　【明慧日本2025年3月26日】寧夏女子刑務所は、寧夏回族自治区司法庁が管轄する寧夏回族自治区刑務所管理局に所属する。寧夏女子刑務所は、法輪功学習者（以下、学習者）を「転向」させることを目的として、精神的および肉体的迫害を実施している。また、各地級市にある刑務所には、寧朔実業グループ有限責任会社の傘下にある工場が設置され、学習者を利用して、労働コストがかからない巨額の経済的利益を刑務所に生み出している。

　長年にわたり、寧夏回族自治区の政法委、610弁公室、司法庁、刑務所管理局の操縦の下で、寧夏女子刑務所はさまざまな手段を用いて、心を修め善行を目指す学習者を迫害してきた。近年、寧夏女子刑務所による法輪功への迫害手段はさらに隠密かつ卑劣になっている。2024年初頭、刑務所は「厳管理監区」を特別に設置し、その中に独立した「個室」を設け、「転向」迫害のための隠された地獄となっている。

　寧夏女子刑務所では、不当に拘禁されている学習者を「政治犯の重点対象」と呼んでいる。「批判大会」を開くたびに、この言葉を刑務官がテレビ画面に表示し、全監区の囚人らに見せつけている。そして、学習者を強制的に壇上に立たせ、李洪志先生や法輪功を誹謗させた。寧夏女子刑務所で不当に拘禁されている学習者の中には、80歳を超える高齢者もいる。女子刑務所の冤罪から釈放された学習者は、全員が地獄のような迫害を経験した。

　精神的な破壊

　学習者を「転向」させるために、刑務所側は硬軟取り混ぜた手段を使い、学習者の意志と信念を破壊しようとしている。一方では、日常生活において虐待を行い、例えば学習者が他の囚人と同時に洗面することを許されず、洗面や洗濯の時間を制限されている。他人との会話を禁止され、特に学習者同士間の会話は厳しく禁じられている。また、家族との手紙や電話、面会も制限され、「転向」しない場合は、食品の購入すら許されない。たとえ「転向」したとしても、毎月の生活用品の購入額は100元（約2000円）に制限されている。

　一方では、作業場での労働に加え、作業後の時間には学習者に対し、大法を誹謗中傷し汚蔑する動画や資料を強制的に見せ聞かせ、学習者の信念を破壊しようとしている。また、刑務所はさらに陰湿で卑劣な手段を用い、学習者が法輪功と李洪志先生に敬意と感謝の念を抱いていることを利用し、李先生の写真を侮辱する行為を強要し、学習者の内面的な精神的信念を破壊しようとする。そして、それによって学習者を屈服させ、「転向」させようとしている。

　刑務所はまた、いわゆる「温情」によって学習者を惑わそうと企てる。例えば、彼らは「転向」を拒否する法輪功学習者に、事前に選んだ数人の囚人にいわゆる「祝福」の言葉を言わせ、「転向」の様々な「利益」を偽善で説得させることで、「誕生日」を苦心して作り出し、学習者にそれらの邪悪な嘘に同意させようと企てる。もし学習者が彼らの「説得」を聞き入れなければ、これらの囚人は直ちに侮辱や罵倒を開始し、あらゆる手段を尽くす。実際、これは共産党が長年慣用してきた、真相を知らない大衆を動員して大衆を闘わせる手口であり、学習者を精神的に打ちのめそうと企てるものである。

　肉体的な迫害

　寧夏女子刑務所は、「転向」によって学習者を迫害する目的を達成するために、様々な拷問手段を用い、肉体的に学習者を迫害している。例えば、長時間眠らせない、暴行、長時間「小さな椅子」に座らせる、長時間立たせる、拳や足で攻撃する、つねる、軍隊式姿勢、奴隷労働、独房監禁などがある。学習者はまた、正体不明の薬物を強制的に服用させられている。

　14時間の強制労働

　寧夏刑務所管理局傘下の寧朔実業グループ有限責任会社は、各地の地級市の刑務所に工場を設置している。寧夏女子刑務所で学習者が拘禁されている監区には、衣服加工の作業場が設けられている。刑務所はより多くの金銭を得るために、人体の基本的な体力に対する常識を無視し、拘禁された者たちに対する労働量を意図的に増加させている。通常、刑務所は8時間労働の原則を無視し、毎日拘禁者たちに10時間の労働を強制しており、疲れ果てた拘禁者たちは腰が痛くて立っているのもつらく、座って休むことすらできない。その中でも特に学習者は、座るとすぐに刑務官や「監視役」に大声で罵られる。時には監区の刑務官が一方的に労働時間を延長することもある。

