　【明慧日本2025年6月14日】（パリ＝明慧記者・周文英）パリの一部の法輪功学習者（以下、学習者）は5月31日午後、シャトレ地区で再び活動を行い、人々に法輪功を紹介し、中国共産党（以下、中共）による学習者への迫害を明らかにした。迫害の実態を知った遊覧客や市民は、迫害に反対する嘆願書に署名して迫害を終わらせるために自分たちの役割を果たす意思を表した。

'图1～2：二零二五年五月三十一日，法轮功学员在夏特莱街区向人们介绍法轮功，揭露中共对法轮功学员的迫害。'

5月31日、シャトレ地区で行われた活動の様子

'图3～4：法轮功学员在演示法轮功<span class='voca' kid='86'>功法</span>。'

学習者による法輪功の功法実演

学習者の正義ある活動を支持し署名する人々

　フランス人女性「真実を明らかにし、事の真偽を実証するのはいいこと」

　ギヨメットさんはかつて製薬会社の研究室で働いていた。彼女は中共による生体臓器収奪の実態に衝撃を受け、迫害に反対するための署名をした後、こう語った。「ここで真実を伝えるのはとても良いことです。皆さんが声を上げることで、人々はその事実に気づき、それが物事を前進させる助けになります」

　彼女は続けて、「それによって事態が前に進み、より公正な方向へと私たちを導くことができるのです。真実を語り、それが本当かどうかを明らかにすることは、とても良いことです」と語り、学習者に「これからも頑張り続けてください」と励ましの言葉をかけた。

製薬会社の元研究員ギヨメットさん

　高校生「真・善・忍はすべての人が持つべき価値です」

　ヌールさんは高校生で、この日、クラスメートと一緒に法輪功の活動現場を通りかかった。中共が中国の学習者を極端に迫害し、彼らの臓器を生きたまま摘出しているという事実を知り、彼女たちは非常に衝撃を受け、強い怒りを感じていた。

　迫害反対するための署名をした後、ヌールさんはこう語った。「こんな（生体臓器収奪）は正常ではありません。これに対して全力で立ち向かうべきです。誰もがそんな苦しみを受けたくはありません。できるだけ多くの署名を集めるべきです。すべての人には、思想の自由や信仰の自由があるべきです」。ヌールさんは、自らの信念のために立ち上がる学習者に敬意を表し、「皆さんの活動に感謝します！」と感謝の言葉を述べた。

　ヌールさんはさらにこのように述べた。「真・善・忍は、すべての人が持つべき価値観です。人々の心と体の健康にとってとても大切で、意義深いものだと思います」

　「共産党は神を信じていないから、どんなことでも平気でやってしまう」

　エステル・トラオレさんは、家庭介護の仕事に従事しており、高齢者の日常生活を支援している。彼女は中共による法輪功迫害を強く非難し、「これは非人道的な行為です！」と言った。彼女はパリ郊外のアジア系住民が多く住む地域で育ち、「臓器を生きた人間から強制的に摘出する」といったことは一度も聞いたことがなかったと話す。臓器売買の存在は知っていたものの、生きた人から臓器を摘出するという事実に、彼女は非常に衝撃を受けた。そして彼女はこう続けた。「中国は共産党に支配されていて、共産党は神を信じていない。だからどんなことでも平気でやるのです」

　彼女は「真・善・忍」という原則に深く共感し、法輪功の修煉にも強い関心を示した。「自分が学べば、高齢者にも功法を教えてあげられる」と話した。

　中国本土の若者、法輪功迫害の実態を知る

　中国の天津市出身の王さんという青年は、法輪功の横断幕に書かれた「真・善・忍」の文字を目にし、とても感動した。まるで夢の中にいるような気持ちだと語り、「国内では、『真・善・忍』という言葉を口にすることすらできません」と話した。

　彼は「学習者の臓器強制摘出は本当ですか？」と尋ねた。学習者は彼をあるパネル資料の前に案内し、資料に写っている2人の人物がその証言者であることを伝えた。証言した男性はかつて中国の軍病院で働いており、学習者の臓器を強制的に摘出する作業に関わったため、健康を著しく損なってしまったという。彼は良心の呵責から、その生体臓器収奪の事実を明らかにした。この話を聞いた王さんは、「全身に鳥肌が立った」と言った。

　彼はまた、天安門での「焼身自殺事件」について尋ねた。学校の教科書に劉思影（偽り天安門焼身自殺事件の犠牲者・劉春玲の娘）の話が載っていたという。学習者が彼に質問した。「天安門広場は東から西、南から北までとても広いですが、その広場で警察官が消火器や消火用の毛布を持って巡回しているのを見たことがありますか？」王さんはすぐに理解し、「それは演出されたものだったのですね！」と言った。

　学習者はさらに、彼に大紀元時報のウェブサイトで中共組織の党員・共青団・少年先鋒隊から脱退する手続きができることを伝え、脱退証明書を受け取るために番号を控えるように教えた。これは自身の将来にとってとても重要な意味を持つと伝えた。王さんは学習者に深く感謝し、「帰ったら自分でネットで中共組織の共青団と少年先鋒隊隊から脱退手続きをします」と話した。