党文化に私たちの帰り道を塞がせてはならない

文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年6月12日】

　一、色欲は旧勢力が人間や大法弟子を破壊する有力な手段である

　『解体党文化』という書籍には次のように書かれています。

　「中共は文芸宣伝の中で、かつて「禁欲主義」の旗印を高く掲げて、愛を否定し家庭を否定していた。しかし、最近の10年間で、中共は「禁欲主義」から180度転換し「縦欲主義（欲望のままに振舞う）」を奨励するようになった。

　このような前後相反する政策を実施したのは、実は同じ理由によるものである。以前人々に禁欲を強制したのは、共産党に忠誠を尽くさせ、党性を家庭と人間性より高い位置に置かせるためであったが、共産意識が壊滅した現在は、人々をエロとギャンブル、不倫などに誘い込み、人倫道徳を喪失させて、享楽の渦の中で党に反対する暇を持たせないようにするためである。このような前後相矛盾する政策は、中共の統治の歴史の中でよく見られるものであり、その背後の目的は共産党の統治を維持することにほかならない」

　同修の文章『色情心がもたらした魔難』にはこうあります。

　「現代中国では経済の開放とともに、伝統的な道徳の支えが失われ、中国人の道徳は深く堕落した。腐敗した官僚は昼夜を問わず欲望にふけり、上が正しくなければ下もさらに曲がる。一般庶民もまた色欲にふけっている。中国では街中に「梅毒・淋病専門治療」といった広告が溢れており、これも中国の一つの「特色」である。

　混乱した世の中では、邪悪霊が及ぶ所で男女は欲望に狂喜し、常人はそれを楽しんでやまない。中には一部の大法弟子すらその中に興味を持つ者もいる。しかし大法弟子は、このような邪悪な社会風潮や流行に影響され、自ら堕落してはいけない。最後にはその報いを受けるのは自分自身である。夫婦の縁は天が定めたものであり、古人は倫理と貞操を重んじ、色欲や夫婦以外の性行為を極めて重く見ていた。

　色欲は、旧勢力が大法弟子を迫害する際の有力な手段である。そしてこの「足かせ」を、自ら進んでかけている同修も多いのである。

　二、別空間で見た「色情の魔」とは何か？

　男女関係で過ちを犯した修煉者の多くは、別の空間に存在する生命体からの侵害を受けている。旧勢力は低い次元の混乱した神々を操り、修煉者の生殖器に向けて法力を送り込む。その影響で生理的な興奮を感じ、執着がより強まり、過ちを何度も繰り返し抜け出せなくなる。つまり、異次元の低級生命が人間の体に取り憑き、欲望を満たそうとしているのである。

　男女関係で何度も過ちを犯し、いまだに正さない修煉者には、足がただれ、ひどくかゆみが出ることがある。身体全体に虫や動物が積もっており、肉体への迫害となって現れている。これは警告であり、もしそれでも正さなければ、より大きな迫害が待っている。

　色情の魔、酒の魔、煙草の魔、ギャンブルの魔などは実在する。なぜ人はこうした中毒から抜け出せないのか。それは人間の体がとても弱く、悪しき執着を持つと、それに呼応する邪悪な存在がすぐに取り憑いてくるからである。あらゆる空間の低級な生命体や動物は、いつも人に取り憑くチャンスを狙っている。

　修煉者が色情、争い、焦り、恨み、嘘、怠惰、嫉妬、怒りなどの人心、または一つの邪な念を持っただけでも、それらの存在は一秒もかからず体に取り憑いてくる。同修の中には、寒気やかゆみ、風邪のような症状を感じたり、その他の不調が現れる者もいるが、これらはすべてこうした低級霊の影響である。これらの悪しき霊体が身体の空間に多く集まると、妨害や迫害が生じる。師父の法身や護法神も対処できない。なぜなら、これらは修煉者自身の欲や執着心が呼び込んだものであり、法に適わないからである。邪念を抱いた瞬間に、邪なものがやって来る。だからこそ、修煉者にとって「心を清める」ことが最も重要なのである。

