——町長が旗掲揚式典の司会を務め、議員らと法輪功を学ぶ

　【明慧日本2023年5月22日】（カナダ・トロント＝明慧記者）カナダで2番目に「法輪大法デー」の旗を掲揚したアマーストバーグ町で5月5日午前11時、町役場前にて旗掲揚式典が開催された。マイケル・プルー町長（75）が司会を務め、褒賞を読み上げた後、議員とともに法輪大法の功法を学んだ。

　数日間雨が降り続いていたアマーストバーグ町は、旗掲揚式典の当日に突然明るい日差しが差し込み、暖かくなった。法輪功学習者（以下、学習者）に会ったクリス・ギブ副町長の第一声は、「あなたたちの到着で、ここの天気はすっかり良くなりましたよ。私たちに恵みをもたらしてくれて、ありがとう」と言った。

アマーストバーグ町は6年連続で法輪功を称え、2年連続で旗掲揚を行った

　24年間法輪功を支持　中国共産党（以下、中共）の迫害を阻止

　1999年7月、中共は、真・善・忍を信念とする法輪功学習者に対して、前代未聞の残酷な弾圧を開始した。全世界は一瞬のうちに、中共の虚言に覆い尽くされた。その当時、法輪功の素晴らしさを聞いたプルー町長は、カナダで初めて公に学習者を支持し、そして学習者と共に中共の迫害の阻止を表明した。

　旗掲揚式典でプルー町長は、「24年ほど前、法輪功が中共に弾圧されていることを知りました。しかし、中共が迫害しているのは、ただ単に信仰を持っている人です」と述べた。

　「かつて私は、イーストヨークの町長と市議会議員として、オンタリオ州議会の前で迫害の状況について議員に説明したことがあります。世界に知ってもらわなければならないのは、中国では、国民が信仰を持っているというだけで、中共による尾行、拘禁、拷問と苦痛に直面しているのです。人々は中共の残虐性を知らなければなりません」と指摘した。

　プルー町長は、カナダ保守党国会議員の家族に対する中共の嫌がらせについて、自らの見解を語った。「昨日、保守党国会議員・庄文浩（チュアン・ウェンホー）氏が、社会的弱者ウイグル族のために声を上げたことで、香港に住む同氏の家族が中共から嫌がらせを受けていることをテレビで見たのですが、法輪功学習者も同じことに遭遇しているのです。中共を暴くのは勇気が必要で、私にとって法輪功学習者は勇気のある存在です。アマーストバーグ町において、私は中共の迫害を阻止し続け、それを誇りに思います」と述べた。

　旗掲揚式典が始まる前プルー町長は記者に、「私が初めてアマーストバーグに来たとき、私は議会議員ではなかったが、議会のスケジュールに『法輪大法デー』の旗掲揚式典があったのを見ました。議会ホールで私は、当時の町長に『アマーストバーグの小さな町が法輪功学習者を支援する行動を起こし、一流の大都市と同じように毎年継続できるのは素晴らしいことです』と伝えました」と語った。

　町長が褒賞を読み上げ、旗掲揚式典の司会を自ら務める

　プルー町長は褒賞を読み上げる前に、旗掲揚式典に出席したクリス・ギブ副町長、モリー・アレア議員、リンデン・クレイン議員の3人を紹介した。そして、「彼らもここで、みんなと一緒にこの瞬間をお祝いします！」と話した。

褒賞を読み上げるプルー町長

プルー町長からの褒賞状

　プルー町長は祝賀書簡を読み上げた。

　「アマーストバーグ町は、2023年5月13日の法輪大法デーを歓迎します。

　法輪大法は法輪功とも呼ばれ、1992年に李洪志先生によって公に伝授された中国古代の佛家の修行法です。法輪大法は、厳格な道徳基準と、緩やかで、ゆっくりと、なめらかな動作の功法から構成されています。功法は独特で効果的であり、人々に健康を増進させ、活力を与えています。

　法輪大法は、文化や民族の枠を超え、様々な職業を持つ修煉者が100カ国以上に至り、1億人以上の修煉者がいます。

　法輪大法の核心は真・善・忍です。修煉者は、根気強く苦労をいとわず励む実践を通じて、無私と利他の境地を目指し、より高い智慧を獲得し、内心の純粋と穏やかな心理状態に達します。

　中共政権による最も残酷な迫害の下で、学習者の大いなる善と大いなる忍の精神は、善良な心を持つすべての人々に感動を与えました。

　今年（2023年）5月13日、カナダ全土の法輪功学習者は31周年の法輪大法デーを慶祝します。

　アマーストバーグ町議会を代表して、私、マイケル・プルー町長は、2023年5月13日をアマーストバーグ町の『法輪大法デー』とすることをここに宣言します。すべての市民がこの記念日に注目し、参加することを強く望みます」

　褒賞を読んだ後、町長と学習者は旗ポールの所に立ち、「法輪大法」の旗が上がるのを見届けた。旗が先端に達したとき、庁舎前では大きな拍手が沸き起こった。7人の政府職員と学習者は、この神聖な瞬間を共に祝った。

記念撮影するプルー町長（右4）、クリス・ギブ副市長（右2）と法輪功学習者と議員たち

　プルー町長「これから定期的に煉功したい」

　旗掲揚式の式典の後、町長の補佐役の一人が「法輪大法は聞いたことがあるだけで、触れようとしませんでした。今日は多くの学習者が来てくれて、彼らと一緒に法輪功の功法を学んでみませんか？」と町長に提案した。町長は快く受け入れ、6人の議員と補佐役が、町役場前の芝生で法輪功学習者の後に続き、法輪大法の第1式功法から第4式功法を学んだ。

法輪功の第1式功法「佛展千手法」を学ぶプルー町長と議員ら

法輪功の第3式功法『貫通両極法』を学ぶプルー町長と議員ら

　第4式の功法を学んだ後、プルー町長は「真・善・忍は普遍的な価値観であり、すべての人が人間として守るべきものです。私たちは皆、真実を語り、寛容に人々に接し、弱者や苦しんでいる人に同情を持つべきです。そして、これはまさに法輪功が人々に教えていることなのです。私はこれが真理であり、誰もが受け入れるべきだと思いますし、私も受け入れています」と語った。

24年前に町長と出会った法輪功学習者キャロライン・ジンさん（左）「私たちが人生で出会った人たちに敬意を表します。プルー町長はその一人です。彼はおそらく世界で最初に法輪功のために立ち上がった政治家の一人でしょう」

　プルー町長は、法輪大法が世界に普及して31年目に際し、世界中の学習者に向けて、「信仰を堅持し、困難を恐れないことです。迫害は止まり、あなたは勝利し、世界はあなたの努力と支払った代価を知ることになり、そしてあなたたちの生活を素晴らしいものにしてくれます」との言葉を贈った。

　プルー町長は、「自分が正しいと思うことをやり続けてください。いつか迫害が終わり、迫害の加担者が過去にやったことが間違っていたという事実に目覚める日が来ると信じています。その日、中国人が自由になれることを願っています」と学習者を励ました。