文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年6月9日】私は去年娘の家で孫の世話をするようになりました。新しい生活環境の中で、私は常に自分を正し続けました。家族がどのように私に接しても、私は修煉者の心で対応しました。美味しいものは家族に譲り、残飯を無駄にせず、自分で食べました。修煉していない家族に対して過度な要求をせず、自分で黙ってしっかり行いました。家庭で必要な家事は出来るだけよくこなして、常人と比べたり争ったりしませんでした。三つのことをしっかり行うと同時にできる限り家族のことを考えて、大法の素晴らしさ、そして大法を学ぶ人が常人とは違うと言うことを見せられるように努めました。

　私が続けた努力のもとで、家庭の環境は大きく変化しました。最初は家族は大法をあまり受け入れていませんでしたが、今では発正念の時間になると、出来るだけ私が発正念を終えるのを待ってから食事をするようになりました。（以前は家族が先に食べましたが、私が食べる頃には食事が冷めていました）。また、家族は私に十分な学法と煉功の時間をできるだけ確保してくれるようになりました。そのおかげで、毎日五式の功法を一通りしっかり行うことが出来て、学法、法の暗唱、法の書き写しもきちんとこなせています。

　私は毎日孫の送り迎えをしています。私たちは毎日スクールバスで通っています。去年から気づいたのですが、バスの中の床には毎日多くのごみが落ちており、すぐに掃除しないと嫌なにおいがしてきます。そこで、私は毎日掃除をするようになりました。最初は、私の行動を見た周りの人は、異様な目で私を見ていました。中には私が掃除の仕事でお金を稼いでいるのだと勘違いする人もいました。

　ある時、私が掃除をしていると、ある保護者が私に「ここを掃いて、そこを綺麗にして」と指図し、更に「もっと丁寧に掃いてほしい」と言ってきました。中には私に箒を使わせたくないという方もいて、その時は手でごみを拾って綺麗にしました。複雑な環境や様々な人々の中に対して、私は彼らの言うことに従ってきちんとやり遂げました。後になって、私も彼らと同じくバスに乗る保護者の一人だと分かると、皆とても感心してくれました。その後、私が掃除しているのを見ると、ある人は親指を立てて「あなたは本当に良い人ですね」と言ってくれたり、「あなたはきっと100歳まで生きられますよ」と言ってくれたりするようになりました。

　バスは4台あり、毎日全てを掃除するのは私一人ではとても大変になってきました。すると、ある男性保護者が自発的にバス内のごみを掃除してくれるようになりました。更にしばらくすると、また2人の男性の保護者も掃除に参加するようになり、その後には数人の女性保護者も加わってくれました。今では、どのバスでも自然にごみを掃除する人が現れるようになりました。ある73歳の保護者は、最初は私がバスのごみを掃除しているのを見て、良い顔をしてくれませんでしたが、今ではその方も自発的に掃除をしてくれるようになりました。

　最初は車内はとても騒がしく、全体がざわついていて、私がバスの中で師父の説法を聞きたくても聞こえませんでした。仕方なく、同修の交流文だけを聞いていました。それから、私はバスに乗るとまず発正念をして、車内の全ての人々の違う空間の邪悪な要素を清め、そして「人々が『真・善・忍は素晴らしい、法輪大法は素晴らしい』と覚え、美しい未来があるように」と一念を発しました。しばらくすると、車内の騒がしさが段々と静まってきました。これは大法弟子の正念の場が抑制の効果があることの証です。今では、バスの中で師父の説法を聞けるようになり、ますます多くの人々が良い方向へと変わってきています。更に、数人に真相を伝え、三退もしてもらいました。これからはもっと多くの人が大法によって福報を受けると信じています。

　私は修煉者の行いは周囲の環境を変え、人々を変えることが出来ると実感しました。これからは更によくやっていきたいと思います。なぜなら修煉者の言動そのものが一冊の真相冊子のようなものであり、世の人々は私たちの姿を通して大法の素晴らしさを見ることが出来るからです。このようにして、私たちは自らの言行によって大法の素晴らしさを証し、世の人々の良知と善なる心を呼び覚まし、共に創世主が導く素晴らしい未来へと歩んでいくことが出来るのです。