　例えば、2023年9月、注文をこなすために、拘禁されている者たちは毎朝7時に仕事を始め、夜9時半まで働かされ、昼の12時には休憩時間となるが、昼食を取るなどの必要なことを含めて、休憩時間はわずか40分しかなく、その後は再び作業を続けさせられ、1日14時間の労働時間が強制されていた。毎日、作業場で4～5回トイレに行くが、そのたびに走って行かされていた。14日間連続で働かされ、日曜日も休ませてもらえなかった。

　毎日、全員が疲れ切った体を引きずりながら必死に働き続け、その結果、目はぼんやりし、精神はもうろうとし、耐え難い苦しみを受けていた。あるとき、1人の学習者がハサミを使っているときに、誤って左手の人差し指を切ってしまい、血を拭った後、すぐに作業を続けた。大きなハサミや布切り鋏を使う作業をしている者は、長時間の作業で指にたこができ、夜寝ている間、手の痛みでよく目が覚めることがあり、毎日その鋭い手の痛みに耐えながら労働をしている。

　刑務所が学習者に対して行っている主要な迫害方法

　寧夏女子刑務所は、中国共産党の「上級」政策を実施し、精神的に虐待し、肉体的に迫害することで学習者を追い詰めている。刑務所は非人道的な違法行為を用いて迫害の方法を設計している。寧夏女子刑務所は、学習者をすべて強制的に「転向」させ、心身ともにひどく傷つけた。具体的な主要な迫害方法は以下の通りである。

　一、暴力、拷問、強制

　刑務所側は、収容されているすべての人員を等級に分け、新たに入所した様々な刑事犯を「考察級」とし、学習者を「二級厳重」に設定し、より厳しい迫害を加えている。

　学習者が刑務所に収容されると、刑務所側は殺人犯や麻薬密売人など4、5人を監視者として派遣し、1人の学習者を迫害する。これらの監視者は、刑務所内で最も悪質で邪悪な囚人であり、ほとんどが人間性を失っている。刑務官の昇進や報酬は、学習者の「転向」率と関連しているため、刑務官はこれらの監視者をそそのかし、学習者を恣意的に虐待させている。

　学習者に対する恣意的な体罰。例えば、朝に30分間立たせる。立たせた後、さらに30分間のしゃがませを繰り返し行う。ほとんど休憩はなく、毎日午前5時に起床し、午前2時になってようやく睡眠を許可される。

　一部の監視者は、学習者をつねったり殴ったりもする。学習者は、全身が青紫色になるまでつねられ、口や鼻から血を流すほど殴られることもある。通常、監視者が学習者を殴ったり罵ったりするのは、監視カメラのない場所で行われる。

　刑務官と監視者は、学習者の口をテープで塞ぐ。学習者が彼女たちの行為に異議を唱えると、刑務官は監視者に指示して学習者を罵倒し、平手打ちし、髪を抜くようにする。殴る蹴るは日常茶飯事である。学習者の中には、鼓膜が破れるほど殴られたり、壁に向かって立たされたりする者もいる。

　刑務官は監視者に、1人しか立てない赤い枠を地面に描き、学習者に小さくて低いプラスチック製の椅子を与え、一日中そこに座るように強要する。

　「転向」しない学習者は、長期間立たされ、座ることを許されず、非常に遅くまで寝らせる。もし眠気でうたた寝をすると、殴られたり罵られたりする。

　「転向」しない学習者に対して、刑務官は毎日、法輪功を中傷し、中傷する嘘の放送やビデオを流し、学習者に法輪功を中傷する嘘や資料を長時間立って聞いたり見たりすることを強要する。監房の周囲には、法輪功と李先生を侮辱するスローガンが貼られている。

　独房監禁による迫害。例えば、穆志宏さんは、神華寧夏炭業集団教育処の定年退職した女性教師である。2009年頃、穆さんは独房で刑務官と刑務官が指示した監視者から、3カ月以上にわたり、「小さな椅子に座る」「熬鷹」を強要され、目を閉じて居眠りをすると、「包夾」は突いたり、押したり、揺さぶったり、殴ったり、まぶたを引っ張ったり、つねったりした。穆さんはめまい、動悸、冷や汗、精神錯乱、血圧上昇を起こした。刑務官はさらに投薬を強要し、彼女はいつでも地面に倒れて気を失いそうだと感じた。

