　【明慧日本2025年6月12日】（ドイツ＝明慧記者）ドイツとフランスの法輪功学習者（以下、学習者）は5月31日に、ドイツ・フライブルクの商業中心地であるアウグスティーナー広場で情報デーを開催した。学習者は功法の実演、資料の配布、通行人との対話などを通して、法輪功の素晴らしさを伝え、中国共産党（以下、中共）による法輪功への迫害の実態を明らかにした。

　当日は天候にも恵まれ、週末ということもあり、買い物や観光で訪れた多くの人々で賑わっていた。学習者の活動は人々の注目を集め、多くの通行人が立ち止まり学習者と会話を交わした。法輪功が「真・善・忍」の原則に基づいて修煉し、中共が善良な人々を迫害している実態を知った人々は、次々と署名して学習者への支持を表明した。中にはすでに迫害の実情を知っている人もいて、まっすぐにインフォメーションブース向かい、ためらうことなく署名をした。

'图1～4：二零二五年五月三十一日，来自德国与法国的法轮功学员在德国弗莱登堡（Freiburg）商业中心奥古斯汀广场（Augustiner Platz）举行了信息日活动。'

5月31日、フライブルクのアウグスティーナー広場で開催された情報デーでの活動

　ある中国人女性がインフォメーションブースの前を通りかかった際、学習者のあいさつに親しげに応じた。「法輪大法は素晴らしい」という横断幕を目にした彼女は、中国出身であることを明かし、「中共による法輪功への迫害は本当にひどい」と言った。

　学習者が「法輪功が迫害を受けている事実を知っていますか」と尋ねると、彼女は眉をひそめながらこう答えた。「国外に出てから、法輪功が中国で最大の迫害対象になっていると知りました。その時、心が半分凍りついたような気持ちになりました。というのも、学習者の中には私の同級生や恩師がいます。彼らがみんな善良な人たちで、ただ『もっと良い人間になりたい』という思いで修煉していることを、私は知っていました」

　彼女はもともと、博士号を取得した後、中国に帰国してキャリアを積むつもりだったという。しかし、海外に出てきて、中国では法輪功が迫害の対象とされていることや、他の民族に対する弾圧も行われていると知り、「私は目が覚めました。GDPがいくら高くても、政治環境がこれほど劣悪では、経済も長くはもたない。そんな国には未来がありません。私は家族を説得して、今の職場の契約を更新し、国籍も変えました」と、しっかりとした口調で語った。

　学習者が「なぜ中共が法輪功を迫害するのか、ご存知ですか？」と尋ねると、彼女はためらいなくこう答えた。「もちろん知っていますよ。私だけじゃなく、外国人だって知っています。中共は専制独裁体制だから、国民が仏や神を信じて、自分たち（共産党）を信じなくなるなんて、到底許せないんです」。学習者は「その通りです。1999年、江沢民が権力の座にいた時、ただの嫉妬心から根拠のないこの迫害を始めたのです」と説明した。

　彼女は、インフォメーションブースに掲げられていた「中共による学習者からの生体臓器収奪を暴く」の横断幕を指さしながら、「これって本当なんですか？」と尋ねた。学習者は「本当です。それどころか、実際の状況は、皆さんが知っているよりももっと深刻で、もっと悲惨かもしれません」と答えた。

　彼女は顔を曇らせてこのように言った。「私はこういうニュースを見るのもつらくて．．．でも、本当に信じられない。どこの共産党政権もひどいけれど、中共ほど非道なことをするところは他に聞いたことがない。完全に人としての限度を超えています」。そして、「私は信じています。この地球は天が治めていると。こんな無法がずっと続くはずがない。中共は、きっと天から罰を受けますよ」と付け加えた。

　学習者が彼女に「三退をされたことはありますか？」と尋ねると、彼女はこう答えた。「海外に出てからは中共から距離を置いています。党費も納めていませんし、組織の活動にも一切参加していません。組織的にはもうとっくに共産党とは縁を切っています」

　学習者は「それでも、かつて共産党に入ったときに立てた誓いの烙印は残っているので、世界退党サイトなどで正式に『三退』を宣言することがとても大切です。そうすることで、中共という邪悪な組織との因縁を完全に断ち切り、災いを避け、真の平安が得られます」と説明した。

　彼女は迷うことなく、はっきりとした口調で「わかりました。それなら私は、本名で三退します」と中共組織からの脱退に同意した。

　別れ際に、彼女はふと懐かしそうにこう述べた。「今流れているこの音楽、とても聞き覚えがあります。大学時代のことを思い出しました。あの頃、キャンパスに法輪功を煉っている人たちがいて、カセットレコーダーでこの音楽を流しながら煉功していました。そのうち、参加する人がどんどん増えて、広場いっぱいになるほどでした」

　最後に彼女は、手にした新聞（法輪功迫害の事実を伝える新聞）を軽く振りながら、インフォメーションブースと学習者に向かって、笑顔でこう言った。「がんばって下さい！　好運がやって来ますよ」