　【明慧日本2025年5月15日】（トロント＝明慧記者）カナダ・トロントの法輪功学習者たちは5月11日（日）の午前、市庁舎前の広場で、煉功、舞踊、音楽、歌、詩の朗読など様々な形式で祝賀イベントを開催した。活動を通じて、法輪大法が世界に広まって33周年を迎えたことと、法輪大法の創始者である李洪志先生の誕生日を祝い、議員や地域のリーダー数人も活動に参加し、挨拶を述べた。

　集会の司会者ジョエル・チプカー氏はこう語った。「法輪大法が広まって33周年を迎えるこの日、私たちをここまで導かれた信仰と慈悲に満ちた歩みを振り返りましょう。そして、勇気と尊厳をもってこの道を歩んできた数え切れない修煉者たちに敬意を表します。未来においても『真・善・忍』の光が人々の心にいっそう輝くことを願っています。そして何よりも、李洪志師父が私たちに法輪大法というかけがえのない贈り物を授けてくださったことに感謝しましょう！」

李洪志先生の誕生日を祝うトロントの学習者たち

煉功

舞踊、音楽、歌、詩の朗読などの形で法輪大法デーおよび法輪大法の創始者・李洪志先生の誕生日を祝う

活動に参加する議員と地域のリーダーたち。元カナダ上院議員ディニーノ氏（左から5番目）、元カナダ国会議員ウワディスワフ・リゾン氏（左6）、国際出版企業の最高経営責任者ディーン・バクスンデール氏（左3）、民主戦線世界副会長の盛雪氏（右4）、香港カナダ協会の前会長・馮玉蘭氏（左4）、中国民主党カナダ主席の余厚強氏（右3）

　元カナダ上院議員ディニーノ氏「法輪功は全世界に恩恵をもたらしている」

　長年にわたり法輪功を支持してきた元カナダ上院議員コンシリオ・ディニーノ氏は次のように述べた。「特にこのような素晴らしい日に、再びここに来ることができ、皆さんと共に素敵な時間を過ごせることを嬉しく思います。私たちができる限りのことをして、自分自身と他の人々の生活をより良くしていけることを願っています」

　そして、「私が皆さんの活動を支持し、尊敬しているのは、私たちには本当に法輪功が必要だからです。法輪功は全世界に恩恵をもたらすものです。ここに来られたことを光栄に思いますし、力の及ぶ限り、これからも皆さんを応援し続けます。心から皆さんのご多幸をお祈りします。法輪大法デー、おめでとうございます！」

　元国会議員「皆さんがこの国にもたらした偉大な貢献を祝う」

　元カナダ国会議員で、長年にわたって法輪功を支持してきたウワディスワフ・リゾン氏も、今回の祝賀イベントに参加した。

　同氏は次のように述べた。「本日、皆さんと共にこの祝賀イベントに参加できたことを、大変嬉しく、また光栄に思います。まず何よりも、今日は特別な日です。私たちは法輪大法が広まって33周年という節目を迎えたことを祝っています。これはカナダにおいても非常に特別な意味を持っており、皆さんがこの国にもたらした偉大な貢献を祝う特別な時です。ですから、日々尽力しておられる皆さん全員に、心から感謝を申し上げます」

　「このように市の中心部でお祝いできることは本当に素晴らしいことです。皆さんの仲間たちは、世界約150カ国以上でこの日を祝っています。私たちもその一員として、共に祝えることを嬉しく思います」

　「私はポーランド出身で、共産主義体制のもとで育ちました。だからこそ、中国で迫害を受けている法輪功学習者たちがどういう状況に置かれているのか、彼らが自国の政府からどれほどひどい扱いを受けているのかを、私はよく理解しています。私たちは彼らのことを決して忘れてはなりません。どれほどの年月がかかろうとも、私たちは中国共産党（以下、中共）による迫害の停止を訴え続けます」

