　【明慧日本2025年6月13日】オランダの法輪功学習者（以下、学習者）は5月31日（土）、中部の都市アペルドールンにて、法輪功のインフォメーションデーを開催した。学習者は、功法の実演やチラシの配布を通して、通行人に法輪功の素晴らしさを伝え、中国共産党（以下、中共）による法輪功迫害の実態を明らかにした。多くの人が法輪功に関心を示し、学習者の話に耳を傾けた。その中には、法輪功の主著である『轉法輪』を読んでみたいと希望する中国人留学生もいた。

　アペルドールンは、オランダ中部・ヘルダーラント州東部に位置する都市である。「王の都」と呼ばれ、王室が暑い夏を過ごすヘット・ロー宮殿があることでも知られている。16世紀以来、製紙産業が発展し、現在では物流にも適した地理的条件を活かし、オランダの主要高速道路が交差する拠点として発展を続けている。市内には大規模な工業団地が整備され、10万人以上の雇用を創出しており、オランダ東部で最も重要な雇用の中心地の一つとなっている。

　週末は天気に恵まれ、街では多くの人々が日差しを浴びながら穏やかな時間を過ごしている。そんな中、学習者は法輪功についてのパネル資料、迫害を伝える横断幕を設置し、穏やかな煉功音楽が流れ始めると、通行人は足を緩め、自転車に乗っていた人々も停車して、皆が法輪功のインフォメーションブースに目を向けた。「中国で一体何が起きているのか？」「この功法は何なのか？」と、次々にパネル資料に近づき、興味深そうに話を聞く人が後を絶たなかった。

　中国で学習者が中共による迫害を受けている事実を知った人々は驚き、ショックを受けた。その場で署名して支持を表明する人、学習者に励ましの言葉をかける人も多く、「この迫害を一緒に終わらせましょう」と力強く声をかける姿も見られた。

图1～4：法轮功学员在阿珀尔顿（Apeldoor）展示功法，发放传单，介绍<span class='voca' kid='62'>真相</span>。

アペルドールンで功法の実演を行い、チラシを配布す学習者

　パネル資料がまだ完全に設置されていないうちに、ある中国人女性が自ら学習者に話しかけた。学習者から、中国で中共が学習者から生体臓器収奪しているという事実を聞いた彼女は、大きなショックを受けた。

　さらに、学習者が「人は信仰がなければ道徳の基準を失い、多くの悪事を平気で行うようになります」と話すと、彼女は「人はなぜ修煉しなければならないのですか？　修煉は本当に存在するのですか？」と問いかけた。

　学習者は、自らの修煉に対する理解を丁寧に紹介した。過去に経験した人生の苦しみ、執着が叶わずに感じた焦りや不安、そして法輪功を修煉するようになってから味わった、心の平穏と「命の大いなる自由」とも言える境地について話した。

　彼女はその話を聞くうちに、感動の涙を流し、「法輪功についてもっと深く学びたい」と強く希望した。そして、法輪大法の書籍をどこで入手できるかを学習者に尋ねた。

　1人のインドネシア人女性が、パネル資料の向かい側にある大きな木の下に座り、じっと学習者の煉功の様子を見つめていた。しばらく観察した後、近くにいた学習者にこう尋ねた。　「今、功法を実演しているのは本物の人間ですか？　それともロボットですか？　ずっと見ていたんですが、動きが一定で、まるで自動的に動いているように見えるんです」

　その動きの滑らかさと落ち着きに驚いた彼女は、法輪功が中国で26年もの間、残酷に弾圧されているという事実を聞き、迷うことなく署名し、法輪功への支持を表明した。

　ある年配の女性が、学習者が受けた拷問と迫害を描いたパネル資料を真剣に見た後、すぐにブースへと歩み寄り、迫害に反対する署名をした。そして、彼女は功法を実演している学習者を指さしながら、「法輪功とは何ですか？」と尋ねた。

　学習者が「法輪功は『真・善・忍』の原則に従って、より良い人間になることを目指す修煉法です」と説明すると、彼女は目を輝かせてこう言った。「それ（真・善・忍）は、私が信じているものです！　まさに私に必要なものです。私も学びたいです。あなたたちは今日だけここにいるのですか？　毎日来ますか？　どうすれば学べるのですか？」

　ある男性は、学習者への迫害に反対する署名をした後、熱心に学習者と会話を交わした。彼は「明日の日曜日も開放日なので、ぜひ明日もここで活動を続けてください」と学習者たちを招待した。

　そして、彼はチラシに掲載されていた『轉法輪』の写真を指差し、「この本はどこで手に入りますか？」と尋ねた。学習者が「インターネット上で無料ダウンロードして読むことができます」と説明すると、彼はとても喜んだ。

　さらに彼は法輪功の功法を学びたいと希望し、学習者がオランダ国内の煉功場所の住所を伝えると、それをしっかり確認してから、満足そうにその場を後にした。

　ある中国人留学生が、法輪大法が世界に広がる様子を紹介するパネル資料の前に立ち止まり、しばらくの間見入っていた。そして、彼は学習者に対して、「法輪功は他の宗教と何が違うのですか」と質問を投げかけた。学習者は、「法輪大法の修煉は、修煉者が『真・善・忍』の原則に基づいて誠実に生き、道徳を高め、病を取り除き健康を得ることによって社会に恩恵をもたらすことを目的としています。その違いは、自分の内に向けて探すことを重視し、外面的な崇拝の形式を重んじない点にあります」と説明した。

　彼はさらに「『真』とは何か」と尋ねた。学習者は自分の理解に基づきこう答えた。「簡単に言えば、誠実であること、学生ならばカンニングをせず、商人なら偽りを混ぜず、役人なら私情を挟まずに法を曲げないことです。中国本土の学習者は残酷な迫害に直面しても信念を守り、権力や暴力に屈しないが、これもまた『真』を実践していると言えます」

　彼は学習者が中国本土で受けている拷問の写真を見て、不思議そうに「彼らはやめればこんな目に遭わないのではないか」と聞いた。学習者はこう答えた。「修煉者は心身に恩恵を受け、生命の存在意義を知ったため、信念を放棄することはないのです。中共が『真・善・忍』を信じる善良な人々を迫害することが、中国社会の道徳の衰退と混乱をもたらしているのです」

　彼はその話を聞いて大いに共感し、「自分も中共が大嫌いで、その悪事についてはよく知っている」と話した。一方で、法輪功について強い関心を抱いており、さらに理解を深めたいとも語った。学習者がいくつかの疑問に答えた後、「先入観を持たずに、自ら『轉法輪』を読んでみてください」と勧め、法輪大法の公式ウェブサイトも伝えた。彼は満足そうに、「分かりました、この本を読んでみたいです」と言った。

中共の法輪功迫害に反対し署名する人々