　【明慧日本2025年4月24日】吉林省延辺朝鮮族自治州竜井市の法輪功学習者・姜秀琴さん（60歳女性）と蔡玉紅さん（56歳女性）は、2024年4月28日午前に不当に連行され、延吉市の留置場に拘禁された。家族との面会は許されなかった。同年11月20日、姜さんは長春市女子刑務所に監禁され、引き続き迫害を受けた。その後、家族は姜さんが1年7カ月の刑を言い渡されたと告げられたが、これまでのところ家族は姜さんに一度も面会できておらず、「面会は順番待ちでまだ順番が来ていない」と告知された。

　蔡玉紅さんは不当に1年2カ月の刑を宣告されたが、刑務所に監禁される前に、夫が突然病に倒れ、集中治療室に入院した。夫を看護する人がいなかったため、彼女の勤務先の上司が公安局に掛け合い、結果として刑は2年の執行猶予付きに変更され、蔡玉紅さんは自宅に戻ることができた。夫はすでに回復し退院したが、蔡さんは定期的に公安局に出向き、報告しなければならない。

　2024年4月28日午前、姜さんと蔡さんが連行された後、十数人の男女警官が彼女たちを拘束したまま家に押し入り、法輪功の創始者の写真、法輪功の書籍、さらに一部の資料を押収した。その際、警察官の王維東が家に入るなり、室内にいた20代の若者に数回殴打を加えた。彼は姜秀琴さんの妹の息子であり、一緒に連行され、不当に取り調べを受けた上で8時間拘禁された後に解放された。なお、彼女たちが連行される以前、2カ月以上にわたり監視・尾行されていたことが後に判明したが、本人たちは全く知らなかったという。　姜さんと蔡さんは延吉市の留置場に不当に拘禁され、起訴されている。彼女たちに対する不当な起訴や裁判の状況については、現在調査中である。

　姜さんは1997年4月に法輪功（ファールンゴン）を学び始めた。それ以前、彼女は多くの病に苦しみ、特に皮膚病による長年の苦痛は耐え難いものだった。15年間治療を続け、1万元（約20万円）以上を費やしても治らなかった。しかし、法輪功を学び始めてからわずか1カ月で病が完全に治り、健康を取り戻した。さらに、健康だけでなく性格にも大きな変化が現れ、乱暴に怒ることがなくなり、他人のことを考えるようになり、自己中心的な態度も改められた。

　1999年7月に法輪功が迫害を受け始めた後、同年11月初旬に姜さんは北京で陳情した際、不当に1カ月以上拘禁された。2000年12月末、再び北京に陳情したところ、現地に強制送還され、竜井市の留置場に不当に拘禁された。そこで取り調べ担当者から暴行を受け、平手打ちをされたり、ライターで手を焼かれたりした。その中の1人は、「お前は未婚だと聞いたが、服を剥ぎ取り強姦した後、4階から突き落として殺してやる」と脅迫したという。姜さんは1年間の不当な労働教養を科され、長春市女子労働教養所で強制労働を強いられた。教養所では殴打され、睡眠を許されず、毎日朝4時から夜8時まで10時間以上働かされ、精神的にも肉体的にも大きな被害を受けた。

　明慧ネットで公開された迫害事例に基づく一部の統計によると、2024年、吉林省の9つの地域において、法輪功学習者は依然としてさまざまな形で迫害を受けており、その被害者数は1031人に上る。迫害により死亡または冤罪を背負って亡くなった者が14人、不当に刑を宣告された者が78人、連行された者が396人、嫌がらせを受けた者が287人、不当に家宅捜索を受けた者が216人、強制的に洗脳を受けた者が11人、逃亡を余儀なくされた者が7人、行方不明者が4人、経済的な迫害を受けた者が18人、被害総額は15万7850元以上に上る。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）