　色情の心が重い同修には、旧勢力が直接常人を操って誘惑してくることもある。それは修煉者の執着を強め、最終的にその人を台無しにすることが目的である。だから、このような誘惑に遭った同修は、自分に魅力があるとか、相手が自分を好きだとか思ってはいけない。すべては幻影であり、邪悪の策略である。少しでも心が動じれば、実質的な罪を犯すことになる。さらに、自分を弁護し続けることで邪悟へと進んでしまう。前述したように、色情に関して過ちを犯した多くの学習者には、邪悟の傾向が見られる。師父は説法の中で、安逸と色欲が邪悟に至る原因であると説いている。中には『轉法輪』の表面的な意味すら誤って理解する者もいる。

　師父は「旧勢力、旧宇宙は何を最も重く見ているのでしょうか？　まさに色欲であり、男女間の問題、このことを最も重く見ています。昔、これに関する戒律を犯したなら、お寺から追い出され、まったく修煉できなくなるのです。現在、神はどのようにこのことを見ているのでしょうか？　彼らが残した予言の中に、どのように言われているのか知っていますか？　彼らは「最後に残る大法弟子は、みなこのことにおいて、純潔さを保った人です」と予言されています。つまり、彼らがこれらのことを非常に重く見ているので、このことにおいて戒律を犯した人、このことを正しく行なわなかった人であれば、旧勢力、宇宙のすべての神はあなたを守らないのです。その上、あなたを下へ落とします。それらは、あなた・李洪志が自分の弟子を放棄しないと知っているので、それなら、あなたに放棄させるように仕向けます。ですから、それらは間違いを犯した学習者が再三に間違いを犯し、最後に悪事を働き、反対の立場を取り、邪な悟りで頭がいっぱいになって、大法を破壊させます。それでもあなたがこのような学習者を見捨てないかを見ているのです。それらはまさにこのように行なっています。邪に悟った学習者がいますが、このような人は本心から邪悪のほうに行ってしまったとでも思っていますか？　それはすべて原因があるのです」(『ロサンゼルス市法会での説法』)と説かれました。

　他の次元で見ると、色情に執着する同修は、汚れた便所にたかる蛆虫を抱えているようなもので、見た目も醜く、悪臭を放っている。常人の体には無数の虫がびっしりと這っており、甲殻を持ったものまでいる。顔や口にもおり、歩くだけでかすが落ちる。身体の接触は、そうした腐敗した物質を交換することにほかならず、非常に気持ち悪い。私たちは金色に輝く佛道神であるはずなのに、どうして業力まみれの常人に心を奪われるのか？　なぜ糞溜めの蛆虫と不浄な行為をするのか？　色情と欲望は、実は一つ一つの念の中で完全に修め去るべきものなのである。男女関係で過ちを繰り返す修煉者は、1層のみならず複数の身体が地獄で刑罰を受けている。獄卒に鞭打たれ、汚血と蛆虫に満ちた糞池で、汚らしい生命に噛まれているのである。これを見れば、誰もが妄念を起こすことはなくなるだろう。

　三、夫婦間で欲を断ち切れていないと、連行・迫害・さらには肉体の死にまで至る恐れがある

　法を正す最後の段階に近づくにつれて、法は私たちに対してますます厳しい要求を課しており、思想も身体も純粋な基準に達しなければなりません。色欲や感覚的な快楽への執着や追求は、旧勢力による肉体への迫害を招く原因となります。もし、まだ麻痺したように鈍く、享楽に浸っている状態であれば、旧勢力はすでに密かに手を下しているかもしれません。その時になって後悔しても、手遅れなのです！

　師父は「大法弟子は自分がしっかり行なうことができなければ、衆生を救い済度することができません。自分がしっかり行なうことができなければ、どのように衆生を救い済度するのでしょうか？　あなたが発した念は全部、正しくないもので、どのように衆生を救い済度することを行なうのでしょうか？　邪悪を手伝っているのと同じです」（『各地での説法八』「二〇〇七年ニューヨーク法会での説法」）とおっしゃいました。

　また、師父はおっしゃいました。「世の墜落を窒ぎ截る」(『洪吟二』「普く照らす」)。「大法弟子は全体であり師が法を正すことを手伝い、邪の風を阻む」(『洪吟三』「師を手伝う」)

