　【明慧日本2024年9月22日】夏の終わりの9月7日、イングランド北部の古代ローマ文明下の都市ウェムでは、早くから椅子やソファーが家から運び出され、お祭りのドレスに身を包んだ子供たちが、この古都で最も重要な年中行事であるカーニバルを待ちわびていた。

　ウェム・カーニバルは、ジョージ5世の戴冠式を記念して1911年に始まった。近隣のグラマー・スクール、ブリティッシュ・スクール、ナショナル・スクールの教師や生徒、友好協会、教区の人々や町の人々が参加した。スポーツ・イベント、キャッスル・グラウンドでのダンス、クリケット・パビリオンでのエンターテイメントなどが催された。また、聖火行列やサイクリング・カーニバルも行われた。

　今年のカーニバルのパレードは、町長が先導し、市内の学校の生徒が続き、法輪功学習者（以下、学習者）のチームが続いた。「法輪大法は善素晴らしい」などの穏やかで美しい音楽とともに、腰太鼓の音が響き渡り、人々は太鼓の音を追いながら、学習者のパレードを熱心に見ていた。

学習者の功法実演

　そして、学習者が披露した龍の舞に、人々は驚きの笑みさえ浮かべ、ステージの両側の観客は拍手と賞賛の声を上げ、人々の表情は皆、喜びと驚きに満ちていた。観客はしきりに写真を撮り、拍手を送り、親指を立てて感謝の意を表した。パレードを見ていた人々は、法輪大法（法輪功ともいう）の資料を受け取り、多くの人が熱心に読んでいた。

　このイベントは、人通りの多い商店街や行政区、住宅地を通る長いパレードルートが設定され、大通りは超満員の観客で埋め尽くされ、今年は7000人以上が見物した。パレードの最後には、地元のデービッド・パリー町長が自ら法輪大法チームに最優秀賞を授与し、町長は「これほど文化的なパフォーマンスを見たのは初めてだ」と述べた。町長はまた、沿道の多くの観客や主催者のスタッフも、法輪大法チームが最高だったと語ったという。

学習者と記念写真を撮影する町長と夫人

法輪大法の資料と小さな蓮の花の飾りを受け取るデービッド・パリー町長

法輪大法チームの龍の舞

法輪大法チームの腰太鼓の演技

多くの人が法輪大法のブースを訪れ迫害に反対して署名を行う

　学習者はステージで腰太鼓や龍の舞を披露し、法輪功の穏やかな五式の功法を実演した。人々は静かに見守り、終わると温かい拍手を送った。

　学習者は芝生の上にブースを設け、多くの人が中国共産党による法輪功迫害の実態を知り、迫害の早期終結を願って署名に訪れた。近くの町に住む青年のフォードさんは、署名用紙にサインした後、個人レベルでできることは、署名を集め、真実を広め、迫害を拒否するために皆が声を上げることだと話し、友人や家族にもこのことを伝え、反迫害を支持すると語った。

　主催者の要望で、腰太鼓隊と龍の舞チームがブースの近くで再びパフォーマンスを行い、法輪大法を紹介する資料を観客に配布した。

　パレード終了後、主催者はまた、法輪大法チームが来年もカーニバルに参加するよう要請した。