　【明慧日本2025年4月24日】（イギリス＝明慧記者）1999年4月25日に法輪功学習者が中国で、1万人規模の平和的陳情を行ってから26周年を迎える。英国の法輪功学習者は、2025年4月19日にロンドンで記念集会を開催した。集会に先立ち、英国の両院の複数の議員は書簡を送り、学習者への支持を表明した。

　以下は英国政界要人より送られた書簡の訳文である。

　国会議員「中共による深刻な人権侵害に断固反対する」

ジム・シャノン下院議員

ジム・シャノン下院議員より送られた書簡

　英国国会「信教または信仰の自由に関する超党派議員連盟（APPG FoRB）」の議長であるジム・シャノン下院議員は、書簡の中で次のように述べている。

　人権と信仰の自由を揺るぎなく擁護する者として、私は英国政府が国際人権擁護者と共に立ち、中共による深刻な人権侵害、特に法輪功学習者に対する衝撃的な生体臓器収奪の残虐行為に対し、断固として反対の立場を取るよう呼びかけます。

　この平和的な修煉団体が受けている組織的な迫害と権利の剥奪に対して、私たちは正義を貫き、基本的な自由を守り、中共にその罪を償わせるためにも、明確かつ一致した対応を取ることが急務です！

　国会議員「法輪功の平和的な迫害反対活動を支持する」

マリー・リマー下院議員

　マリー・リマー下院議員は書簡の中で次のように述べている。

　この度の活動が無事に成功することを心より願っています。私の心は皆さんと共にいます！

　私は法輪功について深く理解しています。それは、ジェフリー・ナイス卿が主宰した『中国法廷』の報告書を徹底的な研究した後、私は法輪功修煉者が受けている迫害、特に生きたまま臓器を強制摘出されるという衝撃的な人権侵害について、明確に認識するようになりました。

　私はこれまでにも、議会のウェストミンスター・ホールで行われた法輪功迫害に関する討論において発言し、また、2つの議会法案に対して修正案を提出してきました。私たちはすでにいくつかの成果を上げてきましたが、まだやるべきことは多く、そして、やれることもたくさんあります。

　もし私たちが本当に一人ひとりを平等に扱い、もう少しだけ公平さを持ち、もう少しだけ尊重し、もしこの世界が、貪欲によって動かされるのではなく、恐怖によって権力を保つのではなく、互いの尊重によって信頼を築けることができれば、この世界は、きっと今のように重苦しくなっていないはずです。

　確かに、すでにいくつかの国は行動を起こしていますが、私たちは依然としてすべての権力者に真実を伝え続けなければなりません。

　国会議員「英国は信教の自由を迫害する国や政権を非難し、声を上げなければならない」

ベル・リベイロ＝アディ下院議員

ベル・リベイロ＝アディ下院議員より送られた書簡

　ベル・リベイロ＝アディ下院議員は、書簡の中で次のように述べている。

　私はあらゆる形態の迫害に断固反対します。それが宗教信仰に基づくものであれ、性別に基づくものであれ。中共が法輪功学習者に対して行っている深刻な宗教迫害のニュースを聞いたとき、私は衝撃を受け、不安で満たされました。

　イギリスでは、信仰の自由は私たちがとても大切にし、享受している権利です。しかし残念ながら、この世界にはいまだにその自由を享受できない無数の人々がいます。

　責任ある国家として、私たちはあらゆる形態の迫害、特に宗教信仰に対する迫害に断固として反対しなければなりません。また、すべての人が自らの信仰を自由かつ安全に表現できるよう、国際社会と協力して努力すべきです。誰もが迫害を恐れることなく信仰を持てる世界を目指すべきです。

　私は常に信じています。イギリスは勇気を持って声を上げ、宗教信仰を理由に人々を迫害する国家や政権を非難しなければなりません。私は、すべての人が自らの信仰を自由に表現できるように、絶え間なく努力してまいります。それはイギリス国内に限らず、世界のどこであっても同じです。私は、私たちの国が世界の宗教の自由を促進する上で、もっと大きな役割を果たし、より多くの努力をすべきです。

　国会議員「法輪功学習者が世間の関心を喚起するために払ってきた努力は、称賛に値する」

イアン・マレー国会議員

　イアン・マレー国会議員は書簡の中で次のように述べている。

　この集会が持つ重要な意義を私は深く理解しています。法輪功学習者が受けている迫害に直面しながら、世間の関心を喚起するために皆さんが払ってきた努力は、称賛に値し、またとても重要です。

　私は皆さんを支持します。人権を守り、迫害に反対するために行っている努力に敬意を表します。議会においても、私たちは引き続き世界各地で起きている人権侵害の問題に注目し、議論を重ねています。法輪功学習者に対する残虐行為もその中に含まれています。

　私たちはまた、国際社会の協力も支持しています。たとえば、欧州連合（EU）が可決した中共による迫害を非難する決議は、人権を侵害した者に責任を負わせ、正義が広められるよう推進します。

