　【明慧日本2024年1月28日】辽宁省大連市普蘭店裁判所は2023年11月24日、法輪功学習者・ヤン・シャンウェイさんの非公開の裁判を開始した。そして今年1月3日に不当な5年の刑を宣告し、2万元（約40万円）の罰金を科した。裁判では家族の傍聴は許されず、家族には判決状が届いていない。

　ヤンさんは56歳で、大連市開発区湾里南小区に在住。修煉を始める前、ヤンさんは重度のB型肝炎にかかっており、長年の海上作業により深刻な滑膜炎と腰痛病（地元では「腰が抜けた」と呼ばれる）を患っていた。B型肝炎が悪化すると、よく全身の力が抜け、寝るたびに汗をかき、発熱が収まらず、吐き気を伴い、顔が灰色になった。雨の日には滑膜炎が悪化し、両脚が赤く腫れ上がることがあった。悪化すると、両脚が曲がらなくなった。腰痛の発作があると歩くのが遅くなり、腰を曲げることを恐れた。腰痛病に苦しんで十数年が経ち、病気の発作が起こるたびに注射を打たなければならず、さもないと海上で作業ができなくなる。妻と共に、いくつかの漢方、西洋医療機関を訪れたが、目立った効果がなく、特にB型肝炎については医師が「この病気は根本的な完治が不可能で、現在は根治できる方法はなく、薬物に頼るしかない」と告げた。

　一方、ヤンさんの母親は、数十年にわたり産後の風邪の症状に苦しんでいた。季節を問わず、いつも毛糸で編んだ帽子をかぶっていた。帽子をかぶらないと頭がぼんやりし、四肢の力が抜け、全身が非常に痛んだ。しかし1998年に法輪功を修煉し始めると帽子を取り、身体の症状が嘘のように消えた。

　母親の身に起きた奇跡を目の当たりにしたヤンさんも、法輪功の修煉を始めた。法を学び、功を練習し、真・善・忍の基準を厳格に自分に要求してきた。わずか数カ月間で、すべての病気が嘘のように消え去り、全身がまるで別人のようになった。体重は20キロ以上増加し、精神的に充実し、健康で血色も良く、颯爽と歩く姿勢を取り戻した。ヤンさんは人々に向かって言った。「大法が私の病気を癒してくれた。大法は本当に奇跡的だ！」

　しかし1999年7月20日、中国共産党（以下、中共）が法輪功を弾圧し始めると、ヤンさんは真・善・忍の信念を堅持したために、何度も中共に連行された。不当に拘束され、洗脳クラスに収容され、判決を受け、計4年にわたり拘禁された。

　2023年6月10日、ヤンさんは開発区の濱河公園小区で法輪功への迫害の実態が書かれた資料を配布中に通報され、大連市開発区公安局湾里派出所の警官に不当に連行され、開発区看守所に拘禁された。6月下旬には、湾里派出所の警官によって検察庁に連行された。そしてヤンさんは不当に5年の判決を受け、2万元（約40万円）の罰金を科された。