　文／山東省の大法弟子　　

　【明慧日本2025年5月22日】私は農村に住む女性の大法弟子で、現在60歳を超えています。大法を修煉する前、私は重い心臓や脳の病気、婦人科の病気、神経衰弱、頭痛に悩まされ、さらに頻繁に風邪を引いていました。治療のために多額のお金を費やしましたが、どれも効果がありませんでした。特に深刻だったのは心臓病で、毎日薬を飲まなければならず、30代の頃にはすっかり薬漬けの生活になっていました。家計が苦しい中での生活は辛く、身体的にも精神的にも疲弊していて、常に自分の運命が悪いと感じていました。

　また、人がなぜ生きているのかを理解できず、長い間悩み続けた結果、死にたいという思いを抱くようになりました。そのことを知った夫は、私をこう励ましました。「お金を借りてでも治療を受けさせるから、心配しないでくれ。君にもし何かあったら、俺や息子はどうやって生きていけばいいんだ？」

　1998年5月、職場の同僚が私に法輪功を勧めてくれました。同僚は、「法輪功は病気を治し、健康を増進する効果があるよ。まず本を読んでみて、それから功法を教えるから」と言いました。本を読んでいるうちに、これまでどうしても理解できなかった問題が解け、病気は業力が原因であること、病気を治すには業を消さなければならないこと、そして人がこの世に生きているのは本来の真の自分に帰るためだということが分かりました。

　その瞬間、私の心はぱっと明るくなりました。その時、本からこれまで一度も嗅いだことのない清らかな香りが漂ってきたのです。私は同僚に「これはどういうことですか？」と尋ねると、彼は「あなたは大法に縁があり、これは師父が示された神跡ですよ。早く学びなさい！」と答えてくれました。こうして私は修煉し始めました。

　法を学び、功を修め、「真・善・忍」の基準に従って心性を修める中で、私は師父が法の中で語られた身体の浄化の症状を体験しました。職場では元気に働けるのに、家に帰るとすぐに眠たくなりました。約1週間の間に、私の心身が浄化され、病気はすべて治り、体が軽くなって無病の状態を実感しました。私自身もまるで生まれ変わったように感じられました。

　周りの人たちは私を見て、「あなた、変わりすぎよ！　元気になったし、若々しくなったし、心も明るくなったね！」と口々に言いました。私は「これは法輪大法を学んだからです。皆さんもぜひ学んでみてください！」と返事をしました。

　修煉を始めてから、私の家ではずっと師父の写真をお祀りし、師父にお香を捧げてきました。しかし、1999年7月20日に中共が迫害を始めた後、職場の上司は上部機関からの圧力を受け、私と同修をオフィスに呼び出して、「功を修めてはいけない」と言い、さらに「師父と法を誹謗するように」と要求しました。私は「私が功を修めて健康になったのは、皆さんもご存知のはずです。これは上部からの圧力でこうせざるを得ないことだと理解しています。でも、人として良心を持つべきではないでしょうか。私は功を修めて利益を得ており、それは職場にも家庭にも良い影響を与えています。それをやめることができますか？　大法が良くないなどと言えるでしょうか？」と質問しました。

　すると上司は「良いと思うなら家でやればいい。ただし、外で話したり、陳情に行ったりしないでくれ。もし上部がまだ功を修めていると知ったら、もう君たちを守ることはできないからな」と言いました。

　その後、村の人々からの嫌がらせも加わり、私は恐怖心を抱くようになりました。そして、師父の写真を布で包み、お香を捧げるときだけ布を外し、終わったらまた包み直すという状況になりました。師父の写真を堂々とお祀りできないことに、心の中でとても辛さを感じていました。

　ある時、同修の家に交流に行った際、同修が堂々と師父の写真をお祀りしているのを見ました。その時、「同修は法を守っているのに、私の正念はどこに行ってしまったのだろう？　私も堂々と師父の写真をお祀りしなければ！」と強く感じました。

　家に帰った後、私は布包みを外し、師父にお香を捧げながらこう誓いました。「師父、どのような状況になろうとも、私は決して師父の写真を片付けません！」

　2001年のことだったと記憶しています。ある晩、同修が私の家に来てこう言いました。「急いで師父の写真を片付けてください。明日、村から人が来て、大法の書籍や写真、功を修めるためのテープを没収するそうです」

　その時、子どもは宿題をしており、その話を耳にしました。同修が帰った後、子どもが「お母さん、師父の写真を片付けて！　持っていかれたら困る！」と言いましたが、私は「大丈夫だよ」と答えました。すると子どもは、「お母さん、お願いだから片付けて。怖いんだよ」と懇願しました。

　子どもの切実な表情を見て、私は胸が痛み、何も言えませんでした。結局、子どもが師父の写真を引き出しにしまいました。

　当時、夫が亡くなったばかりで、私は夫への情をまだ断ち切ることができず、心がとても辛かったのです。夫の生前のことを思い出すたびに、悲しみが込み上げてきました。「天有不測風雲、人有旦夕禍福」（天気が急変するように、人の運命も突然変わる）という言葉の通り、夫は脳腫瘍と診断され、手術を受けたものの、間もなく再発しました。医師からは「もう手術はできない」と言われました。

　その上、ちょうどその頃、村の計画で私たちの家が取り壊されることになりました。ある日、夫が「お前たちには本当に申し訳ない。家が取り壊されるというのに、私はこんな病気になってしまった。死んでも安心して逝けないよ。俺が死んだら、君たちは住む場所もなくなってしまう。どうすればいいんだ」と言いました。夫の治療費はすべて借金でした。私たちには新しい家を買うお金もありませんでした。私は夫の手を握りながら、こう言いました。「あまり考えすぎないでください。すべては自然に任せましょう。運命にあるものは自然と手に入りますし、運命にないものはどれだけ求めても得られません。その時になって考えればいいのです。今、あなたが生きていてくれることが、私にとって何よりの願いです」

