　【明慧日本2025年6月8日】遼寧省瀋陽市の法輪功学習者・王艶さんは、2022年に法輪功を広めたことを理由に中国共産党の裁判所によって懲役4年の判決を受け、2025年5月9日、遼寧省女子刑務所において迫害により命を落とした。享年71歳であった。

　王さんの迫害状況の概要は以下の通りである。

　王さんは一人暮らしをしていたが、2022年3月5日、瀋陽市大東区の東塔派出所に所属する警察官・方朋らが自宅に押し入り、連行した。警察は、王さんがマンション内で法輪功についての真実が書かれた資料を配布していたと通報があったことを主張し、自宅を不当に家宅捜索して、法輪功創始者の写真、法輪功の書籍、携帯電話などの私物を押収した。その後、王さんは3日間にわたり不当に拘束され、警察は5,000元（約10万円）を脅し取った上で、ようやく自宅に帰した。

　7月19日、警察官の方朋は再び部下を伴って王さんの自宅を訪れ、裁判官が会いたと言っていると告げ、嫌がらせをした。翌7月20日の朝、王さんは警察官の方朋によって再び連行され、留置場へ不当に拘束された。その後、地元の裁判所によって王さんは懲役4年の不当な判決を受け、遼寧省女子刑務所（旧称：瀋陽大北女子刑務所）に移送され、引き続き迫害を受けた。

　王さんは長年にわたる迫害により乳がんを患い、2025年5月9日、不当に拘禁されている間に病死した。享年71歳であった。

　王さんは、ただ法輪大法についての真実を伝えたという理由だけで、中国共産党の法曹機関によって恣意的かつ組織的に迫害され、命を落とす結果となった。東塔派出所、関係する検察庁・裁判所、そして遼寧省女子刑務所の関係者らは、王さんの死に対して重大かつ避けることができない責任がある。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）