　国会議員「いかなる形の迫害や抑圧にも断固として反対する」

国会議員アンドリュー・クーパー氏

　アンドリュー・クーパー議員は書簡の中で次のように述べている。

　私はこれまでも一貫して、中国の人々が宗教や信仰を理由に迫害を受けている状況に強い関心を寄せてきました。それは新疆のウイグル系ムスリム、キリスト教徒、仏教徒、そして法輪功学習者に至るまで、すべての人が対象です。誰もが信仰の自由を持つべきであり、自らの信仰を実践し、変更、また他者に広める自由を含めて、信仰を理由に差別や暴力を受けることが決してあってはならないのです。これはすべての人に持つべき基本的人権なのです。

　私は、宗教および信仰の自由を積極的に推進するという政府の取り組みを支持しています。それは国内においても、また国際的にも、外交ネットワークや様々な行動を通じて、積極的に行われるべき努力です。

　皆さんにお約束します。私は今後も、宗教および信仰の自由を守るあらゆる取り組みを支持し、いかなる形の迫害や抑圧にも断固として反対し続けます。誰も、自分が何を信じるか、あるいは信じないかという理由で、恐怖の中で生きるべきではありません。

バータセットのルース・リスター男爵夫人

　バータセットのルース・リスター男爵夫人は、書簡の中で次のように述べている。

　太極拳を実践し、その修煉の恩恵を理解している者として、平和な環境の中で自由に法輪大法を修煉できるよう求める皆さまの活動を心より支持いたします。皆さまの集会が成功裏に行われますことをお祈り申し上げます。

　国会議員「真・善・忍のために平和的に声を上げているすべての方々に、心からの敬意を表する」

リチャード・ホールデン下院議員

リチャード・ホールデン下院議員より送られた書簡

　リチャード・ホールデン下院議員は、メールの中で次のように述べている。

　私は、中共による法輪功修煉者への継続的な迫害、ならびに他の宗教的・少数民族コミュニティへの弾圧に対して、常に深い懸念を抱いています。被害者の証言は胸を打つものであり、このような組織的な迫害こそが、英国が中国を「人権問題の重点懸念国」の一つに指定している主な理由の一つです。

　宗教を信じているかどうかにかかわらず、信教の自由は基本的人権です。イギリスは、これらの問題について中国政府に対して直接懸念を示し続けるとともに、国際的な場においても引き続き声を上げていかなければなりません。

　「真・善・忍」のために平和的に声を上げているすべての方々に、心から敬意を表します。基本的な自由を力強く守り続け、そして社会の意識を高めるために尽力してくださっていることに感謝申し上げます。

　改めて、集会のご成功を心よりお祈り申し上げます！

フェリヤル・クラーク下院議員

　フェリヤル・クラーク下院議員は、書簡の中で次のように述べている。

　中国における宗教および信仰の自由は依然として厳しく制限されており、その中には法輪功学習者に対する迫害も含まれています。

　今期の労働党政権は、世界中すべての人々の宗教および信仰の自由の権利を断固として擁護してまいります。私たちは、国連、G7、その他の多国間の場における立場を通じて、この姿勢を貫いていきます。

　また、2国間の外交的対話を通じても、この基本的な人権の実現を積極的に促進してまいります。

　人権委員会副議長「私は法輪功修煉者と共にいる」

ベネディクト・ロジャーズ国会議員

　「香港ウォッチ」の共同創設者・理事であり、保守党人権委員会の副議長兼共同創設者であるベネディクト・ロジャーズ氏は、書簡の中で次のように述べている。

　私は、中国本土の法輪功学習者が信教の自由を持ち、「真・善・忍」という価値観を自由に実践できる権利を強く支持します。これらは法輪大法の教えであるだけでなく、人類すべてが共有すべき普遍的な価値です。信仰の有無にかかわらず、誰もがこれらの価値を大切にし、実践していくべきです。

　しかし、26年前のこの完全に平和的な陳情行動が、中共による法輪功学習者への長期にわたる残酷な弾圧を招くこととなりました。この迫害は現在もなお続いており、数えきれないほどの人が不当に逮捕され、拷問を受け、投獄され、さらには命を奪われるという事態に至っています。

　さらに見過ごすことができないのは、中共がグローバルな規模で、法輪功学習者をはじめ、香港人、ウイグル人、チベット人、その他の異見者に対して行っている越境的な弾圧です。その一例として、神韻公演に対する中国当局の執拗な妨害、誹謗中傷、圧力行為が挙げられます。

　したがって、このような重要な記念日には、26年前に勇敢に立ち上がり、平和的に陳情した法輪功学習者たちを追想するだけでなく、現在も迫害、監禁、拷問、強制労働、さらには死刑に至る人権侵害を受けている人々のためにも声を上げ続けなければなりません。

　同様に重要なのは、この機会を利用して、英国政府に対して、より明確で強力かつ継続的な声を上げ、中国の人権のため、法輪功の迫害を止めるために行動するよう促さなければなりません。

　私は皆さんと共にあり、皆さんと心を一つにして、祈りと努力を続けます。中国のすべての人々が、信仰に関わらず、自由に自分の信仰を選び、共有し、変更することができるようになるまで、恐れを感じることなくその権利を享受できるようになることを願っています。

　私はその日が来ることを心待ちにしています。真・善・忍の信仰の価値が、全中国で自由に花が開くことを願っています！　皆さんに感謝します！