　【明慧日本2024年1月22日】（寧夏＝明慧記者）石嘴山（せきしざん）市の法輪功学習者・催亜成さんと妻・侯秀芳さんは、長年にわたり家宅捜索、脅迫、嫌がらせを受け、心身に大きなダメージを受けた。催さんは2016年に死亡した。享年80歳。妻・侯さんは2022年10月に死亡した。享年83歳。

　夫妻は次々に法輪功を学び、心身ともに恩恵を受けた

　催さんは寧夏回族自治区石嘴山市経済貿易局の副局級幹部で、1996年6月6日、石嘴山市の大武口洗炭工場で開催された第1回法輪大法講習会に参加した。それ以来、法輪大法修煉の道を歩み始めた。

　催さんは法輪功を学ぶ前に、局長級に昇進できなかったため、不公平だと思い、早々に仕事を辞め、毎日外出せず、重度の胃疾患と足関節の増殖に悩まされていた。また、極度に落ち込んで意気消沈していた。法輪功を学んだ後、催さんはすぐに名利を追い求める輪から抜け出し、知らず知らずのうちに病気が回復した。法を学び、煉功することを通して、催さんは人間としてのあり方、他人に親切にすること、自分よりも他人を優先にすること、名利に対して淡泊になること、自分に厳しく要求することを知り、やがて幸せに暮らせるようになった。

　続いて、妻・侯さんも法輪功を学び、心身ともに健康になった。

　中国共産党（以下、中共）による度重なる迫害を受け、夫妻は相次いで死亡

　1999年に中共が法輪功への迫害を開始して以来、催さん夫妻は何度も連行されて拘禁され、家宅捜索や住居監視を受け、そして長年にわたる継続的な嫌がらせを受け続けた。迫害を避けるために8年間も家を離れた。以下は、催さん夫妻が中共によって迫害された一部の事実である。

　2000年12月のある日、石嘴山市大武口の朝陽派出所の警官6人が催さんの自宅に侵入し、無差別に家を荒らし、法輪功の書籍、法輪功迫害を暴露する資料、および煉功用の音楽テープを押収した。その後、夫妻は朝陽派出所に連行され、別々に拷問された後、5日間拘束された。

　催さん夫妻が帰宅した後、大武口区永東路自治委員会は、毎日人員を派遣して催さんの自宅を監視させた。迫害から逃れるため、2001年4月、夫妻は職場を離れて故郷の大連に戻り、そこで8年間滞在した。その後、寧夏回族自治区銀川市に移住した。

　2014年9月16日午後6時頃、寧夏回族自治区銀川市金鳳区の国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関。以下、国保）および上海西路派出所の6人組がビデオカメラを持って催さんの自宅に突然侵入し、あらゆる部屋を撮影し、法輪功書籍などの多くの家財を押収した。夫妻は再び脅迫を受けた。

　2015年下半期、催さんは江沢民に対する訴状を最高人民検察庁と裁判所に郵送し、その後深センに住む息子の家で新年を過ごした。石嘴山市公安局と国保の人員が訴状を取り、催さんの息子に何度も電話をかけ、嫌がらせや脅迫を行ったため、催さんはパニックに陥り、病症が現れ、2016 年の正月に亡くなった。

　2016年11月25日、侯さんが住宅地で法輪功の資料を配布しているところを監視カメラに捉えられた。2016年11月30日午前9時頃、大武口区公安局青山派出所の警官4人が侯さんの自宅に侵入し、法輪功の書籍、資料を押収した。侯さんは警官から『轉法輪』と『洪吟』数冊を取り戻した。

　2017年2月24日午後3時頃、寧夏回族自治区石嘴山市大武口国保の隊長と、青山派出所の警官4人が侯さんの家に押し入り「最近どこに行ったか？　何をしたか？　銀川市に行ったのではないか？」と捜索しながら問い詰めた。警官は『轉法輪』を持ち去ろうとしたが、侯さんは必死に拒否したため、『明慧週刊』1冊だけを取り上げた。

　2018年5月10日、寧夏石嘴山市政法委、610弁公室および国保の関係者らが、同市の法輪功学習者に対して一斉家宅捜索と連行を実施し、ドアを開けなかった家はこじ開け、こじ開けることができなかった家は電気ドリルで穴を開けた。その日、少なくとも14人の学習者が連行された。侯さんの自宅も再び荒らされたが、警官は何も発見できなかった。

　2020年下半期、中共の学習者に対する「ゼロ行動」の中で、地元の政法委、国保、派出所、コミュニティなどの関係者らが何度も侯さんの自宅に行き、法輪功を放棄する署名を強要し、侯さんの子供たちにもプレッシャーをかけた。侯さんは度重なる嫌がらせと迫害により極度の精神的ダメージを受けた。

　それから1年後の2022年10月、侯さんは迫害により死亡した。