　【明慧日本2024年8月31日】北京市延慶区裁判所の裁判官数人は、今年5月15日、法輪功学習者・張連雨さんの家に行き、張さんの家で張さんに対する裁判を行った。裁判官たちは張さんの家族に「手続きをしているだけだ」と言ったが、張さんに懲役1年執行猶予2年の不当判決を言い渡した。張さんはそれを認めず、署名しなかった。裁判官たちはその後、家族に代理で署名するよう強要した。

　6年前の2018年5月14日午前10時、派出所から来たと名乗る私服姿の2人の男が張さんの家に来て、1人は張さんに話しかけ、もう1人は部屋の中を歩き回り、法輪功創始者の写真とプリンターを見て、派出所と国内安全保衛部門に通報した。その後、数人の警官がやって来た。張さんは彼らに身分証明書の提示を求めたが、無視された。彼らは張さんの家を家宅捜索し、法輪功に関するものをすべて押収した。

　同日午後3時、警官は張さんを夏都派出所に連行し、夜12時に延慶公安局に移して、夜中2時に昌平留置場に連れて行った。張さんは入所の身体検査で入所条件に満たなかったため、15日午前6時、再び夏都派出所に連れ戻された。張さんは正午に帰宅した。

　その後、張さんは絶えず嫌がらせを受けたため、家から離れるしかなかった。長期的な迫害の末、張さんの体に不調が現れた。その後、張さんは自宅で裁判を受けたという。

　北京市延慶区の法輪功学習者・範紀栄さんは、何年も前に法輪功の横断幕を掲げたため、連行されて自白強要された。2021年3月10日、北京市中級裁判所から懲役4年を言い渡されたが、健康の問題で、家で「居住監視」になった。迫害の末、今年2月15日、範さんはこの世を去った。そして、範さんの死後8日目に、延慶区裁判所の裁判官が範さんの自宅を訪れ、範さんに対する刑事裁定書を作った。

　2023年5月11日、北京市延慶区永寧鎮の法輪功学習者・時応吉さんと胡暁鹿さんが連行された。その後、2人は濡れ衣を着せられ、2023年12月の初めに不当判決を宣告された。時さんは懲役4年、罰金8000元（約16万円）、胡さんは懲役2年6カ月、罰金4000元（約8万円）の判決を言い渡された。