文／中国湖南省の大法弟子

　【明慧日本2025年4月14日】私は、元教師の大法弟子（80歳過ぎの女性）です。ある年初めのある日、私は2人の年配の同修と共に、市内のある地区へ行き、法輪功迫害の実態を伝え、資料やカレンダーを配布しました。配り終えた後、私たちは喜びながら家路につきました。

　私は一番後ろを歩いていました。その時、ある女性が隣に座っている人に向かって話しをしているのが聞こえてきました。「このおばあさんたちは、法輪功学習者よ。余計なことをして、こんなものを配って共産党に反対する活動をしている」。もともと彼女の隣にいた何人かはカレンダーを見ていましたが、彼女の煽りに影響されて、あれこれと言い始めました。

　私は我慢できずに、戻って彼女たちに真相を話しました。「法輪功は真・善・忍を基準にして人々を良い人にする修煉です。今の世の中は道徳が堕落し、病気が多く、天災や人災が頻繁に起こっていますが、それは人々の心が良くないからです。真・善・忍は最高の仏法で、もし皆がこれを覚えていれば、災難を避けて平安を保つことができます…」

　私が話している時、その女性はこっそり電話をかけて警察に通報していました。すると、ある善良な人が彼女に電話をかけないように言いました。この時、私の心も乱れてしまい、恨みの気持ちが湧いてきました（後で私は気づきましたが、自分が冷静さを欠いていたため、魔に隙に乗じられてしまったのです）

　しばらくすると、警察車両が1台やってきました。警官らは車から降りると、私たちの周りを囲んで、私たちが立ち去れないようにしました。その中の1人はずっと写真を撮り続け、その後、私たちに車に乗るように強制し、派出所に連れて行かれました。

　警官は私たちに、この資料がどこから来たのかと尋ね、そして邪悪な共産党の虚言を用いて私たちに洗脳を試みました。私たち3人は誰も彼らの質問に答えず、邪悪な要求には協力しませんでした。心の中では、私たちは師父の保護を受けていると思っていました。1人の同修は正念がとても強く、最初からずっと掌を立てて正念を発し続け、大声で「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と叫びました。私はその間、彼らに真相を伝えました。

　2時間後、大法の威力が邪悪を震え上がらせました。その後、若い警官らは食事に行き、年配の警官が1人残り、私たちに質問を続けながら、共産党は私たちに年金を与えて、生活は幸せだと言いました。そして、「法輪功はカルトだ（注：中共こそが本当の邪教である）」と言ったり、私たちが共産党に反対する活動をして社会の治安を乱していると非難しました。

　私はこう言いました「あなたが集めた資料やカレンダーをよく見てみれば、私たちが言っていることが分かるはずです。私たちは善を勧めているだけです。人々に悪事をしないように、良い人になって、善には善の報い、悪には悪の報いがあると伝えているのです。私たちの年金は共産党が与えたものではありません。共産党は価値を創造していません。それはすべて、人々の税金を操縦して私たちを養っているのです。私たちの社会体制では、多く働いても、分配が少ないのです。私たちの年金は、私たちが何10年も働いた結果、残った価値です。台湾には共産党はありませんが、民間人の年金は私たちよりずっと多いです。共産党がない国々では、退職者はみんな年金を受け取っています。彼らは信仰の自由があり、圧力がなく、私たちよりも幸せです」

　私は続けて言いました。「法輪功は正しい教えであり、公安部が邪教を認定する際、法輪功は含まれていませんでした。法輪功に対する迫害は、度量や品性に欠けている江沢民の嫉妬心から始まったものです。彼は『天安門焼身自殺』という偽りの事件を作り、人々に法輪功に対する憎悪を煽りました。少しでも常識がある人なら分かるはずです。（王進東）の顔はひどく焼けているのに、髪の毛は焼けていませんでした。気管切開していた（劉思影）は、歌を歌っていました。また、インタビューを行った人々は隔離服も防護マスクも着けずに、直接インタビューしていました。これが常識的に考えてもおかしいとは思いませんか？」

　私はさらに言いました。「真・善・忍は普遍的な価値観であり、世界100以上の国と地域で、1億人以上が学び、修煉しています。法輪功の主要な著作である『轉法輪』は50の言語に翻訳されています。なぜ世界中の人々に愛されているのでしょうか？　それは明らかです。大法は人々の道徳を向上させ、健康を促進し、国家と社会に利益をもたらしているからです。こんなに素晴らしい功法が、なぜ中国では無情に弾圧され、拷問され、虚言で人々を騙し、毒害しているのでしょうか？　善悪には報いがあるのが天理です。『天安門焼身自殺』という偽りの事件を企画し、関与した主要な責任者らは、すでに悪の報いを受けています」

　私が以上の話をすると、彼は何も言いませんでした。その時、彼はカレンダーに載っている法輪功修煉者が坐禅をしている写真を見ながら「あなたたち法輪功には動作もあるのか？」と尋ねました。

　私は「そうです。坐禅は第五式の功法です」と言いながら、私たちはその場で第五式の功法を実演しました。彼は大法がもたらす素晴らしさを目の当たりにしました！

　この日の午後、私たち3人は正念をもって派出所を出で無事に帰宅しました。

　この出来事を通して、私は深く理解しました。法を正す道で問題に直面したとき、「師がいて、法もある」（『シドニー法会での説法』）と心に念じれば、どんな難関も突破できます。そして、どんな状況でも真相を伝えることが最善の方法であると改めて実感しました。師父のご加護に感謝いたします！