　【明慧日本2024年7月3日】（米国＝明慧記者・王英）米国サンフランシスコ市ベイエリアの法輪功学習者（以下、学習者）は6月29日、同市のチャイナタウンで法輪功迫害の実態を伝え、「三退」を勧め、迫害の真実を伝えるキャラバンによるパレードを行った。先日、米国下院本会議で可決された『法輪功保護法』を支持すると、市民からの声が多く寄せられた。

サンフランシスコ市チャイナタウンで法輪功迫害の実態を伝える学習者

法輪功迫害の実態を伝えるパネルを読む市民

チャイナタウンで法輪功迫害の実態を伝えるキャラバン隊のパレード

　米国下院は6月25日午後、『法輪功保護法（H.R. 4132）』を可決した。同法案は、「中共は法輪功への迫害を直ちに停止しなければならない」とし、中共による法輪功学習者やその他の良心の囚人に対する生体臓器摘出の制止、生体臓器摘出に加担または援助する中国国内の者に対して制裁を科すよう米国に求めている。制裁には、財産凍結、米国への入国禁止、金銭的罰則などが含まれる。

　サンフランシスコ市民「上院でもこの法案が可決されることを望む」

　サンフランシスコ在住のメアリーさんは、米議会下院が『法輪功保護法』を可決したというニュースを聞き、「中共による法輪功への迫害はとても恐ろしいものです。下院が法案を可決したことはとてもうれしいです。素晴らしいことです。あなたたちに会わなければ、このことを知りませんでした。上院でも法案が可決されることを願っています。皆さんの幸運を祈っています」と法案への支持を表明した。

　メアリーさんは「中共による生体臓器摘出の犯罪はとても恐ろしい。私は5年前、金融街でパレード行進をしたとき、あなたたちを初めて見ました。私は法輪功迫害のパンフレットを手に、家に帰ってネットで調べました」

　「あなたたちはとても平和的で、この繁華街で、あなたたちの穏やかさと静けさがとても突出しており、人々はあなたたちに気づいていると思うし、あなたたちはとても大きなことに携わっています」と語った

　キリスト教徒である彼女は、「私たちには似たような教えがあり、真・善・忍の原則が好きです。人々は寛容であることを学ぶべきです」と言った。

『法輪功保護法』を支持すると話す。カウンセラーのクリス・リンさん（右）

　カリフォルニア大学バークレー校を卒業したクリス・リムさんは、現在カウンセラーとして活躍している。彼は学習者の活動現場を通りかかり、迫害の実態について尋ねた。そして「中国で臓器摘出が行われているなんて知らなかった、非常に恐ろしいことで、あなたたちは正しいことを行っています。私は必ずこのことについてさらに調べたいと思います」と言った。彼は、中国で起きている迫害を教えてくれた学習者に感謝した。

　米国下院で可決された『法輪功保護法』について知ったリムさんは、「下院で可決された法案が生体臓器摘出を止める手助けになります。あなたたちは迫害を止めるために素晴らしい仕事をしています」と言った。

　法輪功とは何かを詳しく尋ねた彼は、「素晴らしい響きだ。人々をより良い生活を始めるように導いてくれます」と話した。

　オーストラリア人「真・善・忍は如何なる生命にとっても重要です」

　サンフランシスコ市民のケリーさんは、学習者に会えたことを喜び、こう言った。「あなたたちはここで迫害の事実を伝えている、これはとても勇敢な行動です。中国で起きている迫害について、誰もが知るべきです。あなたたちは粘り強く真実を伝えてくれて、感謝します」と述べた。

　彼女は、法輪功は坐禅と煉功を行う平和的なグループであり、中共の生体臓器摘出の犯罪を人々に知ってもらうために活動しているという。「中共の生体臓器摘出の行為、特に法輪功学習者の臓器を摘出する行為は最低であり、異常です」と語った。

会社の出張でオーストラリアからサンフランシスコに訪れたブライアンさん（左）

　オーストラリアからサンフランシスコに出張したブライアンさんは、「体と心を助けになるようなものは全部いいものです。真・善・忍は、如何なる生命にとっても重要です」と言った。中共による学習者からの生体臓器摘出の犯罪を知り、彼は、「人々の自由を奪い、迫害するものはすべて悪いことです。あなたたちの活動によって、より多くの人が真実を理解することを願っています」と話した。

　今日の活動のリーダー伍さんは、「米下院で可決された『法輪功保護法』は、とても重大な意義を持ちます。なぜなら、これまで議会で可決された法案が議会の見解を示しただけであったのに対し、今回可決された法案は最終的に法律の効力を持つことになるからです」と語った。

　伍さんは続けて、「法輪功への迫害に関与した者は制裁を受けることになる。他の国もこれに倣い、同様の法案を可決してほしい。中共は邪悪な組織であることが全世界に知れ渡った今、中国国民が中共の本質を認識し、中共組織の党員、共年団、少年先鋒隊から脱退することを望みます」と述べた。

　カリフォルニア州の州都サクラメントの学習者である劉さんは、「下院で可決された『法輪功保護法』は、共和党と民主党を問わず、アメリカの政治家たちが中共の危害と中共が米国にもたらす脅威を認識していることを示しています」と述べた。

　彼女は続けて、「この法案は中国の学習者に対して大きな支持と鼓舞になり、世界の人々が中共による法輪功への迫害は邪悪であり、そして迫害に加担した者は処罰されることを知ってもらうことができます。彼らが命令を下したにせよ、具体的に迫害を実行したにせよ、将来責任を問われ、歴史によって裁かれることになるのです。私は迫害に関与している者に対し、直ちにやめるよう呼びかけます」と語った。

　中共組織から脱退した中国人

　中国の武漢から渡米して3年になる王さんは、中共の邪悪さを知り、その場で中共組織の共青団と少年先鋒隊から脱退した。

　王さんは、中共は非常に邪悪であり、盗賊のようであり、盗賊よりもたちが悪いと語った。中共は歴史上最も邪悪であるという。

　彼は、法輪功について多くのことは知らないが、法輪功はとても良いもので、学習者は皆とても良い人たちだと知っていると言った。

　もう一人の広東語を話す女性の王さんは、中共の共青団から脱退した。彼女は、中共の組織から脱退するのを手伝ってくれた学習者に感謝し、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という言葉を忘れないと話した。