　【明慧日本2023年12月29日】江蘇省塩城市（えんじょうし）の法輪功学習者・魏洪森さん（60代女性）、洪友鳳さん（60代女性）、司霞さん（60歳女性）3人は法輪功への信仰を理由に、当局に不当判決を言い渡された。現在、3人の女性は江蘇省女子刑務所に拘禁されている。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

　2023年5月中旬、警察は法輪功の紹介資料を配布したとして、誰かが魏さんからその資料を受け取り、配布したものだと通報があったと騙し、警官は魏さんを派出所に連行したあと、塩城市拘置所に拘禁した。浜海県裁判所は2023年8月、魏さんに懲役3年の不当判決を下した。

　洪さんは、法輪功の情報資料を配布しているところを警察に発見され、2022年9月に連行された。その後、当局に懲役2年6カ月か3年の不当判決を言い渡された。

　2022年、司さんは警官らに尾行され、連行された。2023年7月、浜海県裁判所は、司さんに懲役1年の実刑判決を言い渡した。

　3人の女性は全員、法輪功を学んだだけの理由で、長年にわたり繰り返し迫害を受けてきた。

　魏さんは法輪功を実践したことで解雇されるまで、阜寧県（ふねいけん）建設銀行で働いていたが、2001年に法輪功学習者である妹の魏紅雅さんとともに、法輪功の紹介資料を配布したとして連行された。その後、2人は阜寧県裁判所に懲役8年の不当判決を言い渡された。そして南通女子刑務所に拘禁された。

　魏さんは釈放された後、地元の警察や610弁公室の職員から頻繁に嫌がらせを受け、警察は魏さんの携帯電話を盗聴し、監視、尾行した。さらなる迫害を避けるために、魏さんは一定期間、家を離れて暮らさなければならなかった。

　魏さんは2012年、江蘇省揚州市のコミュニティで法輪功迫害に関する資料を配布する様子が監視カメラに記録され、再び連行された。警察は魏さんの賃貸住宅を強制捜査し、夫とその娘と息子を連行した。その後、家族全員が揚州市拘置所に拘禁された。

　その後、魏さんは揚州市広陵区（こうりょうく）裁判所に懲役3年6カ月の不当判決を言い渡され、南通女子刑務所に拘禁された。

　魏さん、洪さん、司さんは、2021年9月、再び当局に連行され、鍵を奪われ自宅を家宅捜索された。