文／中国の大法弟子

　【明慧日本2024年3月1日】私の隣に住んでいる大法弟子のAさんは、昨年の年末から非常に健康状態が悪くなり、顔色も悪く、食欲がないので極度に痩せてきています。自力で立つことができず、毎日夜中には盲腸のあたりに激痛が起き、顔は黒い気が覆っているように見えました。いつ倒れてもおかしくない危険な状態にありました。

　この状態がしばらく続いていたので、同修は次々と見舞いに訪れ、Aさんを心配して、それぞれの考えを話し、Aさんに何を修めるべきかを促していました。好転もあったのですが、しばらくするとまた状態が悪くなりました。結局、Aさんは自分に自信が持てず、痛みに耐えられなくなって入院しました。

　病院では末期がんと診断され、Aさんにはもう化学療法を受ける気力がない、と私たちは分かっていました。化学療法が実施されればAさんは一巻の終わりで、わずかに残った良い細胞も容赦なく殺されてしまうだろうと、私たちは心の中で思っていました。幸い、病院の診断を知ったAさんはその診断書を破り捨て、見舞いに来ていた同修と家に帰りました。今は状態が快方に向かっています。

　ここでは、退院して好転しているAさんの奇跡を、みんなの参考と交流のために書き出したいと思います。

　Aさんと妻は共に大法の修煉者です。現実の観点から見ても、修煉者の観点から見ても、2人は外に向けて見ており、相手の欠点を責め合うという問題を抱えており、夫婦間の恨みは増大していました。

　Aさんの妻は気が強く、Aさんは面子を気にする人で、家庭のいざこざを外部にさらけ出すべきではないと考え、いつも怒りを飲み込んでいたため、長期にわたり積み重ねた怨恨心がこの病気という虚像をもたらしました。虚像と言ってもAさんの自力では乗り越えられなくなり、痛みで毎晩眠ることができず、夜が明けるまで座ったままで、やっと少しだけ眠れる状態でした。夜中になると恐怖に襲われ、衝撃的な痛みがやってくるのを為す術もなくずっと耐えていました。

　この状況を見た同修たちはAさんへ同情をし、同修たちはAさんの妻を責めていました。 Aさんの妻は心配と恐れから、それまでの自分を変えようとしました。しかし、Aさんはその苦しみの中で、30年、40年来の長きにわたり妻に虐げられてきた恨みをぶちまけ、すべては妻の気の強さによるものだと言いました。同修たちもAさんの妻を責め、Aさんはさらに妻を容赦しなくなり、ひどく怒り胸にたまっていたものをすっかり吐き出しました。理性を失い、みんなに知られたのだから面子も気にしなくなりました。言いたい放題で何もかも出し切ったので、気持ちは清々しくうっぷんを晴らしたようでした。しかしＡさんの体調はますます悪くなりました。

　私たちは分かっていました。病業は2人の怨恨心により、お互いに非難し合うことによってもたらしたもので、法理が分かればその執着を取り除けばよく、大した問題ではないのです。しかし、私たちがどのように交流しても、どのように説得しても、問題の解決にはならず、夫婦間の怨恨心はますます大きくなっていきました。みんなは力を尽くしました。言いたい事を言ったので、彼ら自身が変わらなければ、問題の解決にならないと思いました。私たちは法を正す修煉者であり、師に手伝い衆生を救い、個人の修煉はすでに終わっているのです。もし私たちの身に重い病業が現れ、三つのことを正常にできなくなるのであれば、それは間違いなく旧勢力の妨害です。

　同修の苦痛に対して、私たちはいつもよく会っている同修と交流し、師父がAさんに機会を与え続けていること、Aさんの苦痛を身代わりに受けていることを認識しました。私たちは大量の学法を通じて一つの認識に達しました。旧勢力は嫉妬から同修間の執着を増大させ、それを利用して大法弟子をひき倒しているのです。私たち大法弟子は、師父が仰った言葉を聞き入れ、自分の人心を放下し全体的な視点から問題を見るべきです。一体として、誰かがその病業を見たり聞いたりした者は、正念をもってそれを解体すると同時に旧勢力の按排を全面的に否定し、同修へのさらなる迫害の企みを否定する責任があります。私たちはまた、Aさんとその妻に、このような迫害に対し、否定するように伝えました。こうすることでとても効果が良かったのです。

　今ではAさんの状態は徐々に良くなりました。もし個人修煉の時期であれば、同修の死去は修煉者にとり、心が動じるかどうかを試されることがあります。しかし私たちは一体なので、同修のことは自分のことであり、旧勢力が病業を利用して同修たちの肉体を奪うのを絶対に許すことはできません。私たちは一体となって直面し、旧勢力の按排を全面的に否定するのです。

　わずかな体得であり。同修と交流して共に高めましょう。