文／遼寧省の大法弟子

【明慧日本 2025年5月25日】私は1997年に法輪大法（法輪功）の修煉を始め、28年が経ちました。大法から多くの恩恵を受けてきました。私は山間部の小さな町に住んでおり、町には鉱業の会社があり、私はそこで16年間働いてきました。

　入社当初、生産区の七区に配属され、毎日坑道に入って作業をしていました。この区隊には新たに4人の運搬工と4人の削岩工、その他数人の労働者がいました。朝の班全体会議で、区長が労働者たちに向かって「あなたたちの中に法輪功を修煉している人がいるそうですが、誰か知りたいです」と言い、私は堂々と立ち上がり、「私です」と言いました。区長は私を見てうなずき、何も言いませんでした。

　私たちの鉱山には法輪功を学ぶ人が多く、各部署や区隊にいます。長年にわたり、法輪功の修煉者は仕事で責任感を持ち、真面目に働く姿勢が認められ、指導者や同僚から高い評価を得てきました。しかし、中共による法輪功への弾圧や連座政策により、迫害の初期にはどの部署の指導者も頭を悩ませ、恐れていました。それでも、法輪功の修煉者は仕事で優秀で文句を言わず、信頼でき、成果を上げることを知っていたため、心の底では雇いたいと思っていました。

　ある時、坑道内で事故が発生し、爆発の煙で労働者が中毒になり、7人が負傷し1人が死亡しました。この事故は鉱業会社に大きな影響を与え、会社は七区と五区を統合することを決定しました。「七」という数字が不吉だと感じられたからです。2つの区が統合され、100人以上が所属する大所帯になり、区の負担は大きくなりました。坑道作業では人数が多くなり、安全確保が難しく、責任者たちは頭を悩ませていました。

　私は運搬工で、坑道の運搬工は通常、さまざまな設備を使いこなす必要があるため、技術をしっかり習得しなければなりません。削岩機、電車、シャトルカー、ダブルドラムスクレーパーコンベアなど、機械設備が多く、さらに削岩の技術も必要でした。私はどんな仕事も丁寧に取り組み、短期間でこれらの作業に熟練しました。ある時、区で私が別の採掘場で臨時勤務をするよう手配され、ちょうど副区長が現場を視察に来ました。彼とはあまり面識がなかったので、これは機会だと思い、法輪功の真相を伝え、三退（共産党、共青団、少年先鋒隊からの脱退）の重要性を話しました。すると彼は快く党からの脱退に同意し、法輪功に全く抵抗がありませんでした。

　ある年の年越し前、私と区のもう一人の同修が真相カレンダーを区に持って行き、皆に配ろうとしたのですが、カレンダーを取り出した途端、すぐに奪い合うように無くなりました。区長はそれを見て止めなかっただけでなく、「自分にも一つ残して欲しい」と言って、真相カレンダーを自分の机の上に置きました。毎日、仕事に来る労働者や行き来する人がそれを見ることができました。

　毎年、法輪功の修煉者が各区隊に真相カレンダーを持参し、各区隊の机の上には大法の真相カレンダーが置かれ、持って行った分はすべてすぐに無くなります。長年、法輪功の修煉者は仕事が優秀で、細かいことにこだわらず、争わず、闘わず、指導者や労働者から一貫して高い評価を得てきました。これにより、法輪大法の高尚な境地を証明し、中共の法輪功への誹謗中傷が自ら崩壊しました。修煉者が絶えず真相を伝えた結果、各区隊で三退した人の数は相当数に上りました。

　私の区隊の副区長は私が伝えた真相を理解し、三退しました。1年も経たないうちに、彼は福報を得て、別の区に異動して正区長に昇進しました。坑道作業は過酷で、手や足をぶつけることはよくあり、毎年怪我が絶えませんでした。しかし、この副区長が6年間管理した区隊では一度も労災事故が起こらず、鉱業会社は特例で彼を坑口の安全鉱長に昇格させました。これは彼が真相を理解し、大法弟子を善く扱ったことによる福報です。

