　【明慧日本2025年6月13日】（ストックホルム＝明慧記者・何平）毎年5月は、スウェーデン・ストックホルムにとって春から夏へ移り変わる季節であり、世界各地および国内から多くの観光客が訪れる。5月の毎週金曜と土曜の午後、法輪功学習者（以下、学習者）はストックホルム旧市街近くにあるノーベル博物館の前で活動を行い、観光客や市民に法輪大法（ファールンダーファー）の素晴らしさを伝えるとともに、中国共産党（以下、中共）による法輪功への迫害の実態を明らかにした。

'图1～3：二零二五年五月三十一日，法轮功学员在瑞典诺贝尔博物馆（Nobelmuseet）门前举办的讲<span class='voca' kid='62'>真相</span>、反迫害征签活动。'

5月31日、スウェーデンのノーベル博物館前で行われた署名活動

　活動期間中、学習者は功法の実演を行いながら、通行人に多言語の資料を配布し、迫害に反対する署名を募った。法輪功の美しい煉功音楽と穏やかな煉功の様子は、多くの通行人の足を止めさせ、写真を撮ったり、「どうすれば迫害を止める助けができるのか」と質問する人もいた。署名をした人々は資料を持ち帰り、「真・善・忍」の素晴らしさを広め、家族や友人と分かち合いたいと話していた。また、功法に興味を持った人の中には、その場で煉功の動作を学ぶ人もいた。

法輪功の煉功動作を学ぶ人々

活動を支持し、中共の法輪功迫害に反対して署名する人々

　スウェーデンのガイド「法輪功は世界に光明と希望をもたらしている」

　ある金曜日の午後、若いスウェーデンのガイドであるガイアさんは、観光客を見送った後、まっすぐ法輪功のブースを訪れ、展示パネルの情報を熱心に読んていた。

　ガイアさんはイタリア出身で、現在スウェーデンで修士課程の勉強をしながら、観光ガイドのアルバイトもしている。中共による学習者からの生体臓器収奪という事実を知って、彼女は大きなショックを受け、すぐに署名して「この犯罪は止めなければなりません！」と言った。彼女はさらに詳しく知りたいと思い、「法輪功とは何ですか？　なぜ中共は法輪功を迫害するのですか？　私に何かお手伝いできることはありますか？」と熱心に質問した。

　学習者はガイアさんに法輪功について詳しく説明し、中国本土で学習者が中共によって迫害されている現状、拷問だけでなく、生体から臓器を強制摘出して利益を得ているという残酷な実態を伝えた。また、海外では中共が親中メディアを利用して法輪功や神韻芸術団への攻撃を強化していること、さらに長年にわたり、世界各地で神韻芸術団の公演を妨害しようとあらゆる卑劣な手段を用いてきたことも伝えた。中共の本質がいかに邪悪であるかを見抜き、その嘘に決して惑わされず、騙されないように注意喚起した。

　迫害の実態を知ったガイアさんはこう語った。「法輪功学習者が行っていることは、この世界に光と希望をもたらしています」

　特に、神韻芸術団が2025年に世界巡回公演を行っていることを知ったとき、ガイアさんは興奮した様子でこう話した。「この公演のこと、知ってます！　私の母はイタリアのミラノに住んでいて、神韻を観た後、ずっと『本当に本当に素晴らしい公演だった！』って私に話してくれていたんです。来年は絶対に観に行きます！」

　彼女は「私も、もっと多くの人たちに真実を伝えるお手伝いをします」と言った。その言葉通り、ガイアさんは活動当日とその翌日の土曜日の2日間、数多くのイタリア人観光客をブースへと案内した。そして学習者に法輪功迫害について話してもらい、多くの人々に迫害を止めるための署名に積極的に協力してもらった。

　チェコの観光客が迫害に反対する署名に賛同

　5月24日（土）午後、チェコから来た中年のカップルが活動現場を通りかかった際、目の前に広がる静かで穏やかな煉功の光景に心を惹かれた。彼らは美しい音楽に合わせて煉功する学習者を見つめていた。

　男性は、中共による生体臓器収奪の実態を暴く展示パネルを目にすると、何度も首を振り、信じがたいという様子を見せた。そして、自ら進んでその場にいた学習者に声をかけ、話を聞いた。迫害の実態を知った彼はすぐに署名し、「これは止めなければならない」と強い口調で言った。

　彼は「法輪功について知ったのは今日が初めてです。まさか今も中国本土でこんな迫害が行われているなんて、本当に驚きました。こんなことは絶対に続けさせてはいけません。必ず止めなければなりません。今日の活動のおかげで、私たちはとても大切な情報を知ることができました。本当にありがとうございます」と述べた。

'图8：捷克游客签名支持反迫害，表示：“（活摘器官）绝不能再继续了，必须停止！”'

迫害に反対し署名に応じるチェコ人の観光客のカップル

　続いて彼は中共による生体臓器収奪という、あまりにも非人道的な迫害の事実を、そばにいた女性に通訳して伝えた。彼女は英語があまり得意ではなかったため、その場でチェコ語の法輪功のチラシをじっくりと読んでいた。やがて彼女の目には涙が浮かんでいた。そして、彼女は片膝を地面につき、静かに、深い敬意と決意を込めて、祈るように署名用紙に自分の名前を書き記した。

　アメリカの中国系若者が法輪功を敬服

　当日の午後、行き交う人々の中に、1人の若者がいた。彼は長い間、活動現場でじっと見入り、写真を撮っていた。やがて彼は署名ブースに歩み寄り、名前を書いた後、学習者に「私は皆さんの活動を心から支持します！」と言った。

　彼の名前はダニエルと言い、アメリカ出身のアメリカで育った中国系の若者である。彼は「今日ここで皆さんに会えてとても嬉しいです。皆さんが伝えている情報は本物であり、すべて中共が知られたくない事実であることを知っています」と話した彼は、「私の父は1989年の天安門事件（六四天安門事件）の生存者で、その時アメリカ政府がグリーンカードの特別ルートを使って父を救出しました。だから私は中共の邪悪さや中国国民に対する残酷さをよく知っています」と話した。

　ダニエルさんは、法輪功に深い敬意を示した。特に、学習者が長年にわたり迫害の実態を伝え続けている善良な心、忍耐力、そして勇気に感動したという。彼は、「私はアメリカ各地で皆さんを見かけたことがありますし、日本を旅行したときにも皆さんを見かけました。まさか今日スウェーデンに来たばかりで、ここでもまたお会いできるとは思いませんでした。皆さんの活動は本当に素晴らしいと思います。もちろん私は応援します！」と語った。