文／中国の大法弟子により整理

　【明慧日本2024年8月10日】十数年前、私は夫と恋愛結婚しました。結婚後、夫は私をある大都市へ旅行に連れて行ってくれました。そこには、夫の60代の叔母が住んでいました。叔母はとても親切で健康で、まるで若者のように活動的で、私たちに非常に温かく接してくれました。

　叔母は私たちをいくつかの有名な観光地に連れて行ってくれました。また、法輪大法について教えてくれました。叔母は法輪大法を修煉することで全ての病気が治ったと話し、さらに私たちに「三退」（中国共産党、共産主義青年団、少年先鋒隊からの脱退）を勧めました。私たちが帰る時には、大法の書籍とお守りを私たちに手渡しながら、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と頻繁に唱えるようにと何度も言い聞かせてくれました。

　帰宅後、私は大法の書籍も読み、大法の素晴らしさも知りましたが、当時は修煉の道に進むことはありませんでした。時間が経つにつれ、環境の影響も受け、次第にこれらのことを忘れていきました。

　私たちの家族は非常に幸せな生活を送っていました。翌年には私が妊娠するという喜びが加わりました。しかし、私と家族にとって予想外の事態が発生しました。妊娠4か月を過ぎた頃、私は体調が悪くなり、血小板が正常値よりも低くなったのです。私たちは県立病院や地元の市立病院で検査と治療を受けましたが、診断結果は血小板減少症でした。数万元を費やしましたが、状態は改善せず、血小板はさらに減少しました。最終的に省都の大病院で入院治療を受けることにしました。

　その時、私は大きな希望を抱いていました。日々大きくなるお腹を撫でながら赤ちゃんに話しかけていました。「ママはあなたが無事に生まれてくるのを待っているよ」

　しかし、しばらく治療を続けても病状は改善せず、むしろ悪化し、最終的には血小板が1桁単位にまで減少しました（正常値は100～300単位）。医師は手の施しようがなくなり、経験豊富な教授の見解では、母子共に生存するのは難しいとのことでした。医師らは、どちらか一人の命を優先するしかないと言い、危篤通知書を私に渡して、どちらを救うか選んだのち、サインするように言いました。

　私はまるで奈落の底に突き落とされたかのような気持ちになり、心に鋭い痛みを感じました。「どうすればいいの？　こんな若さでこの世を去らなければならないの？　生まれてくるはずの赤ちゃんには生まれる権利がないの？」と、無言のまま心の中で絶望的な叫び声を上げました。涙も希望も尽き果て、空気が凝固したかのようでした。私は危篤通知書を破り、床に捨てました。病室にいた私の両親、義父母などすべての人が涙を流しました。

　この最も肝心な時に、夫の姿が見えませんでした。夫は私の前で泣き出すのを抑えきれず、誰もいない場所に行って大声で泣いていました。全身が震え、どうすればいいかわかりませんでした。しかし、突然、遠くの叔母が去年話してくれたことを思い出しました。困難に直面した時にどうすればいいかなど話してくれていたことを夫は思い出し、すぐに携帯電話を取り出し、叔母に連絡しました。

　叔母は電話越しに泣いている声を聞いて、「泣かないで、電話ではよく聞こえないから、ゆっくり話して」と言いました。夫は私の状況を伝えました。叔母は私がまだ意識がはっきりしていると知ると、去年伝えた二つの言葉を覚えているかどうかを尋ねました（中国では安全に注意する必要があるため）。夫は「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という言葉を思い出し、すぐに「覚えています」と答えました。叔母は、私たちがこの心からの文字を心を込めて繰り返し唱えるように言いました。

　私と夫は「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と繰り返し唱え、李洪志大師に助けを求めました。すると奇跡が起きました！　看護師が血小板を測定すると、数値が上がっていたのです。測定するたびに上昇し、四日目には正常値に達しました。私たちは抱き合い、涙ながらに李洪志大師に感謝しました。李洪志大師は私たち母子を奈落の底から救い、新たな命を与えてくださったのです！　私たちに完璧で、幸せな家庭を与えてくださいました。医師はこの急激な回復に驚き、他のすべても正常であることを確認し、退院を許可しました。

　帰宅後、近所の人々や親戚、友人が祝福に訪れました。出産予定日まで問題なく過ごし、無事に女児を出産しました。今年、娘は十歳になり、私は二人目の子供も産み、今は四歳です。私たちの家族は幸せで満ち足りています。

　突然奈落の底に落ちたあの時、李洪志大師によって救われた奇跡の経験を思い出すたび、言葉では言い表せないほどの感謝の気持ちが湧いてきます。家族全員で李洪志大師に救って頂いた恩に深く感謝し、叩頭して感謝の意を表します。

　（編集担当者：林暁）