文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年5月25日】私は1996年に法を得た大法弟子です。大法の中で修煉できることは、まさに比類なき幸運だと感じています。慈悲深い師父の救い済度とご加護、そして同修たちの無私の助けに、心から感謝しています。

　一、家庭の修煉環境を変える

　中国共産党（以下、中共）の江沢民一派による法輪功に対する迫害は、すでに25年を超えました。私も多くの大法弟子と同様に、厳しい迫害を受けてきました。拉致、家宅捜索、拘束、不当判決、さらには経済的な迫害、地元警察による嫌がらせ、家族や親戚からの理解不足などもありました。特に、2019年から現在まで、邪党によって私の年金は全額差し止められたままです。私が刑務所から戻った直後、家族は邪悪に恐れを抱き、私が再び迫害されるのを恐れて、私を厳しく見張るようになりました。家族は、邪党の非道さと残虐さを深く知っており、私の安全を本当に心配していたのです。夫、娘婿、姉が必死に私にお願いしてきました。甥は邪党の敏感な部署で働いており、偏った宣伝に洗脳され、電話で私をひどく罵りました。

　しかし、こんなことでいいわけがありません。私は大法弟子です。「三つのこと」をしっかり行うのは、私がこの世に来た時の誓いです。師父が私に示してくださいました。「この関門を突破するには、親情を手放し、大法の『真・善・忍』の基本理念で自分を律しなさい。修煉者として純粋で、善良で、忍耐ある言動で環境を変え、真相を伝えて彼らの観念を変え、その生命を救うのです」と。それから私は、法を大量に学び、暗記し始めました。まず『轉法輪』を通読し、師父が説かれた法を最初から最後まで繰り返し学びました。さらに『洪吟』、『精進要旨』、各地での講法も併せて学びました。同時に、私は家族に真相を語り、真相の手紙も書きました。夫には3通、娘と娘婿にはそれぞれ2通の真相の手紙を送りました。これらの手紙を、親戚や友人にも1通ずつ渡し、真相を理解してもらうようにしました。多くの人が真相を受け入れ、その中には「三退」をして福を得た人もいました。また、明慧ネットから神伝文化や「善悪は一念の間に」、「修煉交流」などの音声をダウンロードし、夫に聞かせました。日々発正念し、家族が真相を理解することを妨げるあらゆる邪悪な存在や要因を取り除きました。

　私は内に向かって自分を探し、怨恨心、嫉妬心、闘争心、人を見下す心、利益への執着、党文化など、さまざまな執着心を修めました。その結果、少しずつ家族も変わっていきました。今では、私が家で学法、煉功をし、発正念を行い、明慧ネットを見ることも、午前中に外に出て真相を伝えることも、家族は何も言いません。大法が私の家庭の修煉環境を変えてくださったのです。

　二、地域コミュニティや地元警察の嫌がらせを否定する

　2018年、地域コミュニティの職員と地元警察が私の家に来て嫌がらせをし、書類に署名するよう求めてきました。そのとき、夫が毅然とした態度で「その書類には私たちは署名しません」とはっきり伝えました。彼らが写真を撮ろうとしたので、私は「写真撮影は人権侵害です。憲法第38条に規定されています」と言って断りました。私たちが撮影を拒否したため、結局彼らは写真を撮らずに帰っていきました。

　2021年3月26日には、またもやコミュニティの職員2人が自宅にやってきて「上層部からの指示があったので様子を見に来た」と言い、まず「半脱（「上着を脱ぐ」という行為かもしれませんが、具体的に何の意味か書かれていなかったので、そのままにしました）」とやらを求めてきました。私は「それは何ですか？　その法的根拠を見せてください」と尋ねましたが、彼らは何も答えませんでした。夫は「法輪功への迫害に関しては、法律的な根拠を一つも示せない。今に至るまで、法輪功を×教とする法律文書は一切存在しない」とはっきり述べました。さらに夫は「彼女は善良な人間で、あなたたちよりもずっと良い人です。私は同じようにはできないが、あなたたちにそれができますか？」と問いかけました。「例えば、買い物でお釣りを多くもらったら、それを返すのが彼女なのです」と夫は例を挙げました。ある日、私が買い物をしたとき、店主が30元（約600円）少なく計算してしまいましたが、私はそれを返しに行きました。店主は感動して「今どきこんな人がいるのね」と言い、私は「私は法輪功を修煉している者で『真・善・忍』に従って良い人になろうとしているのです」と答えました。私はその機会に真相も伝え、彼女とは友達になりました。後日、彼女はぜひお礼がしたいと、小さな花瓶をプレゼントしてくれました。夫はその花瓶を彼らに見せました。彼らは何も言わずに帰っていき、ある程度真相を理解してくれたようでした。

