　【明慧日本2025年6月13日】（イギリス＝明慧記者）2025年6月、2年前に中国から逃れてきた章斌氏は、中国大使館前で行われた活動の場において実名でインタビューに応じ、法輪功学習者（以下、学習者）が長年にわたって受けてきた迫害に深く同情を寄せ、彼らの反迫害の努力に対して強い支持を表明した。

　章氏自身もキリスト教の信仰を理由に迫害され、拘禁された経験があり、その間に多くの学習者と知り合ったという。彼は、中国共産党（以下、中共）が法輪功を弾圧する理由はまったくないと考えており、率直にこう語った。「学習者たちは自らの心を修め、身体を鍛えているだけであって、それが共産党に何の関係があるのか？　中共が彼らに手をつけるのは、まったく理解できないものだ」

　「人類の一員として、他人に迷惑をかけない限り、誰もが自分の信仰と修行の自由を持つことができる。いかなる政権にも、他人の命を奪い、逮捕し、迫害し、でっち上げの罪を着せる資格も権利もない」

　1999年4月25日、1万人以上の学習者が北京市の中南海近くにある国務院陳情室の前に集まり、天津で起きた学習者45人の不当な連行について政府に平和的に訴えた。しかし、彼らは後に「中南海を包囲した」と非難された。これについて、章氏は「これは罠だ。中共は学習者をその中に引き込み、『中南海を包囲した』『政治に関与している』などと言うが、これらの理由にはまったく説得力がない」と語った。

　また、学習者が集会の後、地面に落ちているゴミまできれいに片付けたことに触れ、章氏は深く感銘を受けたと言い、「このような素養は称賛に値する！　だが、まさにこの素養の高さが、中共の政権中枢に恐怖を与えた。なぜだろうか？」と問いかけた。

　章氏は率直にこう述べた。「中共の邪悪な本質は非人間的なもので、その性質は人間のものではないからだ。それゆえ、彼らは逆にこう考えた。『わあ、このような集団を弾圧せずにおいておけば、やがて大きな力を持ち、政権の安定を脅かすに違いない』。だから中共は迫害を加えたのだ。法輪功がうまくやればやるほど、中共は怖がる。それは中共が生まれ持った性質に原因がある。中共は悪魔の役割を演じる存在であり、人類の本質とは根本的に異なるからだ」

　さらに、彼は『九評』についても言及し、その書物が本質を鋭く突いていると言い、「共産主義はそもそもヨーロッパ上空をさまよう幽霊であり、霊界の邪霊が害をなしているのだ」と語った。

　天安門焼身自殺事件に関しては、彼は人々に疑問を持つように呼びかけ、「中共の言うことを鵜吞みにするのではなく、一人の人間として疑問を持つ権利がある。このようなやり方で法輪功に打撃を与えるのは、全くの理由付けである」と述べた。

　生体臓器収奪について、章氏は悲しみながらこう語った。「法輪功グループが最初、生体臓器収奪の実態を明らかにしたとき、社会からは信じられなかった。だが、今では中共は学習者のみならず、街を歩く少女までも誘拐して臓器を摘出しているのだということが分かってきた。武漢では毎年、大学生が失踪する事件が続発している。武漢、鄭州、上海の三都市は、生体臓器移植病院が非常に多い場所である」。彼は、中国全体の人権状況が絶望的であるが、多くの海外の人々はその実情を知らない。これは、中共が大規模な対外宣伝を通じて絶えず真相を隠蔽しているからだという。

　また、中国人が三退すべきということについて、章氏は強く賛同し、「非常に良いことだと思う。アメリカでは、アメリカ政府が脱党証明書を認めていることが分かっている」と語った。

　さらに、彼は多くの中国人留学生が幼少期から洗脳され、場合によってはスパイ活動にまで関与させられていると指摘し、中共と決別しない限り、将来中国に戻っても、アメリカに残っても前途多難だと述べた。「今の中国人留学生はサンドイッチ状態にある。国内の就職事情はひどく、仕事がまったく見つからないのだ。アメリカに残るつもりなら、中共と関係を断ち切るのも簡単だ。公式ウェブサイトで三退すればいい。非常に良い方法だと思う」