　指導者の異動により、七区に新しい区長が着任しました。その時、私はすぐに法輪功の真相を話すのではなく、仕事で良い姿を見せ、大法弟子の思想の境地と仕事能力を示そうと考えました。坑道のあらゆる作業の技術や性能を熟練にこなし、どんな仕事でもしました。割り当てられた仕事は迅速かつスムーズにこなし、区長は私の仕事態度を高く評価しました。

　坑道の削岩機の運転者は最も稼げない仕事で、誰もやりたがりませんでした。区には3人の削岩機の運転者がいましたが、他の2人は辞め、私は大法弟子として仕事を選ばず、区の任務を完遂し、区長の悩みを解消しました。ある日、区長が坑道に視察に来た際、私は機会を捉えて法輪功の真相を伝えました。

　「区長、今の世の中、上下ともに腐敗がひどく、区長になるにもコネを使い、数万元かかります。仕事の能力なんて見られませんよね」と話し、大法が迫害されている真相や、三退の重要性を伝えました。さらに、「あなたは良い区長です。かつて入った党員を退けば、その組織の一員ではなくなり、将来中共が清算される時に巻き込まれませんよ」と言いました。区長は快く同意しました。年末の指導者調整で、彼は昇進し、坑口のスケジュール室の室長に異動し、その後まもなく坑口の生産鉱長に抜擢されました。

　ある時、私は別の区に一時的に異動し、探鉱工事に従事しました。その区には削岩機の運転者がおらず、作業場所は坑口から50分歩く遠い場所で、暑く換気も悪く、誰もやりたがらない仕事でした。区が他の人を派遣しようとしたのですが、その区の区長が断固として受け入れませんでした。最終的に鉱長が私を指名し、「3カ月で戻す」と言いました。私は断らず、3カ月足らずでその区の区長が交代しました。新しい区長は私の仕事ぶりに非常に良い印象を持ち、「何でもできる」と評価し、戻さず、稼げるダブルドラムスクレーパーコンベアの採掘場に配属してくれました。月給は相当高額でした。私は、心の姿勢を正せば、法を証明しつつ経済的収入も得られると悟りました。

　以前、七区で一緒に働いていた同僚が私を探し出し、一緒に働きたいと言いました。ある時、彼が採掘場で落石に当たり、動けなくなりました。私たちは彼を採掘場から運び出し、主要坑道で運鉱車に乗せて外に運びました。彼は私の腕の中で横になり、私は「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」を唱えるよう伝えました。彼は心から信じ、ずっと唱えていました。坑口のシャワー室まで私が背負って運び、病院に着くと彼は自分で歩けました。医者の検査では何も問題がなく、驚くべきことに無傷でした。落石に当たれば、重傷か死亡が普通です。

　彼は後から私にこう言いました。「ずっと心から『法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい』を唱えていました」

　坑口の大法弟子が長年真相を伝えた結果、各区の坑道労働者の多くが大法を信じ、坑道に入る前に「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」を唱え、真相の護符を身に着け、神の加護で安全が保たれることを知っています。

　区長の許可を得て、私はその同僚と協力し、採掘場で一緒に働きました。私たちの採掘場は、採鉱の質や天井の平滑度など、非常に良い仕事ぶりでした。区長は鉱山に報告し、鉱山の指導者は私たちの採掘場で現場会議を開き、各区の区長に学ばせ、採掘場の模範としました。それからの採掘作業は、私たちを基準に学ぶことになりました。このことで区長は非常に喜び、大小の会議で私たちを称賛し、2人それぞれに1000元の報奨金をくれました。法輪功を修める私に対する見方も大きく変わりました。私はこの機会を利用して、接触する人に真相を伝え、三退を勧めました。

　坑口の各区隊の人々は私の仕事ぶりが良いことを知り、多くが私と一緒に採掘場で働きたいと言いました。ある人は「一緒に働くとうまくいく」、ある人は「大法の保護がある」、またある人は「一緒に働ければ幸せだ」、さらには「あなたはこの辺で一番良い人だ」と言いました。実は、世人からこのような評価を得られたのは、「真・善・忍」の基準で人として行動し、大法で修めた境地と能力によるものです。指導者や労働者は私が法輪功を修めていることを知り、称賛する中で、心から法輪大法を認めています。

（明慧ネット2025年世界法輪大法デーの入選文章）