　そして最後に「でも今日は、ともに祝いましょう。法輪大法デー、おめでとうございます！　皆さんのご多幸をお祈りしています。本当にありがとうございました！」

　国際出版企業の経営責任者「法輪大法デーを共に祝えることは光栄」

　国際出版企業 Optimum Publishing International の最高経営責任者（CEO）であるディーン・バクスンデール氏は、スピーチの中で次のように述べた。「今日は自由について、民主主義について、信仰の自由について、そして自分がやりたいことをする権利について考えるとても大切な日です。法輪功の修煉は世界中に広まっています。ご存じのとおり、法輪功は1990年代後半から中共によって弾圧されてきました。今週の初め、私はワシントンD.C.の連邦議会議事堂で開かれた『1503号法案』の記者会見に参加しました。この法案は、法輪大法の権利を守り、強制臓器収奪を阻止することを目的としています」

　「これはグローバルな問題であり、カナダの立法者たちが立ち上がり、中共が世界中で行っている抑圧、そして国境を超えた迫害に対抗していく必要があります。そうすることで、ここにいる皆さん全員が、法輪大法の理念、倫理、道徳、そして精神を自由に祝うことができるのです」

　「今日は母の日です。ここにいるすべてのお母さま方に、心から母の日おめでとうございます。ここに来る前に、87歳の母に電話をしました。『これからネイサン・フィリップス広場に行ってスピーチをするんだ』と言ったら、母は『なんでそんなことをするの？』と聞いてきました。私は『僕の友人たちや、僕を思ってくれる人たち、そしてここにいるすべての皆さんと一緒にいたいからだ』と答えました」

　民主戦線副会長「真・善・忍の中で、人類の尊厳を守る」

スピーチする民主戦線世界副会長の盛雪氏

　民主戦線世界副会長の盛雪氏はスピーチで次のように語った。「本日ここに集い、世界法輪大法デーを共に祝えることを心から嬉しく思います。私は敬意と感謝の気持ちを込めて、この場に立っています。この思いは非常に真摯なものです」

　「この大切な日を皆さんと一緒に記念することは、世界に向けてもう一度伝えるべきと思います。それは、法輪功の修煉者たちが人類の良知を守り、最も困難な時にあっても、決して屈せず、光を守り続けてきたということです。中共政権による激しい弾圧にもかかわらず、法輪功は消えることなく、人類の歴史上でも最も忍耐強く、道徳的感召力に満ち、そして平和的に事実を伝え、迫害に反対し、信仰の自由を求めているのです」

　「法輪功という団体が精神面、文化面、情報面で果たしてきた抵抗の役割は、極めて重要です。法輪功学習者は真・善・忍という核心的価値をもって、暴力、恨み、そして虚言に立ち向かい、麻痺していた世界の良心を呼び覚ましました。それはまた、全体主義の脅威に対する世界の認識を高め、ひいては人類文明そのものの免疫力と抵抗力を高めることにもつながったのです」

　そして、最後に「本日という法輪大法の祝賀記念日にあたり、皆さん一人ひとりに敬意を表します。この時代に、世界文明を守る中核的な存在として、皆さんのような人たちがいることに深く感謝しています。ここにいる皆さんお一人お一人が、この時代の英雄なのです！」

　民主運動リーダー「自由な環境の中で真・善・忍を感じる」

　中国民主党カナダ主席の余厚強氏は、集会で次のようにスピーチした。「法輪功の皆さんが煉功している姿を見て、とても楽しそうで、喜びに満ちていると感じました。自由な環境の中で、真・善・忍の本当の意味を感じました」

　「私は信じています。いつの日か、私たちは共に西湖のほとりで、天安門広場で、長江の岸辺で、一緒に煉功し、自由を満喫できる日が来るでしょう。私たちは共に努力し、そして必ず、その日を目にすることができると信じています」

　午後2時30分からは盛大なパレードが行われた。

　（続く）