文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年5月28日】刑務所で迫害を受けた同修の一人が、男女関係において過ちを犯していたことを知りました。これまでも何人かの同修が有罪判決を受けて迫害されたことがありましたが、後から知ったところによると、彼らも皆、男女関係において過ちを犯していたというのです。これら身の毛もよだつような迫害の事例は、私たちに損失をもたらし、同修たちに対して「男女関係において心性を守らなければならない」という警告を発しているのです。さもなくば、自らの修煉と衆生救度において魔難を招き、旧勢力が迫害の口実を得ることになってしまいます。ます。

　では、どうすればこのような過ちを防ぐことができるのでしょうか？　私見では、まず思想の上でこの問題を重視することが絶対に必要です。このようなことは、常人の間でも恥とされる「苟且（こうしょ）」な行為であり、明慧ネットにも数多くの古代の物語が紹介されていますが、その中でもこのような恥知らずな行為をすれば、福や禄が失われると語られています。修煉者である私たちは、なおさらこのような汚れた行為をしてはなりません。師父は講法の中で繰り返し、男女関係については特に注意するよう強調されています。この方面で過ちを犯すことは、大法の名を汚すことになり、旧勢力もそのような学習者を見逃さないでしょう。どの角度から見ても非常に悪いことであり、多方面に悪影響を及ぼします。私たちは本当に倍の注意を払う必要があります。日頃から、少しでもそのような念が浮かんだら、すぐに打ち消さなければなりません。

　また、日常生活の中でも、常にこの方面の「危険」に対して警戒し、あらゆる場面で慎重でなければなりません。崖があると知っている場所には、最初から近づかず、遠くから避けるべきです。そうすれば、間違いなく防ぐことができます。ここで私の体験をお話ししますが、男女関係の過ちというのは、必ずしも色欲の心を修めているかどうかだけに関係するものではなく、それ以上に「この問題をどれほど重視しているか」と深く関係しているのです。ある人は、自分にまだ色欲の心が完全に取り除かれていないことを自覚しているため、常に「決して重大な過ちを犯してはならない」と自らを戒め、この方面には非常に慎重です。実際の行動としては、古人の教えに従うとよいでしょう。たとえば、「男女は接触せず、男女は二人きりで一室にとどまらず」、日頃から身を正して節度を守り、心の中の念を正しく保つことです。このような人は、問題を起こすことはありません。

　問題が起きやすいのは、次のような考えを抱いている人たちです。例えば異性の同修の間で、「私たちは皆修煉者だから、自制できる」、「男女の関係も常識にとらわれなくてよい」と思っている人たちです。こうした考え方は非常に危険です。私は、修煉の状態が良く、色欲の面でもほとんど執着がなくなっている人がいることを信じています。しかし、それは修煉ができているかどうかという問題ではなく、自分自身や大法に対して責任を持てているか、修煉を大切にしているかどうかの問題なのです。師父がこの問題の重大な結果について繰り返し強調されている以上、なぜあえてそのリスクを冒すのですか？　なぜこの問題を真剣に受け止めようとしないのですか？　例えるなら、あなたは何の用もないのに崖っぷちへ向かって走っていくようなものです。それは命をもてあそんでいることになりませんか？　世間で修煉している限り、人心は完全に取り除かれることはなく、しかも今の社会はこの方面の汚染が非常に深刻です。長い間このような状態を続ければ、問題が起きる可能性は非常に高くなります。

　ある優秀な同修がいました。彼は異性の同修と長期にわたって同じ部屋に住んでいましたが、最終的にはやはり問題が起こり、5年もの間迫害を受けることになりました。この教訓は非常に深刻です。たとえ本当に心性が保てていたとしても、周囲への影響を考慮すれば、自分に対して厳しくあらねばなりません。私個人の提案としては、この方面に潜在的な問題がある場合、例えば男女の同修が夫婦でないのに頻繁に一緒にいる場合や、日常的に男女間で軽い冗談や言い合い（いわゆる「いちゃつき」）をしているような状況は、行動としてただちに正すべきです。正法はすでに最終段階に入っており、自分自身や大法に対して無責任な行動は、旧勢力に付け入る隙を与えてしまいます。

