　【明慧日本2024年10月4日】（カナダ・トロント＝明慧記者）カナダのトロントにある桟橋広場公園は、センターアイランドに行くのに通らなければならない。市民や各地からの観光客がここに来て、船に乗ってセンターアイランドに向かい、豊かな芝生を散策しながら、都市の繁栄を見ることができる。

　中国共産党（以下、中共）による法輪功迫害の実態を伝えるために、地元の法輪功学習者（以下、学習者）は自発的に桟橋広場公園に集まり、横断幕を掲げ、法輪大法（法輪功ともいう）の資料を配り、法輪功の五式の功法を実演をしている。

　以下は、最近この桟橋広場公園でのいくつかのエピソードを紹介する。

25年間にわたり、学習者たちは一貫して桟橋広場公園を、散策する人々に中共による法輪功迫害の実態を伝え続けている

　学生「これは私がずっと探していたものです」

学習者の言動に帰属感を得たと話す学生のブレタニアさん

　学生のブレタニアさんは、桟橋公園を通りかかった際に、学習者が彼女に大法の基本情報と中国本土での法輪功迫害について紹介した。ブレタニアさんと母親は署名用のポストカードに署名し、迫害停止を求めた。

　ブレタニアさんは、少し前に公園で学習者と一緒に煉功したことを振り返り、「（煉功は）素晴らしい体験で、穏やかに感じました。これこそ私がずっと探していたものです」と語った。また、彼女はカナダに来たばかりで、まだ広い交友関係がないと言い、学習者の言動は「ようこそ！」と言ってくれているようで帰属感を得たと言う。

　イギリスの観光客「迫害が早く終わることを祈ります」

イギリスからの観光客アグネスさん

　イギリスからの観光客アグネスさんは、桟橋広場公園を離れる前に迫害の実態を伝える横断幕を読んだ。学習者との会話の中で、アグネスさんは法輪功について聞いたことがあるという。「あなた方は平和な修煉団体ですが、中共はあなた方の信仰を禁止していることを知っています」と話す。彼女の夫は教師で、以前、中国に行った時、中共が法輪功に対して迫害していることを知ったと言う。「中共は、国民を虐殺し、彼らの臓器を売買していると聞きました。これは本当に恐ろしいことだと思います」と話した。

　アグネスさんは学習者に、「真、善、忍の原則はとても素晴らしく、人にとって有益であり、世界に平和をもたらします。迫害を受けている学習者のために祈ります。私の祈りが早く迫害を止める助けになりますように」と話した。

　正義のある中国人が迫害の反対に署名

　若い中国人のグループが船を降りて、迫害の実態を伝える横断幕を見た後、そのうちの1人が、「臓器収奪、これは本当かもしれない」と言った。学習者は彼らが中国人であることに気付き、すぐに彼らに中共による法輪功迫害の事実を伝え始めた。

　その話の中で学習者は法輪功を修煉して受けた恩恵を語り、彼らに法輪功の迫害を停止するためのポストカードに署名するよう呼びかけた。その中の数人の若者は、すぐに署名をした。

　この時、1人の若者が学習者に、「知っていますか？　数年前、私はウェブサイトに中共を批判する文章を投稿したことがありました。その後、中国政府からメールが届き、その内容をすぐに削除するよう要求されましたが、私は拒否しました。その結果、彼らは私に中国への入国を拒否し、歓迎されない人になると言われました」と話した彼は、そばにいる署名をした友人に、「今日、君がこの署名をしたら、君も中共に歓迎されない人になるかもしれないよ」と話し、その友人は笑いながら「それは素晴らしいことだ！」と言った。

　この若者はさらに、「私は海外でこういったことをして、歓迎されない人になりましたので、あなたたちが中国本土で中共の迫害に反対する際に、払っている巨大な代償を理解できます」と言った。