　夫は私の励ましを聞き、「お前が大法を学んでから人が変わったようだ。俺も一緒に大法を学びたい」と言いました。私は「今の私たちの状況では、大法を学び、師父に救っていただくしかありません」と答えました。

　しかし、その数日後、夫は職場での事故により亡くなりました。夫の勤め先から一部の補償金をもらったので、それを使って彼の治療費の借金を返済し、さらに子どものためにマンションを購入しました。お金が足りなかったため、内装は簡単なもので済ませ、新居に引っ越しました。

　私は心の中で「父さん、私たちは住む家を手に入れました。これであなたも安心して天に召されることでしょう。あなたの願いは叶いましたよ」と夫に語りかけました。その時、私は今日の私たちの全てが師父から授かったものであると気付きました。そして、師父に立てた誓いを守る決意を新たにしました。私は師父の写真を取り出し、堂々と飾りました。

　翌日、同僚が急用で私に勤務を代わってほしいと言ってきました。本来なら私は午後勤務の予定でしたが、代わりに早番を担当しました。その間に村の共産党幹部が家を訪ねてきましたが、私が不在だったため、そのまま帰って行きました。こうして、この一件は何事もなく終わりました。

　私は、これは師父のご加護によってこの難を乗り越えることができたのだと悟りました。そして、師父がおっしゃった「修は己にありて、功は師にあり」（『轉法輪』）という法理をさらに深く信じるようになりました。2012年、息子が婚約して結婚することになり、同修や家族、友人たちの助けを借りて家を改装しました。そして、師父の写真を供えるための机をリビングルームの中央に堂々と置きました。

　息子の婚約の前日の夜、私は部屋の掃除を終えました。息子が仕事から帰ってきて「お母さん、やっぱり師父の写真を置いている机は、小さな客間に移したほうがいいよ」と言いました。私は「小さな客間にはもうソファを置いてあるから、大きな客間に置くしかないよ」と答えました。息子は「お嫁さんはお母さんが大法を学ぶことを支持しているけど、もしお嫁さんの家族が反対したら困るよ…」と言いました。私は「心配しないで。お嫁さんは大法と縁がある人だから、彼女の家族も反対しない。私が大法を学ぶのはあなたたちにとっても良いことだから、これはあなたたちの幸せなんだよ。さあ、早く寝てね。明日は早起きだし、私も寝るよ」と言いました。息子は上の階へ行きました。私が布団に入ったばかりの時、息子が下に降りて何かを探しながら、「お母さん、どこにいるの？」と聞きました。私は「テレビ台のそばにいるから、自分で探してね！」と答えました。すると客間で物を乱暴に投げる音が聞こえました。私はそれが邪悪な生命が彼を妨害しているのだと感じ、座って正念を発し、師父に弟子を加護し、彼の背後の邪悪な生命を消し去るようお願いしました。しばらくすると、客間は静かになりました。私は様子を見に行くと、床には物が散乱していましたが、動揺せずに片付けてから寝ました。

　翌日、息子の婚約は無事に進みました。親戚や友人たちは、私が息子のために改装した家を見て「こんなに素敵な家を用意してくれて」と褒めてくれました。私は「すべて大法の師父に感謝します！」と答えました。嫁の母親は「お姉さんはこんなに優しい方で、うちの娘があなたの家に入っても安心です」と言ってくれました。

　今回の妨害を通じて、師父と法を信じる正念（真心の念）がどれほど大切かを悟りました。

　私は師父の写真の前に、大きな法輪の絵を置いています。見るたびにとても神聖で厳かな気持ちになり、師父が「しっかり修煉して大法弟子としての役割を果たすように」と私におっしゃっているように感じました。師父にお香を捧げる時、心が乱れていると師父の顔を見る勇気がありません。心を整えられた時には、師父の慈悲に満ちた眼差しを感じ、心が平安で穏やかになります。

　数年前、邪党（共産党）は「歴訪」やいわゆる「ゼロ行動」を行っていました。ある日、私がちょうど家に帰ったところ、村の共産党幹部が派出所の2人を連れてやって来ました。私は恐れずに彼らを客間に座らせて、何の用か尋ねました。

　村の共産党幹部は、「歴訪です。まだ修煉しているか見に来ました」と言いました。私は「彼らは知らないけれど、あなたは知っていますよね。私の重い心臓病はすっかり良くなりました。修煉をやめられますか？　修煉しなければ今の私はありません」と話しました。

　1人はスマホを持って客間の窓越しに師父の写真を撮影していましたが、私は怖がらず心の中でこう思いました。「見てください、いいことですよ！　師父はとても慈悲深く、あなたたちを救いに来てくださっているのです！」

　もう1人が私に個人情報を聞きましたが、私は協力せずに立ち上がってその場を去りました。彼らを門の外まで送り、「今こそ真相を知ってください。それはあなたたちにとって良いことです！」と言いました。

　これまでの幾度かの妨害の中で、家族も真相を理解するようになりました。

　私は、「師父と法を信じ、正しい心を堅持し、誓いを守れば、どんな困難も乗り越えられる」と悟りました。なぜなら師父はいつも私たちのそばにいてくださり、師父には無限の力があるからです！

　まだ直すべき執着心がたくさんありますが、私はしっかりと修煉し、三つのことを守りながら法を正す進展に従います！