　70歳を超える女性修煉者は、夫婦間の関係を断ち切れておらず、欲を捨てきれませんでした。繰り返し切磋琢磨しても効果は薄く、ある晩、ステッカーを貼りに出かけた際、巡回中の警官に連行されて派出所に連れて行かれました。しかしその夜のうちに釈放されました。もし師父の保護がなければ、結果は想像に難くありません。私はずっと彼女のために発正念し続けていましたが、彼女は旧勢力の鎖で縛られているのが見え、小脳萎縮のような危険な状態にありました。危機から脱するためには、徹底して心を修め、欲を断たなければならず、自らの努力が不可欠です！

　別の年配の修煉者も、半身不随の病業の幻相が現れ、ますます重くなっていきました。同修たちが切磋したり、発正念をしても効果が見られず、見舞いに行ったときにはすでに動けなくなっていました。最終的に、彼の奥さんが真実を打ち明けました。ここ数年、この同修は色欲心をまったく修められず、むしろますます強まっており、毎晩奥さんの睡眠を妨げるほどだったのです。色欲心が去らず、色魔に隙を突かれ、命の危機にまで至ったのです。これは大いなる警鐘です。

　同修が『正法の最終段階における大法弟子の断欲について』で語ったことには「ある日、夫と関係を持った後、夢の中で、私が管轄する地域の人々が飲めるきれいな水がなく（井戸水が汚染されている）、地面の作物も淡い赤色の水で汚染され育たないのを見ました。あるときは、空いっぱいの目が私を見つめているのを見たこともあります。それは師父が何度も私に、夫婦間の行為を即刻断つように指し示してくださっていたのだと、私は深く理解しました」

　四、思考に潜む色欲の心を取り除かず、旧勢力に隙を突かれる

　多くの同修は、実際に性的行為をしていないとしても、思考の中に強い色欲の物質を隠し持っており、それが妄想を引き起こし、瞬時に色情の魔に干渉される原因となります。色欲の心が重いと、顔つきも年老いたようになり、身体にも病業の幻相が現れやすくなります。

　師父はおっしゃいました。「妄念を蕩尽すれば佛を修するは、難しからず」(『洪吟』「無存」)。「色欲に執着するならば、悪い人にほかならず、口で経文を念じていても、品のない目で互いを見ていて、道から遠くかけ離れているのですが、これは邪悪な常人です」(『精進要旨』「修める者の忌」)

　同修が『同修たちよ、心に潜む色欲を早く修めよ』の中で語ったことには「ある70歳の同修は、三つの事をきちんと行っていましたが、ある朝、煉功を終える前に突然世を去りました。ある大法の子供弟子が、その人が色魔が化けた菩薩に連れ去られるのを見たと語っています。修煉は決して油断してはならず、一つ一つの念の中に潜む色欲の心まで、徹底的に清めなければなりません。少しの気の緩みが、邪悪に心の隙を突かれる原因となり得るのです。このことからも、たとえ言葉に出さず、行動に移していなかったとしても、妄想のような心が生まれただけで、すでに果報は形成され始めているのです」。

　これらの例はすべて、修煉者に対しての警告です。身を慎み、思いを正し、暗い場所でも独りを慎み、色欲の念を決して起こしてはならない。色情の念が動けば、神佛はその者を軽蔑する――ということです。

　五、ポルノを見ることやアダルトサイトの閲覧は、極めて危険！

　師父はこうおっしゃっています。「もちろん、大法弟子は人に有益で、正念に基づいて話しており、言葉とともに口から出てきたのは蓮の花です。しかし、常人が社会で作ったものに良いものがあまりなく、それが人体に入ると、人間を左右してしまいます。人間は目で何を見ても大丈夫で、見たくなければ見なければいいと言っています。違います。目に入ってしまえば、身体に入ってしまいます。いかなるものもほかの空間で身体に入ることができます。長く見れば見るほど、たくさん入ってきます。テレビ、パソコン、どのようなものでも見たら、入ってきます。頭と身体にこれらの良くないものが多く入ってしまえば、あなたの行動はそれに制御されてしまいます。話したこと、思考方式、物事に対する態度は、いずれも影響されます」（『各地での説法十一』「二〇一〇年ニューヨーク法会での説法」）。

