文／中国の大法弟子　

　【明慧日本2025年5月20日】私は長年、法輪大法を修煉してきた弟子です。修煉の過程では、多くの試練や困難に直面しました。内に向けて非を探すことができず、修め方が分からない時、それらの困難に押しつぶされそうなほど苦しく感じました。真剣に法を学び、自分を正すようになってからは、師父が繰り返し啓示を与えてくださり、次第に内に向けて非を探すことができるようになりました。それと同時に、いわゆるトラブルや魔難も自然と消えていきました。以下は、私が師を敬い、法を敬うことにおいて自らを正した過程についてお話しします。

　私は修煉に漏れがあったため、2012年に真相を語る過程で連行され、3年間の不当な投獄の迫害を受けました。家に戻ったときは物がはっきりと見えず、何を見てもぼやけており、『轉法輪』を1回読み終えるのに1カ月もかかりました。しかたなく老眼鏡を買い、ようやく何とか学法ができました。そんな時、同修が私を訪ねてきて2人で交流しました。「あなたは3年間迫害されたけど、その原因を探してみましたか？」と聞かれました。当時私は、内に向けて探すことがあまりできておらず、ただ法を学んでいました。しかし、毎日孫の世話をし、料理を作らなければならず、忙しくなると、学法もついていけなくなりました。

　私は冷静になって考えました。迫害を受けたとき、邪悪に妥協し、本来言うべきでないことを言い、すべきでないことをしてしまいました。

　それで急いで厳正声明を書き師父に懺悔し、同時に迫害を暴く文章も書きました。ちょうどその年、江沢民を告発する運動があり、私も告発状を書きました。その後、私の目ははっきりと見えるようになり、老眼鏡をかけなくても大法の本が読めるようになりました。

　当時、私はよく大法の書籍や煉功用のMP3、『明慧週刊』や真相資料などを乱雑に置くことがしばしばありました。時には学法や煉功するのに便利という理由で、大法書籍やMP3を枕の下に入れました。ある日、孫娘が本の『論語』の部分にペンで線を落書きしました。私はそのとき、自分以外に原因を求め、この子は本当にいたずらっ子だなと思いました。その直後、家のトイレの便器が水漏れを起こしました。子どもも夫も仕事で多忙で、修理を頼む時間もなく、ずっと漏れたままでした。そこでようやく、自分の修煉に問題があることに気づいたのです。

　私はまず煉功から正していくことにしました。以前の私は、顔も洗わず、髪も整えず、うがいもせずに、パジャマ姿のままで煉功をしていました。学法のときも、部屋が寒ければ布団を被り、または脚にひざ掛け毛布をかけたりしていました。

　自分を正すという思いが芽生えてから、毎日煉功の前に顔を洗い、髪を梳かし、うがいもして、きちんと身支度を整えてから煉功をするようにしました。また、『明慧週刊』や真相資料を清潔な場所に置き、大法の本や師父の写真を新たに良い場所に置きました。大法の本を清潔な箱に入れ、煉功用のスピーカーも小さな箱に入れました。大法の本を乱雑に置くという癖は完全に改めました。こうして正し始めると、4カ月間も漏れていたトイレの便器は、修理せずとも自然に水漏れが止まりました。

　法を学ぶとき、足を組んで正しい姿勢で学び、足が疲れたら正座で学法しました。法を読む際も、できるだけ字の発音を正確に読むようにしました。大法書籍の字を修正するとき、以前はあまり真剣にやらず、「分」を「份」に訂正する際、面倒がり、また便利さを求め、字を削り取らずにその横に人の部首を加えました。また、「進、練、魔」などの字も同じ方法で修正していました。その時は、こうして字を修正する方が速いと思い、これが師父や法に対する不敬であることに思いもしませんでした。

　師を敬い、法を敬うという点で、私は自分に厳しく要求し、一つ一つの思いと念を正していきました。口を慎まず、嫉妬、恨み、自己中心的な考え、大きな態度、同修を見下し、自己顕示、色欲などの人心を取り除いていきました。絶えず正していく中で、私の状態は次第に良くなりました。

　同時に、以前自分が迫害された本当の原因を見つけました。それは、師を敬い、法を敬うことを軽視し、師と法を信じることにおいて妥協していたからです。自分が心性を修めておらず、内に向けて非を探すことができなかったため、毎日学法、煉功、発正念、ただ三つのことをいつも通りにこなすだけでした。資料の配布と真相を伝えることを精進だと考え、心性の向上も、法への同化もできず、その結果、後に迫害を受けることになりました。

　修煉に漏れがあったため、どれだけの命が私の不精進によって救われなかったのでしょうか？　その教訓は深刻です。私と同じような同修が早く目を覚まし、法を正す時期の修煉の道に余計な障害を与えず、衆生済度に後悔を残さないようにしてほしいと思います。