文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年5月7日】ある同修は急いで店に戻る必要があったため、食事を買いに来た異性の同修としばらく救援活動について話をしました。その後「どうせ一人なんだし、お昼一緒に食べたらどう？」と提案しました。彼女に対する特別な思いはまったくなく、ただ一緒に食べながら話せば時間の節約になると思っただけでした。ところが、それが同修に誤解され、さらに噂まで広まってしまったのです。

　同修の考えや状況は、私にはよく理解できます。実際、とても純粋な心を持っていて、邪な気持ちはまったくなく、だからこそあまり深く考えなかったのでしょう。私も同じような経験があります。かつて一人暮らしをしていた時、家でちょっとした作業ができず、ちょうど異性の同修と出会ったので、手伝ってもらえないかと頼みました。彼はその場では承諾しましたが、家の玄関に着く直前に突然「やっぱり行けない」と言いました。当時は少し不思議に思いましたが、後になって考えてみると、彼は考えすぎたのかもしれません。なぜなら、今の一般社会には混乱したことが多すぎて、同修同士であっても、大法を汚すようなことをしてしまう人がいたり、男女の同修が一緒に活動する中で情が生まれてしまったりして、旧勢力に隙を突かれて牢獄に入れられた人もいますし、中には命を失った人さえいます。

　私自身の体験から言えることは、一人暮らしで困ったときは、自分で対処するか、関係機関に頼むか、お金を払って業者に依頼するのがよいということです。そのようなときは、家に親族や友人を同席させるのが望ましく、軽率に異性の同修や常人を家に招いて二人きりにならないようにするべきです。誤解を避けるためでもあり、自分自身と相手に対する責任でもあります。

　現代では、女性も仕事や社会との関わりを持たなければならないため、異性との接触は避けられませんが、大法弟子としては節度を守り、疑われるようなことを避けなければなりません。自分にやましい気持ちがなくても、相手の気持ちや世間の目、大法への影響を考慮すべきです。特に異性の常人と関わる場合は、さらに注意が必要です。

　以前、私の職場では、男性同僚が女性に軽く触れるようなふるまいをすることがありました。私はすぐに「君子は手を出さず、口で語るものです」とか「話は口で」とやや真剣に伝えるようにしていました。相手はすぐに理解し、それ以降そのようなことはなくなり、むしろ皆が私を尊重してくれるようになりました。常人の男女が一緒になると、時に卑猥（ひわい）な冗談を言うこともありますが、私はなるべくその場を避けるようにしてきました。

　現代社会では、すでに人々の考えがかなり堕落しており、私たち同修の想像を超えていることさえあります。生活や仕事の中で、そのような影響を受けてはなりませんが、同時に現実社会が非常に乱れているという認識を持ち、俗世のレベルでもトラブルを避ける注意が必要です。中には異性に注目されることを誇りに思っている人もいますが、私たちにとっては、それは自分に執着心がある、あるいは言動に不適切な点があることを示しているかもしれません。そうしたところを正さなければなりません。どんな感情的な借りも作ってはならず、借りたものは必ず返さねばならないのです。

　この乱れた世の中において、異性と接するときは、伝統的な道徳を守り、自らを律し、世人に良き手本を示していくべきです。