　【明慧日本2024年7月3日】（ベルギー＝明慧記者）ベルギーの法輪功学習者（以下、学習者）は6月22日、アントワープの商店街で法輪功を紹介し、中国共産党（以下、中共）の25年間わたる法輪功迫害の事実を伝える活動を行った。学習者たちの穏やかな煉功場面は注目を集め、人々は法輪功を学ぶ方法を尋ね、法輪功迫害に反対する請願書に署名した。

　アントワープはベルギー第二の都市であり、古い港湾とダイヤモンド加工の高い処理能力で知られている。

展示資料や功法実演が多くの人々に注目される

　法輪功は世界各地で広く伝わり続けている

　インドから訪れたソフトウェア・エンジニアであるマノージ・グプタさんは仏教徒であり、彼の故郷は釈迦牟尼が生まれ修行した場所からそう遠くないという。釈迦牟尼が修行した場所に多くの人が観光によく訪れ、彼にとっても馴染み深く、愛着のある場所である。彼もまた、これらの修行をよく知り、よく観察しており、信仰の重要性をよく理解している。今、世界中の人々が瞑想に熱中しているが、それは実は修行の一種であるだという。

迫害に反対する請願書に署名したマノージ・グプタさん（右）

　グプタさんは中国で行われている法輪功迫害に反対する請願書に署名し、「それは間違っている、絶対に間違っています！　修煉はどの生命にも有益な方法であり、罰せられるべきものではない」と話した。彼はまた、中共が法輪功を迫害するのは絶対に間違っているとし、社会に害を与えない限り、人には自分の信仰を選ぶ権利があると述べた。

　「ありがとう、どうもありがとうございます。法輪大法はとても素晴らしく、表に出て法輪功が素晴らしいということを伝え、法輪功は中共に禁止されたからといって立ち止まることなく、却って全世界に法輪功の精神を広めている。中国で起きている迫害を暴露し、すべてについて学習者がよく行っている」と話すグプタさんは最後に、学習者の努力に重ねて感謝の意を表した。

中共の法輪功迫害を反対し署名する人々

　法輪功への迫害は恥である

　ミカ・ネポムセーノさんはBBCメディアに勤務し、ドキュメンタリーにおける法的なこと全般を担当している。彼女は友人と休暇を過ごしている。学習者が煉功しているのを見て、「私は自然とここに来ました。法輪功の穏やかな音楽が流れ、ポジティブなメッセージが伝えているのを見ました。彼ら（学習者）はここで瞑想（坐禅）しています。路上でこのような光景を見れるのは素晴らしいことです」と語った。

BBCメディアに勤務しているミカ・ネポムセーノさん

　ネポムセーノさんの心からの発言には理由がある。彼女は以前中国に住んだことがあり、元々法輪功を知らなかったが、広州に住んでいた3年間に、2000年に路上で功を練習する人たち（学習者）を見て、警察がやって来たという。彼女は、「今日と同じように、この人たち（学習者）は、平和的に抗議している。でも、たくさんの警察が来て......」、ここまで言うと彼女は、仕事の関係で自由に言えないこともあるとしたが、彼女は香港の雨傘運動を例にとり、警察の残忍さを見たことがあると話した。

　ネポムセーノさんはさらに、「法輪功を社会に広めることは、とてもとても平和的なことだと思います」、「そもそも、彼らは迫害されるべきではないのです」と付け加えた。彼女は迫害がまだ起きているのを目の当たりにし、それは「本当に残念なこと」だと言った。

　最後に、ネポムセーノさんは友人と一緒に法輪功への迫害を制止する署名用紙に名前を書いた。

署名する美術骨董ディーラーのフランクさん

　フランクさんは美術骨董品商である。彼は学習者が実演する法輪功の功法を注意深く見守り、そして学習者と語り合っていた。彼が知っている中共の独裁体制は、世界で最も危険で最大の犯罪者であり、それに反対するすべての人々を迫害していると言った。中国では多くのことが禁止されている。世界では、中共は西側の自由主義文化に嫉妬し、弱い国をいじめている。ヨーロッパでも中共の浸透はいたるところにあり、至るとことにスパイを配置されている。しかし、私は中共を恐れていません。私は邪悪な中共に反対することを支持する。「私も法輪功を支持し、迫害に反対する請願書に署名します」と言った。

　「私は法輪功を学びたい」

「私は法輪功を学びたいのです」と話すリサさん

　若いリサさんは、法輪功に強く惹かれ、この功法はとても素晴らしく感じ、学習者の煉功している時の穏やかな表情や、円やかな動作に、法輪功を学びたいと強く思ったという。

　学習者が話す中共による法輪功への迫害について、リサさんは非常に恐ろしいと話す。彼女は法輪功の修煉方法と修煉するための基本的な条件について詳しく質問した。彼女はまた、学習者の連絡先と住所を尋ね、法輪功を紹介してくれた学習者に感謝した。

オランダ語の『轉法輪』を手に取り、法輪功の修煉を再び始めたいと話すグイドさん

　学習者たちの煉功を見ていると楽しくなったグイドさんは、聴力が悪いということを身振りで示し、大きな声で話す学習者と語り合った。彼は以前、法輪功に出会って修煉したことがあり、とても良かったと言った。その後、彼は子供と仕事のために修煉を続けられなかったという。

　彼はオランダ語の『轉法輪』の新版を手に取り、目を通した。以前の翻訳版は理解しにくかったと話すグイドさんは、新版の『轉法輪』を手に取り、これから法輪功の修煉を再び始めたいと言った。

　活動の現場には数人の中国人留学生が訪れ、彼らは西洋人の学習者が話す法輪功迫害の実態を真剣に耳を傾けた。何人かは中国語の資料を手に取り、「三退」（中共から脱退）については、資料をよく読んで決めると話した。