　また、師父は次のようにもおっしゃっています。「悪い人とはどういう人なのか、皆さん知っているでしょうか？　悪い人はなぜ悪くなったのでしょうか？　頭の中に悪いものを多く入れられ、学んだ悪いものが多すぎて、頭が悪いものでいっぱいであれば、このような人の表れがどのような表れであっても、悪い人です。これらの悪いものはどこから来たのでしょうか？　自分で聞いたからではありませんか？　何も受け入れず、良くないものを聞き入れず、見ても目に入らず、耳があっても聞こうとしません。良い人とはどういう人なのでしょうか？　頭の中は良いものでいっぱいです。このような人が良い人です。頭の中が良いものばかりであれば、行なったことも基準に達するのです。人間の行動は皆脳に指揮されているので、もちろん、良いことを行ないます」（『北米第一回法会での説法』）。

　ところが学員の中には、常人向けのウェブサイトを見たり、一般の映画を見たり、さらにはアダルトサイトを閲覧する人までいます。中には夫婦でポルノ映像を見ている人もいます。しかし、こうしたものの背後には霊的存在が潜んでおり、人の欲望を増幅させるだけでなく、色情の魔を呼び寄せ、取り憑かれることさえあり、迫害を招きます。これは非常に危険です！

　色欲は、修煉の中でも最も越えがたい関門の一つであり、多くの修煉者がこれによって道を踏み外しました。特に現在のように、中国共産党が「ポルノ・賭博・麻薬」で社会を乱している中、スマートフォンやパソコンには色情的なゴミがあふれており、常に干渉と汚染が入り込んでいるのです。ですから、私たちが「天上の家に帰る」ためには、法の中で絶えず自分を洗い清め、正し、昇華させていかなければなりません。そうしてこそ、糞溜めのようなこの世界を離れ、邪悪を離れ、迫害からも遠ざかることができるのです。

　六、男女関係で過ちを繰り返しながら、邪悪を暴露せず、さらに隠そうとすれば、次々と災難が起こ　　　　　る

　師父はこうおっしゃいました。「時に師父は皆さんがやっているそれらのことを見て、本当に悲しいのです。しかし、本当にあなたを手放したら、私はまた本当に心が痛んでしまいます。本当に簡単にあなたを手放したくはありません。しかし、それほど向上心もありません！　それほど意気地もありません！　まだ大法に泥を塗っており「人間」という字さえ相応しくないことをやっています。あなたはまだ自分を「大法弟子」と言っています！　このように話しましょう。私が先ほど話したことは、つまり大法弟子という名に相応しくないことをした全ての人、あなたたちは自分でそれを公開したほうが良いということです。このようにして、あなたたちの多くのものを消すことができます。同時に、それによってあなたたちは決心を固めることもできます」（『各地での説法三』「大ニューヨーク地区法会での説法」）

　男女関係で過ちを繰り返しながらも、それを暴露せず、また本当に正そうともしない同修は、どこに隠れていても、別空間の邪悪にはすべて見られている。特に何度も過ちを犯している者に対しては、旧勢力や正神ですら、次々と障害や、時には命を狙うような状況を設定する。それが人間世界に反映されると、警察の嫌がらせ、連行、または病業によって肉体を奪われることになる。

　ある同修・Aさんは、かつて不当に懲役3年の判決を受け、数々の拷問を経験し、さらには道を踏み外したこともあった。出所後も、色欲や安逸心を全く修めることができず、かえって悪化していた。師父の法像の前で「二度と過ちを犯しません」と誓ったにもかかわらず、時が経つとその誓いを忘れ、問題の深刻さを認識することもなく、男女関係での過ちを繰り返していた。彼女は流浪生活を送り、何度引っ越しても騒動が絶えなかった。というのも、これは人と人との迫害ではなく、自らの人心を修めていなければ、たとえ月に引っ越しても安全ではないからである。旧勢力は、彼女が300年前に殺害した生命を使って、正法の最後に命を取り立てようとしていた。彼女はかつて「もう妨害しないで、後でいいところへ行かせてあげる」と言っていたが、実際には人心が多すぎて円満成就できるはずもなく、大法に反する行為を続けて業を作っていた。それを見たその生命たちは「お前の言ったことは嘘だった」として、彼女にさらなる妨害を行い、恨みと業力を絶えず加え続けていた。実のところ、こうした問題も、もし私たちが真剣に修煉に励み、執着を少なくすれば、師父がすべてを正してくださるのです。

