　【明慧日本2023年9月27日】（遼寧省＝明慧記者）遼寧省蓋州市（がいしゅうし）の法輪功学習者（以下・学習者）関素栄さん（女性）は、「真・善・忍」の理念を実践しているとして、中国共産党（以下、中共）から繰り返し迫害を受け、1999年7月20日以来、一日も平穏な日を過ごしていない。現在、身体障害者になり、話すことも歩くことも、家事をすることもできず、ただでさえ裕福でない家族の状況はさらに困難になっている。

　関さんは蓋州市帰州郷三台子村に在住。1997年秋に法輪功を修煉し始め、短期間のうちに体の病気がすべて治った。性格も明るくて朗らかになり、とても快適な生活を送れるようになった。

　中共の江沢民グループが法輪功への迫害を開始した1999年からの24年間で、関さんは5、6回不当に拘束され、労働教養を受け、連行されて洗脳班に送られた。関さんの夫・孫憲会さんも法輪功を修煉しているため、中共に残酷な迫害を受け、何度も連行・監禁され、3年間の労働教養を受け、懲役3年の判決を受けた。

　2001年、関さんは地元警察に連行され、双台子洗脳班に送られた。洗脳班の人員が関さんに法輪功を中傷するビデオを見せ、法輪功をやめさせる「保証書」を書かせた。

　関さんが帰宅した直後、蓋州市帰州郷派出所の陳憲瑞と数人の警官が関さんの家に押し入り、営口市労働教育所が運営する洗脳班に関さんを連行した。当時、遅広栄さん、董貴元さんを含む20〜30人の学習者がいた。彼らは毎日、法輪功を誹謗中傷するテレビ番組を見させられ、婦女連合会の人員に洗脳され、24時間体制で監視された。関さんは17日間拘束され、その後、署名させられ、解放された。

　2005年9月4日夜、関さん、孫さんと他の学習者は、法輪功迫害の資料を配布するために、蓋州市楊運郷に行ったところ、袁建輝ら楊運郷派出所の警官に囲まれた。関さんはその場から離れたが、孫さんらは連行された。2カ月後、孫さんら3人の学習者は、それぞれ懲役3年の実刑判決を宣告された。孫さんは遼寧省鞍山刑務所で迫害された。

　2006年春、蓋州市「610弁公室」の責任者である楊楠林は、警官を率いて関さんの自宅を家宅捜索し、法輪功創始者の写真を持ち去った。当時、関さんは留守だった。

　2006年5月31日夜、関さんは法輪功の横断幕を掲げるために、瓦房店市李官郷に行ったが、李官郷派出所の警官に連行された。関さんは拷問を受け、瓦房店留置場に連行され、そこで奴隷労働をさせられ、泥の入った野菜スープを食べさせられた。

　関さんが42日間拘束されたある夜、警官は彼女にいわゆる「教養書」を渡し、明日から馬三家労働教養所で教養を受けると言った。関さんは迫害を否定し、教養書を破り捨てた。婦警の宋麗君らは関さんと他の二人を馬三家労働教養所に連れて行った。労働教養所では、健康診断で基準を満たしていなかったため、受け入れ拒否となった。警官は他の労働教養所に連絡したが、そこも受け入れを拒否した。警官は仕方なく彼らを解放した。