　2023年9月12日の夜7時頃に、警察署の警官2人がまた私の家に来ました。ちょうどその時、夫は散歩に出かけるところで、玄関を開けると彼らが入ってきました。私はその時、食器を洗っていましたが、手を止めて彼らに座ってもらいました。スイカを出してもてなし「こうして会えたのもご縁ですね。お疲れ様です。みんなが休んでいる時間にも巡回していて、大変ですね」と話しかけました。彼らは「24時間勤務です」と答えました。私は「アジア大会関連ですか？」と尋ね、夫は「アジア大会なんて、私たちには関係ありません」と言いました。彼らは「様子を見に来た」と言い、夫に「奥さんは家で何をしているのか。広場でダンスでもしているのか？」と聞いてきました。夫は「彼女は家でトランプもマージャンもしないし、広場で踊ったりもせず、違法なことは一切していません。真面目に良い人として暮らしています」と答え「もう彼女を困らせないでください」とも付け加えました。ちょうどその時、私は法律に関する書籍や資料を取りに行き「法律に基づいて、証明書類を見せてください」と求めました。彼らは所属、氏名、警察番号をメモに残しました。女性警官が写真を撮ろうとしたので、夫がすぐに止め「今すぐ削除してください」と言いました。私も「写真撮影は人権侵害であり、憲法第38条に反します」と伝えたところ、彼女はその場で削除しました。

　その後、私たちは腰を下ろして話を始めました。男性警官は、自分の人生経験についていろいろと語ってくれました。私は「では、私の人生経験もお話ししますね」と伝えました。すると彼は「ぜひ聞かせてください」と言いました。私は彼に真相を語り始めました。法輪功を修煉してから私の身体がどう変化したかを話しました。修煉する前、私は重度の腰椎椎間板ヘルニア、リウマチ性関節炎、婦人科疾患など多くの病気を患っていました。しかし、法輪功を修煉し始めてから、それらの病気はいつの間にかすべて治っていました。しかも、この28年間、私は一度も点滴を打たず、薬も一粒も飲んでいません。私は「法輪功は佛家の上乗の功法で『真・善・忍』に従って良い人になることを教えています」と話し「天安門焼身自殺事件」は偽造であることも説明しました。また、中華人民共和国国務院の第28号公報に基づき、国家新聞出版署の第50号令が法輪功出版物の禁止を正式に解除したことも伝えました。法輪功に対する迫害は憲法違反であり、法的根拠がないことを話すと、彼は「法輪功に関しては津出（つだし）に定められている」と反論しました。私は「法輪功は何も定められていませんし、×教でもありません」と返しました。さらに、2000年4月9日に中国共産党中央弁公庁、国務院弁公庁、公安部が共同で発表した『公安部による、カルト組織の認定と取り締まりに関する通知』という文書には、14の邪教組織が挙げられていますが、その中に法輪功は含まれていないのです。この時、夫も加わり、「私も法輪功を迫害する法律文書を見てみたい」と言いました。すると彼らは席を立ち帰ろうとしました。私は「携帯で『14種の邪教』と検索すればすぐに出てきますよ」と伝えました。彼は「こんなに長い間に一つも法律文書がないはずがない」と言いました。私は「もし見つかったら、それを私に見せてください」と伝えました。彼は「自分はその方面に詳しくないので、詳しい人を呼んで話してもらう」と言いました。私は「それで構いません。その時は必ず法律文書を持ってきてください」と応じ、夫も「私も法律文書を見たい」と繰り返しました。こうして彼らは帰っていき、その後、誰も来なくなりました。

　地元警察から何度も嫌がらせを受ける中で、私は法律を使い善意で諭す方法をとり、11ページにわたる手書きの真相の手紙を書きました。内容は、法輪大法を修煉してからの私の身体の変化、心性の向上、迫害の違法性、法輪大法の合法性、世界中に広まっている現状、善悪には報いがあること、世の中の人々の目覚め、三退で無事になることなどでした。その手紙を「福」の字が印刷された赤い封筒に入れて警官に渡しました。その日は晴れていて、私は自宅でまず発正念をし、師父にご加持をお願いし、その警官を救いたいという思いでいっぱいでした。その日、私の正念は非常に強く、恐れる心はありませんでした。警察署に入ると、周りにはちょうどその警官一人しかおらず、私は自分の気持ちを伝え、「これは私が心を込めて書いた手紙です。ぜひ読んでください。あなたのためです」と伝えると、彼は嬉しそうに受け取ってくれました。後に彼はその手紙を地域コミュニティにも渡し、そちらの職員たちも真相を理解するようになりました。

　この経験を通して、大法弟子の家族も、大法と非常に深い縁がある存在であると悟りました。大法弟子が「大きな善と大きな忍」をもって行動することで、家族も大法の素晴らしさを感じ取ることができます。法理に基づいて物事を考え、真に自分を修め、家族の立場に立って思いやりを持って接すれば、彼らの心のわだかまりも解け、師父が用意してくださった道を正しく、そしてしっかりと歩むことができるのです。