　ある日、彼女は突然顔色が真っ青になり、呼吸困難に陥りました。私は急いで彼女のために発正念して、旧勢力の迫害を否定しました。しかし、その時すでに彼女の空間には「もう生きたくない」、「修煉がどうなろうともうどうでもいい」といった念が加えられており、黒白無常（死を司る霊）が彼女の命を取りに来ているのが見えました。その時の彼女の状態は非常に危険でした。幸いにも、すぐに否定できたことで、最悪の事態は避けられました。私は彼女と何度も切磋（話し合い）を重ね、同修の前で自らの問題を公にすれば、多くの業力が減ると伝えましたが、彼女はそれをせず、逆にあらゆる手段で隠そうとしました。すべての不正な状態は、結局のところ人の心によって招かれるものです。心を修め、欲を断ち、根本的に思考を改めることでしか、彼女を迫害していた邪悪は自動的に解体されず、彼女自身も本当の意味での安全は得られません。

　私は、不適切な男女関係にある学習者の功柱が折れ、果位も下がっていくのを見ました。あるとき彼女に発正念した際、彼女の何層もの身体が地獄で刑罰を受けているのが見え、その光景は目を覆いたくなるほど悲惨でした。彼女の世界は暗く、巨大な邪悪な生命が彼女の衆生を食い尽くしており、わずかな衆生だけが深海で沈んだり浮かんだりしていました。彼女自身も、衆生たちが泣きながらひざまずき「どうか私たちの主よ、早く正してください、自分をしっかり修め、層を高めてください」と懇願しているのを見ていました。結局、法を得ながら本当に修煉しないことこそ、一つの生命にとって最も悲しいことなのです。旧勢力は常に鋭い目で狙っており、根本的な執着を手放せないなら、自分自身の安全すら確保できず、ましてや人を救うことなど到底できません。「無欲こそが真の強さ」、心が正しければ、邪は寄りつけません。早く自分を清めなければ、一体いつまで待つつもりですか？

　七、暗闇に別れを告げ、救いと新たな人生を得るために

　師父は法の中でこのように説かれています。「最大の問題は中共邪党が人間の道徳を壊滅させていることです。邪党は、法輪功が「真善忍」を唱え、人々に良い人になるように教えているのを見て、人々に悪い人になるように教えています。特に男女関係の問題においては突出しています。中国社会はすでにどれほどの問題になったのか、皆さん知っていますか？　乱倫、全社会的な乱倫です。純粋な女の子、無垢の女の子を見つけるのはなかなか難しいことです。邪党はなぜここまで悪事をするのですか？　人間を壊滅させたいのではありませんか？　大法弟子は元に戻れるように修めているのではありませんか？　なぜこのことに対して気をつけないのでしょうか？　社会の現状と中共邪党について行って堕落したいのですか？　これは非常に厳粛な問題ではありませんか？！　この点から見れば、中国大陸の人はまだ人間の状態なのでしょうか？　問題は深刻ではありませんか？！　大法弟子は社会の気風の堕落を阻止すべきです！　人類の堕落を阻止する役をしているのに、なぜ自分はこのことをなかなか乗り越えられないのでしょうか？　このことをくれぐれも注意してください」（『各地での説法八』「二〇〇七年ニューヨーク法会での説法」）

　今では中国国内外を問わず、男女関係に問題を抱える学習者が存在しますが、特に中国国内の状況は深刻です。そういった学習者たちは大法に泥を塗り、その行いは目を覆いたくなるようなもので、言葉にするのもはばかられるほどです。彼らの行動は、本当に心が痛み、悲しみでいっぱいになります。

