　【明慧日本2025年6月15日】フランス西部の法輪功（ファールンゴン）学習者（以下、学習者）は6月7日、ロワール川沿いのラ・ロッシュ＝シュル＝ヨン市を訪れた。この日はナポレオン広場で「法輪功情報デー」の活動を開催し、法輪功を紹介した。そして五式の功法の実演のほか、ポスターや展示パネルも設置され、学習者はチラシを配布し、中国共産党（以下、中共）の法輪功への迫害に反対する署名活動を行った。広場には一日中バスが頻繁に通り、多くの乗客がブースに立ち寄り展示パネルを読み、詳しい話を聞いた後、迫害に反対する陳情書に署名した。

　ラ・ロッシュ＝シュル＝ヨン市は、フランス・ヴァンデ県の県庁所在地であり、ナポレオン時代に築かれた都市である。市内には約5万5千人が居住しており、周辺地域と合わせると人口は10万人に達している。同市は、豊かな歴史、自然、そして文化遺産を有する魅力的な都市である。

'图1～4：二零二五年六月七日，法国西部法轮功学员在于拉罗什市中心的拿破仑广场上举办巡回讲<span class='voca' kid='62'>真相</span>活动，除了展示法轮功五套功法，并分发传单，和游人驻足了解。'

6月7日、フランス西部のラ・ロッシュ＝シュル＝ヨン市中心のナポレオン広場で行われた「法輪功情報デー」の活動

ラ・ロッシュ＝シュル＝ヨン市中心のナポレオン広場で行われた活動で、学習者に声援を送り署名する人々

　中共の法輪功迫害に反対し署名する人々

　この日（6月7日）、多くの市民が法輪功が迫害されている実態を知り、迫害に反対する陳情書に署名した。

　ダコさんは自転車に乗って通りかかり、立ち止まって展示パネルを読んていた。彼は、中共が学習者を殺害しその臓器を売買していることを知り驚愕した。彼は、「私はアルジェリアから来たばかりで、そこで亡くなった子どもたちを見ました。彼らの臓器は摘出され、ホームレスや精神障害者も同様で、これはギャングの仕業で、本当に恐ろしいことです。しかしここでは、政府自らが自国民を殺しているのです。信じがたいことです！　私たちはいったいどんな世界に生きているのでしょうか？　この話を聞いて恐怖を感じました。情報を提供してくれてありがとう。私は以前は何も知りませんでした。迫害に反対の署名に協力します」と述べた。

　ある軍人が署名に訪れた。彼は中国で起きていることを知っており、中共は前例のないジェノサイド（民族大量虐殺）に責任があると考えている。彼は義理の母が中国人で、彼女は中共の行いが良くないと理解しているものの、中国にいる家族への報復を恐れてこの問題について話したがらないという。この軍人は両親に迫害の実態を伝える資料を持ち帰った。

　レユニオンからこの地域に引っ越してきたばかりの夫妻は、すでに中国での法輪功迫害について知っており、息子は長年中国と関わっているという。息子からは「そこには自由がなく、すべてが管理され、多くのことが隠されていいる」と聞いているとのこと。夫妻は迫害に反対し陳情書に署名した。

　ある夫妻が3人の子どもを連れて訪れ、迫害や生体臓器収奪に関する説明を熱心に聞いていた。彼らは中共政権が独裁体制であることは知っていたが、それが自国民にもたらしている苦しみの深さについては認識していなかったと話した。そして、「このような独裁政権には何の期待もすべきではない」と述べた。そのうちの1人で、医学部3年生の女子学生は、中国の医師が無実の人々を殺して臓器を摘出している可能性があると知り、大きなショックを受けたという。家族全員で迫害に反対し陳情書に署名した。

　ある学習者は、腕を負傷した男性に出会った。彼は急いで用事があると話していたが、説明を聞いた後、やはり迫害に反対し陳情書に署名した。しばらくして彼は近くにいた4人の少年を呼び寄せ、「なぜこの学習者が署名を行っているのか話を聞いてごらん」と言い残してその場を後にした。4人の少年は静かに学習者の話に耳を傾けた。迫害の事実を知り、チラシを受け取った後、学習者は彼らに「この情報をぜひご両親や先生、お友達にも伝えてくださいね」と勧めた。

　多くの人々は、中国で行われている生体臓器収奪の事実について何も知らなかった。しかし、迫害の事実を知った後には、その深刻さに衝撃を受け、進んで迫害に反対する署名に協力した。

　ラ・ロッシュ＝シュル＝ヨン市に住む2人の女性は、法輪功の修煉について話を聞きたいと訪れた。彼女たちは功法を学びたいと希望し、また「この不正義と中共の恥ずべき行為に立ち向かうこちが、私たちにできる最も基本的なことです」と語り、迫害に反対し署名をした。

　中国での生体臓器収奪を描いた映画の上映可能な映画館を紹介

　「国際アムネスティ・インターナショナル」の職員カリムさんは、黄色のウィンドブレーカーを着て、法輪功のブースを訪れた。学習者は彼に、自分たちがラ・ロッシュ＝シュル＝ヨン市を訪れた目的は、中国での学習者の信仰の権利を守るためであることを説明した。

　学習者はカリムさんに、この地域でまもなく中共による生体臓器収奪をテーマにしたドキュメンタリー映画『国家の臓器』が上映されることを伝えると、彼は強い関心を示した。彼は「アムネスティ・インターナショナルの活動でも、人権問題を伝えるためにドキュメンタリーを活用しています」と話した。

　カリムさんは学習者に、地元の映画館の住所を教えてくれた。その映画館は現在、このようなドキュメンタリー作品を探しているという。彼は「この映画館の支配人は、人権問題にとても関心を持っている人です」と話した。

　この出会いを通じて、このドキュメンタリー映画は近い将来、上映規模が広がることだろう。