文／遼寧省の大法弟子

　【明慧日本2025年6月15日】私は68歳で、法輪大法を修煉して20年以上経ちました。以下に、ここ1年間の修煉体験を書き出して、同修の皆さんと交流したいと思います。

　1、内に向けて探さないと、心性は向上しない

　20年以上の修煉の過程を振り返ると、家庭の環境で心性を修めることに力を入れておらず、小さなことにおいて自分を磨くことを重視していなかったことに気づきました。例えば、食事を作る時にうっかり床に水をこぼしたら、夫に叱られ、私は「ご飯の準備をして、水を一滴もこぼさないなんてあり得ますか」と反論したことがあります。夫が文句ばかりを言っていると思って、自分の足りないところを探すのを考えておらず、その出来事は自分の修煉とどのような関係があるのかも考えませんでした。似たようなことが何度も繰り返されると、夫の私に対する不満も増えてきました。

　大法の要求に合わない自分の言動を変えなければならないと思い、まずは忍耐すること、声を上げないことから実践しようと徐々に意識しました。時には気を緩めてしまい、実践できなかったら、師父は夫を通じて私に「多く話さないで、多く話さないで」と啓示を与えてくださり、本当に恥ずかしい思いをしました。

　2、内に向けて探せば、トラブルがすんなりと解決

　去年7月のある日、夕食を作ってテーブルに並べ、夫が帰って来て一緒に食べるのを待っていました。しかしもうすぐ20時なのに、夫は帰ってきません。やっと夫が帰宅して、私は心性を守れずに文句を言いました。夫はすぐにカッとなり、「遊んでいると思っているのか！　畑で水やりをした後、ホースを片付けなきゃいけないんだよ！」と言って、箸を投げて自分の部屋に戻りました。私は一人で食事を済ませ、皿洗いもして、夫の食事をテーブルに置きました。

　部屋に戻って、自分の言動を振り返りました。自己中心で不親切で、恨む心と闘争心、焦りやすい心があることに気づきました。これは、夫が私の向上を助けてくれているのではないか、夫に謝らなくてはと思いました。夫の部屋に行き、「ごめんなさい、食事しに来てね。こんな遅い時間にお腹が減らないわけがないよね」と謝りました。夫はすぐに起き上がって、食事を始めました。その瞬間、私の心が温かくなりました。自我を乗り越え、他人のために思いやることは宇宙の法則に沿っているので、師父が私たちの間の問題を解決してくれました。

　3、執着を放下したら、ことが変わる

　8月、孫娘が高校に合格しました。学校は家から遠くて寮もないため、息子は学校近くにアパートを借りて家族で引っ越して、私と夫に以前の家に住んでもらうことにしました。これは私にとっても良いことでした。なぜなら、最近の数年間、田舎に蚊がとても多くて、困っていたからです。私たちは冬に引っ越す予定にしました。

　ある日、息子の嫁は、彼女の親戚が息子の家を借りたいと言って、息子が断りにくいので承諾した、と伝えてきました。私はすぐさま不快に感じ、「あなたたちに家賃が必要なら私が出すわ」と言いました。そして、その話はそこで終わりました。

　あの数日間、ずっと考えていました。修煉者に起きたことに偶然はありません。高層ビルに住みたい、蚊に刺されるのが嫌、冬の寒さが苦手で快適な高層ビルでの生活を望む、これは安楽を求めているのではないでしょうか。私の安逸心はなかなか取り除けず、朝の煉功は、五つの功法を一気に行うことがほとんどできず、いつも一つや二つをサボって、後で追ってやることにしています。五つの功法を一気にこなすことはなかなかできていません。

　考えを整理してから、「息子の家は、息子嫁の考え通りにしてもらいましょう。私たちはずっとここに住みましょう」と夫に言いました。心を放下したら、嫁から電話があり、「お母さん、あの家はやはりあなたとお父さんが住んでください。親戚に別のアパートを探してもらいます。考えましたよ、家の物を全部捨てるわけにはいかないし、学校の冬休みと夏休みの時に、私たち3人もそこに帰って住みますから」と言いました。

　修煉者は普段から一つ一つの思いを法理に沿って正さなくてはいけません。私は同修と一緒に外に出て真相を伝え、同修が何かの理由で来られない時は、これは私の依存心を取り除く機会だと思い、一人で真相を伝えて、同修を恨んだりしないようにします。

　新経文「険悪を遠ざけよう」を読んだら、非常に衝撃を受けました。自分の主意識が弱い時、師父と大法に対する不敬な思いを押し付けられることがありました。ここでそれを暴露して、否定したいと思います。これから心性をさらに磨いていこうと思います。師父と大法を固く信じて、修煉の信念を強く持っていきたいと思います。