　【明慧日本2023年7月31日】（アメリカ＝明慧記者・李静菲）全米の一部の法輪功学習者（以下、学習者）と支持者が7月20日、ワシントンD.C.のキャピトルヒル近くのナショナル広場で集会、パレードを開催した。また、キャンドルを灯して中国共産党（以下、中共）の迫害で死亡した学習者を追悼し、迫害の停止を求めた。

　1999年7月20日、中共の江沢民政権は法輪功への迫害を開始した。この残虐な迫害は今日まで続いており、学習者は24年間にわたって迫害停止を呼びかけてきた。

　学習者たちが開催した「7.20」反迫害24周年集会の前夜、米国上院議員と下院議員からはビデオメッセージや書簡が送られた。議員らは反迫害の活動を声援し、中共の迫害を非難するとともに、迫害の停止を求めた。

「7.20」反迫害24周年集会の前夜、ビデオメッセージや書簡を送った議員。上段左から右・下段の順：テッド・クルーズ連邦上院議員、ジョン・ブーズマン連邦上院議員、スティーブン・F・リンチ連邦下院議員、トーマス・P・ティファニー下院議員、ロリ・チャベス＝デレマー連邦下院議員（明慧ネット合成写真）

　クルーズ上院議員「巨大な迫害に直面して、我々は立ち上がる義務がある」

テッド・クルーズ連邦上院議員より送られた、
反迫害を声援するビデオメッセージ

　テッド・クルーズ米上院議員はビデオメッセージの中で、「過去20年の中で、中共は法輪大法学習者の人権を侵害し続けている。何千人もの法輪功学習者が中共によって刑務所に入れられ、拷問され、殺されている」と述べている。

　同議員は、中共は自分たちがそのような残虐行為を行なっても、その結果を負う必要はなく、世界は黙っていると信じている。残念ながら、その状況が常に起きているという。

　同議員の父親はキューバ生まれで、宗教的信念を抑圧されている人々の苦境をよく知っている。

　同議員はビデオメッセージでこのように述べている。「中国で法輪功学習者が、迫害や殺害される脅威に直面しながらも信仰を守り続けています。中共は共産主義国家と手を結んでいます。不幸なのは、これがまさに彼ら（共産主義国家）の核心的信条です。このような（残忍な）迫害と不寛容に直面して、私たちはもう一度立ち上がらなければならず、何もしないということはできません。われわれは中国で迫害されている人々のために立ち上がる義務があり、そして私たちの声を人々に届くようにしなければなりません」

　「米国には、人々が何の妨げもなく信仰を実践できるよう、（信仰の自由を）維持し促進する義務があります。われわれには、中共の迫害を暴露し、そして彼らの責任を追及する責任があるのです。私は、中共による法輪功学習者への非人道的な虐待を明確に非難します。私はあなた方と共に立つことを誇りに思います」

　ブーズマン米上院議員「中共の迫害に対する法輪功学習者の抵抗は完璧なモデルである」

ジョン・ブーズマン連邦上院議員より送られた、反迫害を声援する書簡

　アーカンソー州選出のジョン・ブーズマン上院議員は、中共による法輪功への迫害を終わらせるために、法輪功学習者の反迫害に声援する書簡を送った。

　同議員は書簡の中で、「中共が24年前に法輪功の修煉を禁止して以来、法輪大法学習者は、その信条ゆえに恐ろしい迫害を受けてきました」と述べた。

　ブーズマン氏は、中共による迫害に対する法輪功学習者の揺るぎない信念と抵抗は、信教の自由を尊重するすべての人々を鼓舞していると言い、「以前にも申し上げたように、法輪功学習者は今も迫害されているだけでなく、世界中の抑圧された宗教・民族に希望と励ましを与えている」という。

