　【明慧日本2025年6月15日】（パリ＝明慧記者・周文英）フランス・パリの一部の法輪功学習者（以下、学習者）は年6月6日と7日の2日間、ベルヴィル地区とシャトレ地区で「法輪功情報デー」活動を開催した。学習者は五式の功法を実演し、多くの人々の注目を集めた。中には法輪功（ファールンゴン）を学びたいと希望し、煉功場所の住所を尋ねる人もいた。

　心理学および哲学の博士課程に在籍するアンジェラさん、学習者が「真・善・忍」を修煉しているがために、中国共産党（以下、中共）に迫害され、さらには生体臓器収奪されていると知って、大きな衝撃を受け、涙をながした。法輪功迫害の実態を知った多くの人々は、自発的に迫害に反対する署名に応じた。彼らは口々に、「このような迫害は絶対に容認できない！　一刻も早く止めるべきだ！」と訴えていた。

图1～6：二零二五年六月七日星期六下午，法轮功学员在夏特莱街区举办法轮功信息日活动，吸引众多游人。

6月7日（土）パリのシャトレ地区で行われた「法輪功情報デー」は、多くの観光客や市民に注目される

　演出家「『真・善・忍』は極めて重要な価値観です」

　イタリア人のマリオ・ロペスさんは演劇の演出家であり、パリで活動している。6月7日、彼は散歩中に学習者と出会った。

　法輪功迫害の実態を知ったマリオさんは、迫害に反対する署名に応じた後、「すべての迫害は無意味です。誰もが修煉する権利があり、考える自由があります。自分の思うことを思い、他人を尊重し、互いに敬意を持つべきです」と語った。

　彼はさらに「真・善・忍は基本的な価値であり、極めて重要な価値です。これらはすべて、人間の本質に深く根ざした価値観です」と述べた。

　メディア関係者「輪功は人類をより良くするだけです」

　ネオ・ツォーさんは、アメリカ先住民の子孫であり、メディアの仕事をしている。彼は以前から法輪功とその迫害の実態について知っていたが、シャトレ地区で再び学習者の活動に出会った。彼は学習者に、現在の迫害の状況について熱心に質問していた。

　彼は、「真・善・忍」の理念は、すべての愛と善を説く神聖な宗教と呼応していると考えている。彼は「（真・善・忍からは）私は前向きさと善意しか感じません。私はずっと考えていました、この法輪功の修煉が、いったい誰に対する「攻撃」と見なされるのかと。実際には、これは人類をより良くし、人類の前進を後押しするものです。なぜなら、まさに今の時代に欠けている善良、善意、目覚めと愛、これらが失われつつある中で、法輪大法（ファールンダ―ファー）の修煉は、調和への道を提供しているだからです」

　ツォーさんは、中共による法輪功への迫害は異常な現象であり、暴行であると考えていまる。そして現在、国際機関はいつものように中国で起きていることを見て見ぬふりをしており、まるでこれらの事実が存在しないかのようだと話した。

　彼は自身のチャンネルで発信するために、もっと多くの情報を知りたいと望んでいる。

　教師「人類は真の目覚めを迎えることになるでしょう！」

フランス西部のロリアンから訪れた教師のロブリジットさん

　フランス西部ロリアンから訪れた教師のブリジットさんは、すべてのネガティブな出来事がいつか必ず終わると信じていると言った。彼女は、「今は本当に困難な時期にあります。それは確かです。でも、私たちはこれを乗り越えなければなりません。すべてが終わることを願っています！」と述べた。

　彼女は続けて、「人間として、人は思想を理由に迫害されるべきではありません。たとえ意見が異なっていても、あるいは正反対であっても、その考えを表現し実践する自由は守られるべきです。特に、それが精神的な修行である場合、それは誰にも害を与えるものではなく、むしろ修行する人が自分の内面の空間を見出し、ある程度の主権へと向かうことを可能にします。ですから、私たちはこの点を絶えず発展させていくべきです」

　教師としての立場から、ブリジットさんは、「人々、特に子どもや青少年に対して、法輪功のような修煉の実践を教えることはとても重要だと思います。そうした修煉を通じて、彼らは本来の自分に立ち返り、善悪を見分ける力を養い、正しい行いができるようになります。これは教育においてとても重要なことです」と話した。

　ブリジットさんは「真・善・忍」について、「『善』はすべての人が備えるべき資質だと思います。他人に優しく接することは、人間として当然の姿であり、常にそうあるべきだと考えています。『忍』については、それは育てていくべきものであり、忍耐はとても重要です。なぜなら、もし忍耐がなければ、すぐに反応してしまい、その結果は決して良いものにはならないからです。そして『真』については、自分の本性の中に誠実さを保つことがとても重要だと思います。私にとってそれは、常に内なる『本当の自分』に立ち返ることを意味しています。私は、人類はある時期にこの方向から離れてしまったと思っていますが、必ず本当の目覚めが訪れると信じています。そうなることは間違いありません」と語った。

图8～10：二零二五年六月六日星期五，法轮功学员在巴黎美丽城举办法轮功信息日活动。

6月6日金曜日、パリのベルヴィルで行われた「法輪功情報デー」活動

　6月6日金曜日、学習者はパリのベルヴィルで「法輪功情報デー」を開催した。

　リリー・タモールさんはかつてジャーナリストをしていた。6月6日、ベルヴィルで学習者の活動と出会い、中共が学習者から生体臓器収奪しているという真実を知って、非常に衝撃を受けた。彼女は、「私はたくさんの本を読み、世界の主要紙にも目を通し、常に新しい情報を得るようにしています。でも、こんなことが報道されていないなんて…どうしてメディアはこの件を取り上げないのですか？」と質問した。彼女は拷問などの人権侵害については多く知っていたが、「生きた人間から臓器を摘出するなんて、こんなことは初めて聞きました」と、驚きを隠せない様子で言った。

　中共による学習者への迫害について、タモールさんは経済的な利益のためにメディアが声を上げないことに対して、「命に値段はつけられません。命は売買されるものではありません。（利益のために）人々が沈黙してしまうなんて、どうしてそんなことが許されるのでしょうか？」と強く疑問を投げかけた。さらに、「暴力は受け入れられないし、自由がなければならない。それが私の心の奥底にある信念です」と彼女の揺るぎない理念を明かした。