　また、特に注意すべきなのは、夫婦関係が長年うまくいっていない人たちです。関係がうまくいっていないということは、修煉上に漏れがあるということです。このような人が感情的な隙を突かれ、普段から男女関係の過ちの深刻さを軽視していると、非常に簡単に問題が起きてしまいます。

　ある同修は、ある日、妻（同修）と口論になったため、別の女性同修と交流しました。これはすでに危険な道に足を踏み入れていると言えるでしょう。男女間では、やはり一定のけじめが必要なのです。結果的に、その女性同修も「心が空虚な状態」で、話が進むにつれ次第に親密になり、夜になって女性同修が彼に「泊まっていけば」、「私たちは修煉者なのだから、注意していれば問題ない」と言いました。そのとき、女性同修が男性同修の腕に手を回したのですが、幸いにも彼は警戒心を持ち、「これは良くない」と感じて、部屋を離れました。その後、その女性同修は別の同修とこの方面で過ちを犯し、最終的には二人とも迫害される結果となりました。本当に注意すべきです。軽率に危険な場所に近づいてはいけません。できる限り「その崖」から遠ざかるべきなのです。

　もしすでにこのようなことが起きてしまっている場合は、できるだけ公開して話すのがいいのです。これは師父が『各地での説法三』の「大ニューヨーク地区法会での説法」で述べられています。ある同修は、この方面で過ちを犯したにもかかわらず口を閉ざしたままでした。師父はその人に多くの機会を与え、たびたび同修たちがこの問題について交流する場を設けたり、実際にこのようなことで迫害を受けた同修が体験を語る機会もありましたが、彼はどうしても自分のことを話そうとしませんでした。最終的に迫害を受け、その原因がこの出来事にあったと気づいたときには、すでに後悔しても遅かったのです。

　大法の中で修煉できることは、私たちの誇りであり、最後の時期にこそ、それをより一層大切にしなければなりません。同修の皆さんとともに励まし合い、師父の慈悲と最後の救いの機会を大切にし、自分の修煉に困難や後悔を残さないようにしましょう。

　以下に、『各地での説法三』の「大ニューヨーク地区法会での説法」を再読しましょう。

弟子：最近周りに男女関係のことがありますが･･･
師：先ほど私はすでにこのことを話したと思います。私はすでにこのことについて話しました。一部の人がやっていることは「大法の学習者」になる資格もありません！　「人間」という字まで相応しくありません。あなたはまだ自分が「大法弟子」と言えるのですか？！　私はあなたを待っていますが、あなたは分かっていますか？！

　時に師父は皆さんがやっているそれらのことを見て、本当に悲しいのです。しかし、本当にあなたを手放したら、私はまた本当に心が痛んでしまいます。本当に簡単にあなたを手放したくはありません。しかし、それほど向上心もありません！　それほど意気地もありません！　まだ大法に泥を塗っており、「人間」という字さえ相応しくないことをやっています。あなたはまだ自分を「大法弟子」と言っています！　このように話しましょう。私が先ほど話したことは、つまり大法弟子という名に相応しくないことをした全ての人、あなたたちは自分でそれを公開したほうが良いということです。このようにして、あなたたちの多くのものを消すことができます。同時に、それによってあなたたちは決心を固めることもできます。あなたたちに教えますが、あなたたちにとって時間は本当に限られています。これらの良くないことをしたことのある全ての人、以前あったがもう改めた人はここで別として、現在まだこれらの良くないことをしている人、またいまだに中共の邪悪なならず者の集団に情報提供している人、私が本当にあなたを手放した時は即ちあなたが地獄に落ちる時です！　私は少しもあなたを脅かしているのではありません。まだ終わっていないので、衆生にとって即ち機会なのです。師父は何度もあなたたちを待っています。