　ある男性同修・Aさんは、自分の経営する店に住んでいた女性同修、さらに外地から訪ねてきた別の女性同修とともに連行され、大きな損失を被りました。私は見ましたが、師父が彼に与えていた「智慧の宝のひょうたん」は、彼の色欲の心によって覆い隠され、師父はすでにその智慧を回収されていました。彼がたとえ診療所を続けたとしても、もう以前のように稼ぐことはできないのです。彼は中医学を学んだことが一度もないにもかかわらず、7年の冤罪で服役を終えたあと、自力で診療所を開くことができました。資格も看板もなしに、口コミだけで患者が集まり、年間で多くの収入を得ていました。治療効果も素晴らしく、これは明らかに大法と師父が与えてくださった智慧でした。その目的は、生活を維持しながら「三つのこと」をしっかり行うためだったのです。

　しかし彼は、男女関係の過ちを繰り返し、その福分をすっかり失ってしまいました。師父のご苦労と期待を裏切り、師父が用意してくださった道を歩まず、旧勢力の迫害を招くことになりました。その結果、彼は再び10年半の刑を不当に受け、身体的にも精神的にも苛酷な迫害にさらされました。その間、莫大な経済的損失を被り、ある事業の譲渡金だけでも100万元（約2千万円）を失いました。家庭も、仕事もすべてを失いました。その原因は、色欲の心を克服できず、同じ過ちを繰り返したことにあるのです。これは大いなる警鐘であり、深く反省すべきことです。

　何度もの投獄で、彼は正念を失い、法廷では「もう修煉しません」と言ってしまいました。私は彼が代表する星が爆破されるのを見ました。それでも師父は彼を見捨てず、彼が牢屋に入ってから再び一つの星を再構築してくださいました。そして私に、彼のために発正念させ、彼が内に向かって探し、欠けを補い、自分を修め、色欲を断ち切り、闇の過去に別れを告げ、最後の道をしっかり歩むことを加持するよう指示してくださいました。

　家庭への裏切り、大法と衆生への無責任、修煉の機会を軽んじた結果、こうした学習者たちは長年、抑圧と暗闇の影の中でもがき続け、そこから抜け出せずにいます。魔性と欲望の中で堕落し、不倫の快楽や肉体的な満足、精神的な刺激を追い求めました。徳を失い、業を作り、道からますます遠ざかっています。一見すると「三つのこと」を行っているようでも、打ち出す念が正しくなければ、大法の資源を浪費し、時間を無駄にしているだけで、人を救うことなど到底できません。少しでも良心がある者なら、冷静になった時、自責や恐怖を感じ「大法にも師父にも顔向けできない」と思い、やがてはやる気を失い、麻痺し、悔しさと自己嫌悪の中で自暴自棄になっていきます。

　中には、外見ではもっともらしく、立派なことを言いながら、内心では芝居を続け、自分をごまかし、嘘をつき、見て見ぬふりをし続けている学習者もいます。どうか自分に問いかけてください。一体いつまで自分を欺き、嘘で隠し、耳を塞ぎ続けるのか？　あなたがそういったことをしているとき、師父はいつもそばにおられるのです。それでもあなたは「師父を尊敬しています」と言えますか？　お香を焚くとき、あなたは師父の顔を正視できますか？　もし師父が守っておられなければ、あなたはとっくに命を失っていたはずです。師父は、あなたをどこに置けばいいのでしょうか？

　師父はこう説かれました。「大法弟子よ、色欲は修煉者にとって最も乗り越えがたい関であると私は随分前にすでに言いました。常人のこの情にひどく動かされています。これほどのことでさえ、自ら抜け出すことができません。当初旧勢力はこのような人が中国の監獄に行ってはじめて改めることができるように按排しましたが、そうではありませんか？　あれほど厳しい環境下で改めるしかないでしょう。あまりに楽だからそうなったのではありませんか？　口実をもってこの心を取り除いていない人は皆自らを欺き、他人を欺いています。私はあなたのために特別な按排をしていません」（『各地での説法五』「二〇〇四年米国西部法会での説法」）

