　【明慧日本2025年6月11日】吉林省長春市の法輪功学習者・韓孝蓮さん（66歳）は2024年4月17日、人々に法輪功（ファールンゴン）が迫害されていることを伝えるために外出中、不当に連行された。九台区の公安、検察、裁判所による密室操作と司法による冤罪により、最近、韓さんは3年または3年6カ月の不当判決を受けたことが判明したが、正確な情報は依然として不明である。現在、韓さんは長春市女子刑務所に監禁されている。

　韓孝蓮さんは1959年7月生まれ、長春市九台区に住んでいる。1998年、母親が重病に苦しみ、治療法が見つからない中、隣人の紹介で法輪功が心を修め、善を教えるものであり、道徳を高め、健康を改善する効果があることを知った。韓さんが法輪功の修煉を始めて以来、彼女は真・善・忍の基準に基づいて自分を律し、長年の心臓病と甲状腺機能亢進症が消え、心身ともに健康になった。

　韓さんは人々に法輪功の素晴らしさを知ってもらうため、2024年4月17日正午、九台の街で真相を伝えていた。しかし、真相を知らない人物の悪意ある通報により、九台区公安局の警官に連行され、興隆山留置所に不当に拘禁された。留置所は家族との面会を禁止し、衣類の差し入れのみを許可した。それから1年以上が経過し、家族は韓さんの状況について一切の情報を得られなかった。

　しかし最近、韓さんが不当な判決を受け、刑期が3年または3年6カ月であることが判明したが、詳細は依然不明。現在、韓さんは長春市女子刑務所に連行されている。これは、過去1年以上にわたり、九台区の公安、検察、裁判所が密室で操作を行い、韓さんを冤罪で陥れたことを意味する。

　中共が法輪功を迫害し始めてから26年、公安、検察、裁判所の関係者は法を無視し、善悪を逆転させ、江沢民グループの「名声を貶め、経済的に破壊し、肉体的に消滅させる」という迫害政策を実行してきた。善良な老人である韓孝蓮さんは、現在もこのような迫害を受けている。

　繰り返される迫害：11年間の不当拘禁と拷問

　過去26年間、韓孝蓮さんは法輪功を修煉し、善人であろうとしたために、中共の迫害を受け、2度の15日間の不法拘留、1年間の不法労働教養を強いられた。2002年に連行され、2003年には11年間の不当判決を受けた。また、2002年には当時16歳の息子も連行され、1年間の不法労働教養を強いられた。

　1999年末、韓さんは北京へ行き、国家の最高指導者に「法輪功は正法であり、国民、社会、国家に百利あって一害なし」と伝えるつもりだった。2000年1月初旬、彼女は北京の信訪弁公室に到着した直後、吉林省長春市の駐京事務所の警官に連行され、3日後に九台市警官によって九台市留置所に送られ、15日間の不法拘留と196元の罰金を科された。

　2000年5月15日、韓さんは営城派出所の警官に連行され、九台拘留所に送られ、5月23日から1年間の不法労働教養を強いられた。労働教養所では信仰の放棄を強要されたが、彼女は屈しなかった。韓さんは1日16時間の強制労働を強いられた。

　2001年9月25日、九台営城派出所の所長・劉樹生が十数人の警官と社区関係者を率いて韓さんの自宅に押し入り、ドアを蹴破って侵入した。韓さんの15歳の息子が母を守ろうとしたところ、3人の警官が彼の両腕を引っ張り、別の警官が拳で顔を殴った。家に来ていた20歳の女性客も殴られ、血を流した。76歳の父親も地面に突き倒された。数人の警官が韓さんを強引にパトカーに引きずり、派出所に連行した。

　2002年5月21日午前、韓さんは九台営城派出所の警官に連行され、派出所で殴打された。午後、九台市公安局の警官・王浩宏らが彼女の頭にビニール袋をかぶせ、九台拘留所に連行して拷問した。彼女は鉄の椅子に縛られ、両手は後ろで交差し手錠をかけられ、上半身は鉄鎖で椅子に固定され、両足は下の鉄の鎖に繋がれた。警官の曲春森が彼女の両手を強く上に引っ張り、彼女は激痛で叫んだ。両脚はひどく腫れ、感覚がなくなり、指も麻痺した。2002年5月22日夜、韓さんは九台市留置所に送られ、その後、両上肢の機能障害が半年続いた。

　2002年5月28日朝、警官は再び韓さんの自宅に押し入り、当時16歳の息子を連行し、九台派出所で殴打し、尋問し、九台留置所に送った。その後、1年6カ月の労働教養を科され、息子は学業を中断せざるを得なかった。

　2003年9月5日朝7時、裁判所は韓さんを含む7人の法輪功学習者に対し、秘密裏に裁判を開いた。学習者は弁護を許されず、口を開くと引きずり出され、スタンガンで攻撃された。警官は韓さんを電撃し、背中に大きな水ぶくれができ（後に水が流れ出た）、左太ももをスタンガンで殴り、スタンガンが曲がるほどで、彼女の脚はすぐに青く腫れた。

　2003年11月7日、裁判所は13人の法輪功学習者に判決を下し、韓さんは懲役11年の不当判決を受けた。その後、13人は吉林省の各刑務所に送られた。

　刑務所では、2004年正月5日、農安の法輪功学習者が煉功したところ、刑事犯にトイレに引きずられ殴打された。韓さんが止めに入ると、行政科長の歴健に独房に閉じ込められた。2004年4月15日、韓さんが再び看守による法輪功学習者の「人身の自由と信仰の迫害」を止めようとすると、再び独房に閉じ込められ、両手は壁の鉄環に手錠で繋がれ、7日間立たされた。その後、3階の独房の死刑ベッドに四肢を大の字に縛られ、トイレに行くことも、下着の交換も許されなかった。9日間の拷問で、韓さんは口から血を吐き、頭が大きく腫れ、顔は黄色くなり、血圧が200を超え、命が危うくなった。刑務所病院に送られ、ベッドに縛られて強制点滴を受け、8日後に再び3階の独房で強制「転向」を強いられ、信仰放棄の決裂書を書くよう何度も強要された。

　2004年10月、韓さんが信仰を諦めなかったため、看守は刑務所の受刑者に命じ、彼女を5階の独房の死人ベッドに連行し、南北の窓を全て開け、「すきま風は刺すような寒さ」と東北弁で言った。中国北部の10月は非常に寒く、監視していた刑事犯も震えていた。

　2006年末、刑務所の教育監区の警官は法輪功学習者を狂気的に迫害し、韓さんを再び死人ベッドに吊るし、四肢を伸ばし、排泄も許されなかった。徳恵の法輪功学習者もベッドに縛られ、排泄を許さず、長時間耐えた結果、臀部が全て腐敗した。

　刑務所では、警官は毎日、法輪功学習者に罵倒や法輪功への誹謗を強要し、卑劣な手段を用いた。その後、韓さんは作業場で1日最低10時間の労働を強いられ、夜には強制洗脳を受けた。

　11年間の不当拘禁を耐え抜いた66歳の韓孝蓮さんは、九台区の公安、検察、裁判所による密室操作で再び不当判決を受けた。詳細は依然として九台区の中共関係者によって隠蔽されており、検証が必要である。