　【明慧日本2025年6月12日】オランダの法輪功学習者（以下、学習者）は5月24日、南部の都市ティルブルフの繁華街で、「法輪大法は世界に広く伝わる」「中共は法輪功学習者を拷問している」という展示パネルを広げた。そして、法輪功（ファールンゴン）の五式の功法を実演し、チラシを配布するとともに、中共による学習者からの生体臓器収奪に反対する署名を募った。

　ティルブルフは、オランダ北ブラバント州に位置する都市であり、南部地域における交通の要衝および商業の中心地でもある。地元のティルブルフ大学は経済学と法学の分野で世界的に知られ、ヨーロッパでもトップ10に入る名門校である。

　午後になると、どんよりとした空から小雨が降り始め、その後も雨脚は強まったり弱まったりして、活動が終わるまで降り続いた。それにもかかわらず多くの通行人が、雨の中で功法を実演している学習者の穏やかで落ち着いた様子に心を引かれ、足を止めて見入っていた。そして資料を受け取り、中には歩きながら熱心に読む者や、署名の列に並ぶ者もいた。人々は、雨の中でも変わらず信念を持って立ち続ける学習者の姿に感服し、法輪大法の素晴らしさを伝えてくれたことに感謝の意を示していた。

'图1～4：学员们在蒂尔堡商业街（Heuvelstraat）布置展板，展示功法，民众雨中驻足观看。'

5月24日、南部の都市ティルブルフの繁華街で行われた活動の様子

'图5：学员与行人在雨中交谈，讲述大法美好和被迫害<span class='voca' kid='62'>真相</span>。'

雨が降る中、人々に説明する学習者

　私は友人にもこのことを伝える、いつかこの迫害が終わることを願う

　アフリカ出身の青年セバスティアンさんは、ティルブルフ大学の法学部に在学中の学生である。彼はチラシを読んだ後、ブースに戻って署名をした。

　彼は「自分は毎日インターネットで国際情勢に目を通しているので、世界の出来事についてよく知っているつもりです。しかし、この件（中共による生体臓器収奪）については今までまったく知りませんでした。人類に対してこのようなことが起こっているとは、本当に不幸なことです」と語った。また、「今日この情報を知った以上、自分のSNSで発信し、友人たちにも知らせ、関心を持ってもらいたいのです。そしていつか、このような罪悪が終わりを迎えることを願っています」と述べた。

　「私たちは皆（共産主義）に欺かれていた！」

　80歳前後のオランダ人の年配男性は展示パネルの前で長い時間立っていて、老眼鏡を取り出してじっくりと見始めた。

　男性は繰り返し尋ねた。「なぜ共産党は法輪功の自由な修煉を許さないのか？」。学習者は「法輪功学習者の数が共産党員の数を超えているので、権力者は嫉妬して迫害を始めたのです」と答えた。彼はその答えに満足せず、さらに「なぜですか？」と尋ねた。学習者は「法輪功は『真・善・忍』を信じているからです。一方、共産党の本質は『偽・悪・闘』だからです」と説明した。彼は賛同して笑顔で言った。「その通りです。共産党は特に善や忍とは相反しているのです」

　男性は少し恥ずかしそうに声をひそめて学習者に話した。「若い頃は毛沢東が大好きでした。彼は世界の人々のために尽くすと言っていたからです！　オランダでは半分の人がその言葉に惑わされてしまいました」

　男性は続けて、「今では中国やロシア、共産主義の2大国の現実を見て、もう彼らの言うことは信じていません。私たちは皆、騙されていたんです！」。学習者は彼に伝えた。「共産主義は邪悪であり、オランダのような西側諸国にも浸透しています。人々は共産主義を信じてはならず、決してそれに加担してはいけません」

　男性は深くうなずき、強く共感を示した。そして、生体臓器収奪に反対する署名にサインし、支持の意を表した。そして「皆さんの成功を祈ります！」と言った

共産主義の虚言に騙されていたと話すオランダ人の年配男性

　ルールトィ・スパイヘルマンさんはブレダに住んでおり、友人を訪ねてティルブルフに来ていた。彼女は多国籍企業に勤めており、海外渡航者に健康証明書を発行する業務を担当している。

　彼女は学習者から知らされた情報に驚愕した。

　署名した後、彼女はすぐに携帯電話を取り出し、展示パネルで見た情報を記録した。そして、真実を伝えてくれた学習者に「雨の中で立っていてくれてありがとう。こうしたことを教えてくれて、本当にありがとう！」と感謝の言葉を述べた。

'图7：瑞迪斯柏赫尔玛（Ruurdtij spijherman）用手机记录法轮功真相信息。'

携帯電話で展示パネルを写真に収めるルールトィ・スパイヘルマンさん

　ある年配の男性がブースに戻ってきて、学習者に尋ねた。「どれくらいの署名が必要なのですか？」。学習者はこう答えた。「私たちはこの署名をG7サミットに提出し、各国が法的手段で迫害を止めるよう働きかけたいと考えています。しかし、それ以上に大切なのは、この署名活動を通して多くの善良な人々に迫害の真実を伝えることです。より多くの人がこの事実を知り、正義の側に立って邪悪な暴政に反対すること、その意義は何よりも大きいのです」

　彼はそれを聞いて目が赤くなり、ついに涙が頬を濡らした。彼は学習者を抱きしめ、感謝の気持ちを込めて言った。「ここにいてくれて、本当にありがとう！」

　足早に歩いていたカップルがブースに立ち寄り、署名用紙に名前を書き終えると、学習者にこう伝えた。「私たちはすでにFacebookで法輪功が迫害されていることを知っていました。誰かが自分のページにその情報を載せていたんです。今回、あなたたちが雨の中でも真実を伝え続けている姿を見て、とても感動しました。だから、署名して応援したいと思いました」

中共の本質を知った人々は法輪功を支持して署名した

　活動終了後、1人の女性が学習者に話しかけた。彼女は、雨の中でもなお穏やかに煉功を続ける学習者の姿に深く感動したと話した。この日、およそ100人以上の人々が署名し、学習者への迫害や、中共による生体臓器収奪という残虐な行為に反対の意を示した。