　ブーズマン氏は書簡の中で、「あなた方の経験は完璧なモデルです。米国は、悲劇的な暴力行為や人権侵害に終止符を打ち、国際法に違反する者を非難するリーダーであり続けなければならないのです。信教の自由を保護し促進することは、米国の外交政策の重要な部分であり、この基本原則を提唱する人々を支援するために影響力を行使しなければなりません。中共は、法輪功学習者だけでなく、他の宗教や民族に対する迫害を直ちに停止し、彼らが自由に信仰を実践できるようにすべきです」と述べている。

　リンチ下院議員「国会議員とともに法輪功迫害の停止を求める」

スティーブン・F・リンチ連邦下院議員が発表した声明文

　スティーブン・F・リンチ米下院議員は声明を発表した。「本日、私は国会議員とともに、皆さんと一緒に中共に対し、法輪功学習者への迫害停止、すべての市民の権利を尊重するよう求めることを誇りに思います」

　「中共の権威主義政権による、自国民、政治的反体制派、少数民族、あるいは法輪功学習者を含む、異なる宗教的・精神的信条を持つ人々への残忍な弾圧は、終わりがないようです。世界的な圧力と市民の要求にもかかわらず、中共政府のひどい人権侵害は悪化する一方です。彼らは恥もなく恣意的に逮捕し、（良心の）囚人を拷問・虐待しています。正当な手続きなしに見せかけの裁判を行い、不当に厳しい判決を下し続けています。生体からの臓器収奪という、世間をぞっとさせる信憑性のある報告も出続けています」

　「中共政府による嫌がらせや脅迫行為は、国内にとどまっていません。今年の4月、米連邦捜査官はマンハッタンのチャイナタウン地区とロサンゼルスに秘密警察局を設置し、中共の警察と協力して逃亡者を中国に強制帰国させたとして、2人の人物を逮捕しました。わずか1カ月後、司法省は、法輪功団体への免税待遇を拒否するよう、潜入連邦捜査官への賄賂の疑いで2人を起訴しました。このような自国民や他国の主権に対する尊重の欠如は、まったく容認できません」

　「中共が自国民の基本的人権を踏みにじる限り、アメリカ国民は声を大にして言わなければなりません」と、リンチ議員は述べている。

　ティファニー連邦議員「法輪功学習者とともに迫害の終結を呼びかける」

トーマス・P・ティファニー下院議員より送られた、反迫害を声援する書簡

　トーマス・P・ティファニー下院議員は書簡の中で、「中共が法輪功への組織的弾圧を開始して以来、法輪功学習者は20年以上にわたり、刑事罰、拷問、恣意的な拘留、強制的な生体臓器摘出などの迫害を受けています」

　「私はまた、北京が宗教的少数派、政治的反体制派、芸術家、ジャーナリスト、人権擁護者を迫害してきた長年の記録を深く憂慮しています」

　「私は今日、皆さんとともに、中国で起きている人権侵害と弾圧の終結を求めます」と、ティファニー議員は述べた。

　デレマー下院議員「法輪功学習者が遭わされている迫害に胸が張り裂ける思い」

ロリ・チャベス＝デレマー連邦下院議員より送られた、反迫害を声援する書簡

　オレゴン州選出のロリ・チャベス＝デレマー連邦下院議員は、オレゴン法輪大法学会に書簡を送り、迫害と闘う法輪功学習者を「最も真摯なる支持と声援」を贈ると表明した。

　同議員は書簡の中で、「中共の人権侵害に注意を喚起しているあなた方の努力を称賛します。これらの行為はしばしば注目されず、または無視されています。法輪功学習者に対する恣意的な拘束、拷問、不当な殺害と生体臓器収奪について私が耳にしたことは、胸が張り裂けそうな思いです。残念なことに、これは中共が基本的な人間の尊厳を認めていない一例に過ぎません」と述べた。

　また、「私は、法輪功学習者と中国のすべての少数派宗教団体が迫害を恐れることなく、信教の自由を享受できる日を楽しみにしています。私は、あなた方が成し遂げてくれたことに感謝し、現在も続いているこの悲劇を認識させ、あなた方が自由のための戦いで揺るぎない姿勢を保つよう励まします」と、デレマー議員は述べた。