　二、生活面における虐待と侮辱

　様々な侮辱的な迫害を実施する。例えば、学習者に1分以内に自分の服をすべて脱ぎ、再び着るように強要する。「頑固」だと見なされる一部の学習者は、しばしばパンツや靴下で口を塞がれる。

　学習者に十分な食事を与えない。入所したばかりの頃は、毎食半分の蒸しパンと一杯の水しか与えられない。その後も、十分な食事を与えない現象があり、学習者はしばしば空腹でめまいがし、骨と皮ばかりになる。時折、監視者が突然学習者に満腹になるまで食べるように強要し、学習者が食べきれないと殴られることもある。

　学習者のトイレに行く回数と時間を制限し、学習者はしばしばズボンに尿を漏らし、汗と尿が混ざり合う。

　刑務所は収容者に毎月100元分の生活用品を購入することを許可しているが、学習者には購入を許可しない。これには、トイレットペーパー、生理用ナプキン、洗濯洗剤、食器用洗剤、歯磨き粉、歯ブラシなどの生活必需品が含まれる。学習者が生理になった後、生理用ナプキンを購入できないため、仕方なく監視者から借りるしかない。ほとんどの場合、貸してくれるが、彼女たちは非常に不快な言葉で罵倒し、嘲笑し、それによって学習者の人格と信仰を侮辱する。

　法輪功学習者は、食事、水飲み、トイレ、睡眠の際に「報告」をしなければならず、少しでも不注意があったり「転向」しなかったりすると、より過酷な条件の特別な「個室」に閉じ込められ、それから長期間に洗顔、入浴、洗濯を許可されない。

　三、各種の強制労働による迫害

　服装加工の強制労働による迫害は前述のように、寧夏刑務管理局傘下の寧朔実業集団有限責任会社は、各地級地区の刑務所に工場を設けており、学習者に服装加工の作業を強要する。

　刑務所はより多くのお金を稼ぐために、人体の最も基本的な体力常識に違反し、収容者の労働量を恣意的に増やしている。通常、刑務所は8時間労働制に違反し、毎日監区の収容者に10時間労働を強要し、収容者は腰が痛くて立っていられなくなり、座って休憩することもできない。特に学習者は、座ると刑務官と監視者から大声で罵倒される。時折、監区の警察官は恣意的に労働時間を延長する。

　例えば、譚秀霞さんは、元寧夏石嘴山市の企業職員である。2005年5月21日に不当に連行され、懲役4年の判決を受け、同年11月から12月にかけて寧夏女子刑務所に不当に収容された。譚秀霞さんは強制労働をさせられ、まじめに手際よく働き、毎日朝から晩まで10数時間、強制労働で服のアイロンがけをし、汗だくになり、腰や背中が痛くなった。しかし、その結果は、刑務官と囚人からのより深刻な迫害であった。

　四、通信、面会などの権利の剥奪

　刑務所職員は、中国の関連法規に違反し、学習者の通信権、面会、親族との面会の権利、発言権、休息権を剥奪する。例えば、2002年8月、甘粛省会寧県の学習者である陳淑嫻さんは、銀川市で避難生活を送っていた際に不当に連行され、懲役3年6カ月の判決を受けた。2003年に寧夏女子刑務所第二監区に不当に収容された。陳さんは様々な侮辱的な迫害を受けただけでなく、刑務官の劉志琴は悪意を持って陳淑嫻さんの手紙を差し押さえ、没収し、彼女が家族と電話や手紙で連絡を取ることを禁じたため、陳淑嫻さんは3年半の間、家族と連絡を絶たれた。陳さんはまた、強制労働で服の加工をさせられ、朝7時に出勤し、夜10時に退勤し、出勤時も退勤時も星を見ていた。

