文／山東の大法弟子　　

　【明慧日本2024年12月26日】2008年、私は法輪功を修煉していたために中共により不法に労働教養を受けました。王村労働教養所で、私は精進している多くの素晴らしい同修に出会いました。彼らは金鋼のような心を持ち、常に私に感動を与え、私の心性を高めてくれました。

　その時、夜、消灯前の時間に、宿舎の中で同修たちは皆法を学んでいました。2人の同修は『轉法輪』を通しで暗記していました。毎晩、彼は別の宿舎からやってきて、私たちの中で一番若い同修と交替で暗誦していたのです。みんな真剣に聞いており、私も時々思い出して一部を一緒に暗誦しました。その時、心の中は完全に純粋で、何の波もなく、法の学びに完全に溶け込んでいました。その純粋な環境の中で、私は同修たちの心が黄金のように輝いているのを感じました。毎晩寝る前には師父の『轉法輪』を暗唱しました。心性の向上と身体に大きな変化があり、時には自分の体が山のように大きく感じることもありました。

　労働教養所の作業場で、私の隣には記憶力が良くない年配の同修がいました。彼は何も覚えられないので、私に「最短の師父の経文を教えてほしい」と聞いてきました。私は「それなら『学法を怠らざれば、変化は其の中に在り　堅信して動かざれば、正果になり蓮が成る』（『洪吟二』「精進し正しく悟る」）を覚えなさい」と言いました。彼はその後、毎日その言葉を繰り返し念じていました。任懷強さんは、いくつかの指導員に厳しく監視されて迫害を受けていました。彼は私がここに来たばかりだということを知っていて、ある日、私の後ろに座り、最近の師父の説法を暗誦してくれるよう頼んできました。彼の周りの指導員は、頭を斜めにして何度も私たちを見ましたが、言葉はありませんでした。

　王兆華さんは厳しく監視されて迫害を受け、何人かの悪人によって頻繁に異常な体罰を受けていました。寝かせてもらえず、食事も与えられない状態でした。その時、私は手元に100元以上の現金があり、ハムやソーセージを買って切り分け、彼の後ろを通る時にそれを渡しました。その時、刑務官の大隊長である鄭万新が目を細めて前に座っていましたが、彼が見ていたのか、見ていなかったのかは分かりません。大法弟子の純粋で善良な一面は、誰も動かせることはできないと思いました。