　【明慧日本2025年6月8日】世界法輪大法デーを祝う機会に、2025年5月の明慧編集部が主催する「慶祝5.13」の感想文では、52篇の修煉体験発表文が選ばれ掲載された。世界中の法輪功学習者（以下、学習者）は文を通じて、各地の学習者と交流し、修煉で得た心身の恩恵や真実の物語を共有し、自身の体験を通して法輪大法の素晴らしさを実証している。

　日本の学習者たちは文章を読んで深く感銘を受け、「比して学び比して修す」を通して自らの不足を見つけ出し、学習者として常に自らを律し、精進し続ける決意を新たにした。

　執着を放下し　「転換点」が現れる

　出潔（ペンネーム）さんは『黄粱の夢から覚め、無欲にして自ずと得る』を読み深く感銘を受けた。作者は「苦しみの日々の中で絶えず学法し、恨みや執着、人間的な心を放下しました」という「転換点」を経て、状況は一変した。この一言が、出潔さんがプロジェクトに参加する中の「転換点」となった。

　出潔さんは次のように述べた。「筆者は夫への恨みを放下し、善と慈悲をもって夫に接するようになります。夫はギャンブル依存症を断ち切り、真・善・忍の基準に従って行動するようになり、まるで別人として生まれ変わります。そして、夫婦ともに『世界トップ500のデザイン会社』に入社し、仕事や生活で大法の基準に従い、他者のために考えることを優先し、名誉や利益を追わないその姿勢が周囲の信頼を得ます。経済不況下で多くの企業が苦しむ中、夫婦の仕事は順調に進み、収入も安定。夫は部門責任者に昇進するなど、経済的な状況も好転しました」

　筆者のような大きな「転換点」ではありませんが、法輪大法デー祝賀パレードの取材活動の中で「転換点」があったと感じています。

　パレードの沿道にいる一般人に取材する時に、日本人は話も聞いてくれ、コメントもしてくれるのですが写真を撮らせてくれません。これに対して、外国人はほとんどの人が写真を撮らせてくれます。このような状況下で、自分では気づかないうちに外国人に対する取材が中心になっていきました」。

　祝賀パレードでは、出潔さんが取材したのはすべて外国人だった。7人目に初めて日本人の取材が取れたが、その時になって初めて「このままではいけない」、「外国人の方が取材が楽だから」という安逸心から生じているのだということに気づいたという。パレードの行程はすでに後半に差し掛かっていたが、出潔さんは気づいた瞬間から外国人への取材を中止し、日本人への取材に集中した。

　出潔さんは「パレード終了間際、日本人だと思って声をかけた沿道の一般人は在日中国人の男性でした。この男性から良いコメントをいただき、取材内容も明慧ネットで掲載されました。修煉において最も難しいのは人間が持つ多くの執着を放下することです。『外国人の方が取材が楽だから』という安逸心を放下できなかったなら、自分の執着を直視する機会を失っていたでしょう」と悟った。

　些細なことも「真・善・忍」に従って自分を律しなければならない

　文章『夫がようやく正念を持つようになった』の中では、筆者の夫は気性が荒く、プライドが高いため、人の意見に耳を貸さず、常に相手を言い負かすまで話し続けるような人だった。毎日さまざまな知識を学び、自分は博識で見識もあると思っていて、法輪功にも強い拒否反応を示し、大法に関する話題を一切受け入れず、大法の書籍や資料にも全く目を通そうとしなかった。そこで、筆者は「真・善・忍」に基づいて自らを律し、徐々に夫に大法のことを伝えるようにした。筆者は言動を通じて、夫の大法に対する態度を少しずつ変え、最後には「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と唱えるようになり、夫のみならず、周りの家族も恩恵を受けた。

　楊さんは「私は筆者と違って、夫はとても優しく、大法の修煉をとても応援してくれています。交流会やパレードなどにも車で連れていってくれますし、神韻を何回も見ています。また、夫は家計のほとんどを支えているだけでなく、家事も手伝ってくれ、私の願望をなんでも聞き入れてくれます。しかし、そんな夫に対して私は些細なことで責めたり、わがままを言って甘えてばかりでした。常人の欲望に駆られて、美味しい物を食べたり、遊びに行ったりして生活を楽しんでいました。修煉者としての自覚が試されていることに気付かず、欲望をどんどん満足させるために言い訳をつけて、だんだん修煉が疎かになっていたのです」と語った。

　「筆者のような状況に比較して見ると、自分は平和な環境にいて、夫婦仲睦まじく、職場でもトラブルがほとんどないような暮らしで、修煉者として厳しく自分に律することができず、修煉者から逸脱した行為に発展してしまいました。些細なことからも『真・善・忍』に従ってしっかり行い、厳しく自分を律しなければならないと感じました」と悟った。

　職場では仕事をきちんとこなし、よりよく衆生を救い済度する

　谷本さんは『鉱夫たちは坑道に入る前に「法輪大法は素晴らしい」を唱える』を読んで、深い印象を残した。作者は坑道のあらゆる作業の技術や性能を熟練にこなし、どんな仕事でも、割り当てられた仕事は迅速、かつスムーズにこなすようになり、上司に高く評価されている。

　ある時、坑道内で事故が発生し、一緒に働いていた同僚が採掘場で落石に当たり動けなくなったが、作者が同僚に「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と唱えさせながら、病院まで運ぶと、同僚は無傷で検査の結果も何の問題もなかった。

　谷本さんは「指導者や労働者は、作者が法輪功を学んでいることを知り、称賛する中で心から法輪功を認めています。このように、作者は職場で接触した人たちに法輪功の素晴らしさを伝え、中国共産党から『三退』させ、多くの人たちが作者と一緒に仕事がしたいと言ってくれるなんて、本当に素晴らしいことだと思います。

　日本人は、自分がやっていることや、思想的なものはどんなものであっても会社で伝えません。作者は法輪功の真相を伝えてもなかなか理解しては貰えない中国でも、世の人々を救い済度するために真実を伝えています。この体験談を読ませて頂き、職場では仕事をきちんとこなし、『私は大法弟子である』ことを心に刻み『真・善・忍』の基本理念に従って、他人を優先に、自分を後にの精神で接しながら法輪功の素晴らしさを伝え続けて行きたいと思います」と語った。

　（続く）