　師父はさらに私にこう示されました。「彼らを見下してはいけない。法を学ばず、あるいは学んでも本当に自分を修めず、旧勢力に隙を突かれ、色情への執着がより強まって、結果として大きな魔難を招いてしまったのだ。もっと彼らを気にかけ、助けてあげなさい。師父がいて、法があるのだから、もし彼らが心を入れ替え、善へと改めるなら、まだやり直す機会は与えられる。しかし、時間はあまり残されていない。できるかどうかは、すべて本人次第である！」

　あなたたちは、知っているだろうか？　師父はあなたたちのために、どれだけ涙を流してこられたか。それでも一度たりともあなたたちを見捨てたことはなく、常にあなたたちが目覚め、理智を取り戻し、清められ、正しい道を歩むことを待ち続けておられるのだ！　でも、それにはあなた自身が本気で決意しなければならない。過去に向き合い、暗い部分を暴き、自分の行いに責任を持ち、ただちに悔い改めることでしか、光ある新しい人生を迎えることはできない。

　以下は明慧ネットに掲載された小詩の抜粋です。同じ道を歩む皆さんと共に励まし合いたいと思います。

　見た目は精進事に忙しくも
　どれだけの執着が心の奥に
　何度迷い道を行きても悔いなし
　口では法を語れど心は混沌

　無数の目が空間の層層から
　一挙一動を見つめている
　ごまかし隠し己を欺く者に
　風雨には帆も上がらぬ

　正法弟子は神に羨まれる身
　名前だけに留まるなかれ

　八、色欲の心を修め、邪悪から遠ざかり、迫害を免れよ

　師父はおっしゃいました。「修めるということは人の思想を修めることで、思想の面から改変されることであり、あなたの思想が純粋になった程度、それがすなわち果位なのです」（『轉法輪法解』「鄭州での説法　質疑応答」）。「皆さんが純粋で浄らかな心の状態の下で行なうことこそ、最も良いことで、最も神聖なのです」（『精進要旨』「再認識」）。「我々が講じる忍というのは、自身の様々な欲望や執着を我慢し、不必要な煩悩を招かないようにすることで」（『轉法輪法解』「広州での説法　質疑応答」）。「人とは何か、情慾身に満つ　神とは何か、人心存する無し」（『洪吟』「人と覚者の分別」）

　私が悟ったのはこうです。私たちが思考と行動の両面で自分を純粋に保つことが、非常に重要である。だからこそ、行動上も思考上も、あらゆる淫らで邪悪な念を捨て去り、自分の欲望を克制（こくせい：抑える、自制する、こらえる）すべきである。思考が清らかで、静かで無為であるときこそ、「三つのこと」もスムーズに行えます。そうでなければ、何をやっても壁にぶつかり、前に進むことすらままならない。色情に執着し、肉体的快楽を求め、男女の情愛に憧れ、人間界の幸福に心惹かれ、安逸な生活、飲食や娯楽にふけり、さらには自分の問題から逃げ、場当たりに生きる者もいる。その心性の落ちようは、蓮花座すら失っているにもかかわらず、なおも「私はうまく修煉できている」と自惚れているほどだ。

　私はこう悟った。邪悪は人心に向けてやってくる。だからこそ、皆で発正念をし、邪悪の最後のあがきを解体することが必要なのだ。それはまた、大法弟子が全体として一つにまとまり、互いに助け合い、共に向上できるかどうかを試されているのでもある。しっかり法を学び、内に向かって真に自分を探し、不足を見つけ、法に照らしてすぐに正し、欲望を克制しよう。そうすれば師父と護法神は常にあなたを守ってくださる。本当に修めている大法弟子に、誰が手出しできようか！

　今、多くの大法弟子が深刻な病業の幻相に悩まされており、あるいは監獄で死ぬまで、あるいは重い障害や精神崩壊まで迫害されている。中には人皮（肉体）を奪われる同修もいるが、そのほとんどは色情に関わる問題（他にも人心が原因）である。何度も過ちを犯し、悔い改めようとしない人たちは、師父の言葉を聞かなかったからだ。旧勢力は容赦なく魔の手を伸ばし、どれだけの大法弟子がそこから永遠に這い上がれない深淵に引きずり込まれたことか。これは、本当に目を覚まし、深く考えるべき重大な警鐘である。