　【明慧日本2025年6月12日】北省唐山市に位置する遵化市（県級市）の法輪功学習者・王瑞伶さん（72歳女性）は、懲役8年の判決を言い渡され、2021年4月15日、河北省女子刑務所に収容された。刑務所で王さんは、強制的に口を開けられて薬を飲まされたり、髪の毛を引っ張られて頭を壁に叩きつけられたり、冷水を体にかけられたりなどの迫害を受けた。そのため、一時は精神に異常をきたして危篤状態に陥った。現在、王さんは左目の視力を失い、右目も深刻な状態になっている。

　明慧ネットは、「河北省女子刑務所は『転向しないと、狂うか死ぬしかない』と脅迫する」、「河北省女子刑務所で王瑞伶さんは、薬物迫害を受けて精神異常」と報道し続け、王さんが殴打され、薬物迫害を受けた状況を暴露した。最近、河北省女子刑務所が王さんを第17監区に移したことが分かった。

　情報筋によると、河北省女子刑務所は、王さんの左目の失明について、責任を認めないどころか、「王瑞伶の左目の失明は、刑務所に送られる前に患った白内障が原因だ」と責任を回避し、家族に手術費用を負担するよう求めた。

　王さんは、河北省遵化市堡子店鎮北嶺村に在住。清東陵文化管理所の職員だった。以前、めまい、頸椎症、腰椎椎間板ヘルニア、脳血管疾患、頻繁な風邪、胸の締め付け感などを患っていた。1998年に法輪功を修煉し始めた王さんは、「真・善・忍」の基準に従って、自分を厳しく要求し、半年を経ったところ、病気が消えた。

　2019年7月6日午前3時、王さんは唐山の遵化市の国内安全保衛部門の警官に自宅から連行され、濡れ衣を着せられ、懲役8年の判決を宣告された。2021年4月15日、王さんは河北省女子刑務所に送られ、前後に第14監区、13監区で拘禁されていた。王さんは刑務所の強制的な「転向」に抵抗したが、毎朝、昼夜と激しい暴行を受け、血が流れていた。王さんが薬を飲まなかったため、刑務官に歯を折られ、薬を口に無理やり入れられた。また、髪の毛を引っ張られ頭を壁にぶつけられ、冷たい水を体にかけられ、残酷かつ暴力的に灌食をされた。その結果、王さんは一時的に精神に異常をきたし、生命の危険にさらされた。

　現在、王さんの左目は完全に失明し、右目の状態も悪化している。

　河北省女子刑務所第17監区に承徳市の法輪功学習者・韓立平さん（75歳、末期の肺がんで現在の状況は不明）、石家荘市の法輪功学習者・胡躍霞さん（60代）が拘禁されている。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）