　【明慧日本2025年3月6日】（フランス・パリ＝明慧記者・周文英）フランスの法輪功学習者（以下、学習者）は2月28日午後、パリのベルヴィルで法輪功の功法実演と中国共産党（以下、中共）による法輪功迫害の実態を伝える活動を行った。

　パリ・ベルヴィルの地下鉄駅の出口からそれほど遠くない場所には、目を引く中国語とフランス語の横断幕が掲げられている。横断幕の内容は、1992年に法輪功が伝え出され、病気治療や健康促進に顕著な効果があるため、中国で口コミによって広まり、さらに海外へと広まったこと、そして1999年7月に中共が法輪功への迫害を開始したことから、世界各地での迫害反対活動に至るまで書かれている。そこには、学習者が「真・善・忍」の理念を堅く信じ、揺るぎない意志を持ち続けている姿が表されている。

2月28日午後、フランス・パリのベルヴィルで行われた、法輪功の功法実演と中共による法輪功迫害の実態を伝える活動

中共による法輪功迫害の実態を伝える読む中国人

中共の法輪功迫害に反対し、学習者の活動を支持して署名する人々

　パリのベルヴィルには多くの中国人経営の店舗があり、この日はフリーマーケットも開かれていたため、学習者の活動は買い物に訪れた多くの人々の注目を集めた。学習者の穏やかな煉功の様子を見た人々の中には、興味を示し、「自分も学んでみたい」と言う人もいた。学習者は、パリの煉功点の住所を伝え、週末に無料で煉功を教えていることを伝えた。

　通行人に法輪功を紹介し、中共による迫害の罪行を明らかにすると同時に、学習者は迫害に反対する署名活動も行った。署名した人々の中には、自分の考えや願いを表明する人もいた。

　多くの人々が学習者の迫害反対活動を支持

　ルーマニアから訪れたエレナさんは、迫害反対の署名をした後にこう話した。「私たちは共産党統治を経験しました。それがどのようなものか知っています。あなた方の活動に賛同しますし、共産党による法輪功への迫害に反対します」

　ヤニスさんは地下鉄の職員で、昼休みに学習者の活動に出会った。彼は、人々の言論の自由や信仰の自由を禁じることは全く正常ではないと考えている。彼はこう語った。「権力者は人々を弾圧し、考えることを禁じています。実際には、彼ら（中共）は自分たちの思想を人々に押し付けようとしているのです。私はこれに賛同できません。なぜなら、私たちにも自分の考えを持ち、自分のやり方で生きる権利があるからです。それは彼らが私たちに強制できるものではないのです」

　1999年7月から、中共は法輪功の禁止と弾圧を開始した。ヤニスさんは続けてこう述べた。「踏み越えてはならない一線というものがあります。禁止令は良いものではなく、人々の考え方を強制することになります。それは、むしろ人々がこの禁止に対して立ち上がるきっかけになるでしょう」

　ヤニスさんは学習者の迫害反対活動に賛同し、「私はあなたたちを支持します！」と力強く語った。

　アヒクンさんは法輪功の修煉にとても関心を示した。彼は「あなたたちは素晴らしいことをしています。オンラインの動画紹介も、ここでの功法の実演も、人類にとって有益です。ありがとうございます！」と話した。

　中国人：中共から脱退し　自由人になる

　中国福建省出身の鄭さんは、長くパリに住んでいる。彼は法輪功の活動拠点に立ち寄り、迫害の実態を知らない中国人による妨害を見て、自分の考えを語ってくれた。「法輪功を修煉している人は、真・善・忍に従って行動し、心はとても穏やかです。それが個人にも社会にも良い影響を与え、一般の人とは違います」

　鄭さんは話し続けた。「君（中国人）はいつまでも虚偽に満ちた社会の中で生き続けるわけにはいけません。中国社会の現実はどれほどひどいか、まったく出口が見えず、庶民は本当に可哀そうです。でも中には『これは共産党が与えてくれたものだ』と毎日言っている人もいます。そんなことを言うなんて、本当に愚か者です。共産党が君に何を与えたというのか？　何も与えていません。ただ洗脳されているだけで、なぜ洗脳されるのか？　それは共産党の本質を見抜いていないからです。見抜けないまま従ってしまい、権力を持っているからといって、それに追随しています。でも、その権力はもともと奪い取ったものに過ぎず、もし、それを見抜くことができれば、そこから抜け出せるのです。抜け出せば、とても気持ちが軽くなります。束縛されなくなれば、とても楽で自由になり、完全に自由な存在になれるのです。自由な人間として生きられる、なんて素晴らしいことだろう！」

　「今の中国には希望がなく、共産党が終われば初めて、中国に希望が生まれるのです。まさにそういうことです。他のことはさておき、同じ中国人でも、中国と台湾を比べてみればわかるでしょう。台湾はマルクス・レーニン主義を排除し、共産主義が存在しません。だから台湾の人々はずっと良い暮らしをしているのです」

　「中国が民主化すれば、本当に世界で強大な国になれます。これは本当なのです。もし、今の共産党のような支配が続く限り、中国は決して強くなれません。共産主義を取り除いてこそ、中国は偉大になれます。アメリカもそうです。『アメリカを再び偉大に』と言っているが、それは共産党や共産主義、あるいは社会主義的なものを排除するという意味でもあり、人類は、こうしたものを取り除いてこそ、本当に偉大になれるのです」

　最後に彼は学習者に、「あなた方の努力に感謝します！」との言葉を送った。