　【明慧日本2025年5月2日】北京市房山区在住の法輪功学習者・孫爽さん（36歳女性）は、法輪功を実践したとして2023年11月22日に警察に不当連行された後、房山区留置所に拘禁された。2025年3月20日、孫さんは北京市房山区裁判所に懲役5年の不当判決と5,000元の罰金を言い渡された。法輪功（ファールンゴン）は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

　孫さん家族は法輪功から受けた恩恵

　孫さんは子供の頃から、母親が法輪功を修煉して様々な病気から回復していくのを見ていたので、自分も徐々に修煉し始めた。孫さんは真・善・忍の原則に従って善良な人間になることを自らに求めた。孫さんは高校時代、3年連続で「優等生」に選ばれた。学校でも他の環境でも、孫さんは他人に親切で、喜んで他人を助けていた。孫の母親が労働収容所に3回、刑務所に1回送られた間も、孫さんはずっと法輪功の修煉によって母親を支えた。

　事件の詳細

　2023年11月22日、孫さんは法輪功迫害の真実に関するカレンダーを配布したとして通報された。北京市房山区公安局第一大隊の警官5、6人は、孫さんの賃貸住宅に押し入り、警察手帳などを見せることなく孫さんを連行した。彼らはまた、法輪功の本、パソコン、プリンター、携帯電話など、孫さんの私物も押収した。

　孫さんが連行された後、警官は孫さんを騙してこう言った。「拘留令状と記録文書に署名すれば、家に帰れる」。孫さんはそれを信じて署名した。しかしその結果、孫さんは北京市房山区留置所に拘留された。

　2023年12月末、警察は孫さん案件の資料を北京市房山区検察庁に提出した。2024年4月、孫さんは北京市房山区検察庁により起訴され、房山区裁判所に連行された。

　孫さんが連行された後、孫さんの母親は娘を救出しようとしていたが、北京市房山区の公安、検察、司法関係者から嫌がらせや脅迫を受けた。警察は孫さの母親を連行しようとさえし、孫さんの母親は家出を余儀なくされた。

　2024年6月17日、北京市房山区裁判所は孫さんに対する裁判を行った。2025年3月20日、懲役5年の不当判決と5,000元の罰金を下した。孫さんは現在控訴している。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）