文／海外の大法弟子

　【明慧日本2025年6月15日】明慧ネットには、色欲の執着をどのように取り除くかについて、同修たちの多くの交流があります。今日は、私個人のこの問題に関する体験を、少し別の角度からお話ししたいと思います。私個人の理解としては、もし全身全霊をもって法を正す修煉に打ち込み、師父が求める三つのことに心から取り組めば、毎日が非常に充実して感じられ、そもそも色欲を感じるような暇などないのです。たとえ色欲が時おり襲ってきたとしても、強い正念によって簡単に取り除くことができます。

　ある時のことを覚えています。妻が実家に帰って、私は半年以上一人暮らしをしていました。その間、通常の仕事以外は、家庭の雑事に縛られることもなく、ほとんどの空き時間を修煉と法を実証することに全身全霊を注ぎました。その期間、仕事以外の時間は、学法、煉功、発正念、明慧ネットの閲覧に加え、インターネットを通じた真相を伝える活動や、大法弟子向けの技術フォーラムでのサポートにすべてを捧げました。毎日、真相メールを一通一通送り出し、フォーラムで同修たちの技術的な質問に一つ一つ答える中で、心は充実と満足に満たされ、日々が非常に充実していたのです。気づけば、それまでいつも付きまとっていた不純な色欲の執着は、跡形もなく消えていました。そして、半年以上の一人暮らしの間、私は一度も孤独を感じることがありませんでした。

　それ以降、私は「孤独を超えた」「色欲の執着を超えた」と感じるようになりました。その後、何年にもわたる修煉の歳月の中でも、私はいつも「三つのこと」をする時間が足りないと感じていました。同修との接触や交流が少ない時期もありましたが、それでも一度も寂しさを感じたことはありませんでした。

　師父はこうおっしゃっています。「なぜ孤独を感じるのでしょうか？　衆生を救い済度し、大法弟子が行うべきことを行なっていれば、決してこういう気持ちはないはずです。法を勉強し、精進している中で、どうしてこういう気持ちを感じえるのでしょうか？　精進していないので、常人の気持ちを感じる暇があるのです。そうではありませんか？」（『二〇〇四年ニューヨーク国際法会での説法』）

　ここで、色欲の執着に悩んでいる同修に、少しアドバイスしたいと思います。もし自分がまだ色欲の執着を超えていないと感じるなら、内に向けて探してみてください。日常生活の中で、まだ常人の文章や映画・ドラマ、ネットを習慣的に見ていないか？　常人の娯楽に時間を費やしていないか？　あるいは、ときどき退屈や虚しさ、寂しさを感じていないか？　もしそうなら、ぜひ一つまたは複数の真相を伝えるプロジェクトに参加してみてください。特に海外には、ネットや電話を通じて真相を伝えるプロジェクトが多くあり、自宅にいながら参加できます。これにより、空いた時間を完全に埋めることができます。

　歳月は矢のように過ぎていきます。師父が巨大なご負担を背負ってまで、私たちのために延ばしてくださったこの時間は、どれほど貴重なものでしょうか！「この瞬間は千金、万金に値します」（『各地での説法七』「シカゴ市法会での説法」）

　修煉、仕事、家庭のバランスを保ちつつ、空いた時間に真相を伝え、法を実証し、衆生を救うという偉大な行いで満たしていけば、自分自身も充実し、色欲の執着を含め、多くの執着は自然に次第に薄れていくのです。まさに師父のお言葉の通りです。「衆生を救い済度し、大法弟子が行うべきことを行なっていれば、決してこういう気持ちはないはずです」（『二〇〇四年ニューヨーク国際法会での説法』）

　以上は、私個人の少しばかりの体験です。同修の皆さんの参考になれば幸いです。不足や誤りがあれば、どうぞ慈悲なるご指摘をお願いいたします。