　【明慧日本2023年5月1日】（ドイツ＝明慧記者）ドイツの法輪功学習者（以下、学習者）は4月25日、ベルリン、ハンブルク、ミュンヘン、フランクフルト、デュッセルドルフなどの5都市にある中国大使館・領事館前で同時に、北京で行われた「4.25平和陳情」の24周年を記念して、中国共産党（以下、中共）による法輪功迫害への平和的な抗議活動を行った。

　当日の活動では、学習者は中共による24年続く法輪功への迫害、および生きたまま学習者の体から臓器を収奪している犯罪を暴露した。迫害の実態を知った行き交う人々は、迫害に反対する活動を支持した。

首都ベルリンの中国大使館の前で平和的に抗議する学習者

迫害に反対する活動を支持するベルリン市民

フランクフルトの中国領事館前で平和的に抗議する学習者

ハンブルクの中国領事館前で平和的に抗議する学習者

ミュンヘンの中国領事館前で平和的に抗議する学習者

デュッセルドルフ中国領事館前で平和的に抗議する学習者

　ドイツの法輪大法情報センターはプレスリリースを発表し、24年前の1万人の学習者による4.25平和陳情を振り返った。

　1999年4月25日、約1万人の学習者が北京の国務院陳情弁公室に行き、当局に天津で不当に連行された学習者の釈放、法輪功書籍の合法的出版、国民が自由に法輪功を学べる環境を与えることを求めて平和的に陳情した。当時の首相が陳情を受け、適切に解決した後、陳情した学習者たちは静かに帰った。学習者の平和的で理性的な現れは、世界中に衝撃を与えた。

　しかし、当時の中共の指導者であった江沢民は、これを口実に法輪功への残酷な迫害を発動し、今日まで続いている。中共の残虐な迫害に直面しながら、学習者は24年間依然として、1999年4月25日の中南海陳情の時と同じように平和を保ち、真・善・忍の原則を守り、中共による迫害の真実を世界中の人々に伝えてきた。

4.25記念活動を支持する人々

学習者の説明を聞いている市民

　学習者代表「中国領事館の職員が中共の組織から脱退することを願う」

　デュッセルドルフの活動の組織者の一人であるマリアさんは、「4.25平和陳情に参加した学習者と同様に、私たちは今日、中国で法輪大法を実践する自由を求め、中国国内の学習者に対する中傷、連行、拷問、殺害をやめさせることを呼びかけています」

　「中共は数百万人もの平和で善良な法輪大法学習者を迫害し、学習者と家族に限りない苦しみを与えてきました。天から中共を滅ぼすことは道義の結果です。中国領事館の職員の党員身分は、中共の組織の一部となっているため、彼らも中共と一緒に犠牲になる危険性があります。私たちは、彼らが法輪功迫害の真実を知り、そして中共の組織から脱退して、明るい未来を迎えることを心から願っています」と語った。

　「迫害が終わるまで、私はずっと来ます」

アイリスさん

　ミュンヘンの活動に参加したアイリスさんは、西洋人の学習者として、西洋社会では法輪大法を実践しても迫害されないので、中国で起きていることは自身には関係ないとは言えず、良心から無視することができない。私たちと中国国内の学習者は皆同じ全体になっていると認識しているという。

　アイリスさんは、「毎年、私はこの日を記念して参加しています。残念ながら、迫害は未だに続いており、それが終わるまで私は来続けると思います」

　「中国の人々が中共への恐怖を放下することを願っています。もし皆が真・善・忍を信じるなら、中共は何ものでもありません。中国の人々がこのことに気づき、もっと堂々と発言することを願っています。これはとても大切なことです」と語った。

　娘の変化を見た母親「法輪大法は素晴らしい」

イリーナさん

　ミュンヘンの活動に参加したルーマニアの学習者であるイリーナさんはプロダンサーで、現在、ニュールンベルグに在住。3年前、イリーナさんは兄から『轉法輪』を入手し、その日のうちに読み終わった。その後、彼女は『轉法輪』を手放したことはなかったという。「この本は私のすべての質問に答えてくれたので、私はこの本の中に必要な答えを見つけたのです」とイリーナさんは話した。

　法輪功を学んだ後、イリーナさんは心身ともに大きく変化した。最初、イリーナさんの母親は理解を示してくれなかったが、ある日、母親は自ら「あなたの前向きな変化を見て、法輪大法をあなたの人生に溶け込ませてくれた創世主に感謝します。法輪大法は素晴らしい」と言ったという。