　五、薬物による迫害

　学習者に正体不明の薬物を強制的に服用させる。一部の学習者は入所するとすぐに、何の病気にかかっているかを告げられ、薬を服用する必要があると言われる。学習者が「以前にそのような病気はないから薬を強制的に服用させることはできない」と伝えると、警察官は「お前たちに薬を強制的に服用させるんだ」と怒鳴りつける。例えば、駝美玲さんは、元寧夏霊武市薬材会社の職員で、明るく正直な性格で、誰もが認める良い人であった。2003年に不当に懲役3年6カ月の判決を受け、寧夏女子刑務所第一監区に収監された。駝さんは信仰を堅持し「転向」しなかったため、囚人から白い粉末状の薬を毎日密かに駝さんの水飲みコップに混ぜられ、長期間続いた。その後、駝さんは精神が錯乱し、目がうつろになり、夜中に監房内で大声で叫び、悲惨な声を上げることもあった。駝さんは「投薬」による迫害で精神を病んだ。

　六、「厳重管理」による迫害「個室」

　2024年の新年早々、女子刑務所の「厳重管理監区」に、学習者を収容するための監房「個室」が設置された。この「個室」は、名目上は刑務所規則に違反した囚人を収容するためのものだが、「転向」を拒否する学習者を頭から袋を被せ、手錠をかけて連行し、あらかじめ選んでおいた監視者を配置し、学習者に裸にさせ、厳重管理監区の囚人服に着替えさせ、綿入れの上着や靴下を与えずに「個室」に閉じ込める。このような「個室」には洗面所がなく、便器が一つあるだけで、学習者は清掃を担当し、便器で雑巾を洗ったり、手を洗ったりするしかない。食事は特製の「包包餐」と呼ばれるもので、実際は水で煮たご飯であり、報告しなければ食事は与えられない。

　「個室」は冬には暖房がなく、「畳」もない。夜になると、学習者は冷たい床に薄い布団を敷いて直接寝る。監視者も冷たい床に寝るが、少し厚い布団を敷いている。夜間の睡眠では、学習者は仰向けで一つの体勢でのみ寝ることが許され、手を布団の外に出し、体の両側に置かなければならず、寝返りを打つことは許されない。学習者が寝ている間、2人の監視者が一緒に寝て、2人の監視者が監視する。監視者は、監視を名目に、わざと学習者の頭の前を「ドンドン」と歩き回ったり、2人が直接学習者の頭の前に座り、足で床を「ドンドン」と踏み鳴らしたりする。床板と基礎地面の間には大きな隙間があるため、音が非常に大きく、学習者は全く眠ることができない。

　学習者は、飢えと寒さで疲弊し、心身ともに疲れ果てている。実際、時間が経つにつれて、監視者も動悸、めまい、むくみを起こし、監視者の不満が爆発し、その不満を法輪功学習者にぶつける。ある学習者は、「報告」をしなかったために、この「個室」に閉じ込められて迫害され、何日も食事を与えられず、凍えて震えていた。10数日後、彼女は骨と皮ばかりになり、背中は曲がり、容貌は変わり果て、彼女を知っている人でさえも彼女だと認識できなかった。寧夏隆徳県の学習者である陳淑琴さんは、内科の主任医師であり、2020年6月中旬に中国共産党の警察に不当に連行され、陥れられ、2021年3月に不当に懲役4年6カ月の判決を受け、寧夏女子刑務所に収監された。陳さんが半年近くにわたって様々な拷問と侮辱を受けた後も、刑務官は彼女を「転向」させることができなかった。その後、陳さんは生産監区に移され、生産任務が非常に多い状況下でも、刑務官は毎日6〜8人の受刑者を選び、混雑した生産工場内で、陳さんに絶え間なく軍隊式姿勢や歩行などの訓練を行い、彼女に休息を許さなかった……。

　善悪には報いがある

　古人は「善には善の報いがあり、悪には悪の報いがある」と言った。善悪の報いは天の道理であり、ただ早く来るか遅く来るかの違いがあるだけである。寧夏女子刑務所にはかつて夏慧芳という刑務官がおり、当時、学習者を「転向」させ迫害する責任者であった。彼女はあらゆる手段を尽くして大法の創始者の写真を侮辱し、学習者に屈服させ「転向」させようとした。数カ月後、囚人たちの話によると、この刑務官は子宮病を患い、入院手術をしたという。四監区は入監監区（現在は廃止）であり、かつて辛恵芳と席暁燕という2人の刑務官が、新たに入監した囚人を虐待死させた。彼女たちもそれぞれ懲役7年の刑を受け、現在寧夏女子刑務所に服役している。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）