちあげました。中共は自ら作った憲法に違反し、これは人権を著しく侵害する政治的迫害の犯罪です」とも述べた。

中国の弁護士・曽さんが声援に駆け付ける

　中国湖北省の弁護士・曾さんは声援スピーチで、「『4.25』陳情の学習者の訴えはとてもシンプルなもので、それは法輪功書籍の合法的出版と、合法的な煉功環境を求めていました。しかし、中共の支配下では信仰の自由を与えられず極めて理不尽なのです」と述べた。彼女は最後に、中共による法輪功への残酷な迫害を終わらせ、人類に正義を取り戻すよう、より多くの正義ある人々に声援を呼びかけた。

　「4.25」学習者の平和陳情について、ロサンゼルス世界脱党サービスセンターの責任者・李海倫さんは、「24年前の学習者のこの行為は、完全に正当な訴えであり、かつ善良の心と善良の行動の現われです。彼らは中国政府に法輪功は良いものであり、真・善・忍に基づいて修煉し善い人になるということを伝えたかったのです。しかし、中共と江沢民は、このような心身の健康に有益な功法を残酷に迫害しており、まさに中共の偽・悪・闘の本性を証明しています」と述べた。

　李さんは、「しかし、昔から悪は善を圧することはできない。 24年間、学習者はいつもと同じように理性的で平和な精神で、中共の邪悪な本質を暴露し、反迫害の毅然とした精神と美しい姿は、無数の人々の良知と善念を呼び起こし、そしてかつて加入した邪悪な中共組織から脱退し、その人数は4億1900万人あまりに達しています」と述べた。