文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年6月17日】1997年7月、私は喜びとともに法輪大法と出会いました。大法を修煉する以前の私は、まさに病気のかたまりのような状態でした。胃の病気、胆嚢炎、リウマチ、心臓病、神経衰弱、気管支炎など、体のどこを取っても健康な部分がないほどでした。さらに1995年には尋常性乾癬も発症し、風邪などは日常茶飯事のようにかかっていました。一日中全身に力が入らず、本当に虚弱そのものでした。しかし、法輪大法を修煉するようになってからというもの、それらの病気は次々と消えていきました。私は心から「病のない身体がこんなにも軽く、幸福なものなのか」と実感することができたのです。

　修煉を続ける中で、法の不思議な力が私の日常生活にもた度々現れるようになりました。そして、一般の人々が「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」といった善なる念を抱くだけでも、大法の慈悲に包まれ、奇跡的な現象を目にすることがあります。ここでは、そのような事例のうち、二つをご紹介したいと思います。

　（一）

　2004年のある日、私は用事で外出し、バスの後方座席に座っていました。そのとき、腰を大きく曲げて杖をついた高齢の女性が乗車しようとしていたので、私はすぐに席を立ち、彼女を自分の隣の席に案内しました。女性は顔をしかめ、不機嫌そうな様子でしたが、私は特に話しかけることもなく、そのまま静かにしていました。

　用事を終えて帰りのバスに乗ると、またしても同じバスの後方に座っていたところ、先ほどのその女性が再びバスに乗ってきたのです。私はまた彼女を自分の隣に座らせました。「なんという偶然だろう」と心の中で驚き、「これはよほどの縁だ、ぜひこの方に『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と伝えよう」と思いました（当時は「三退」の話まではしていませんでした）。

　私は彼女に「おばさん、娘さんのところに行ったのに、もう戻ってきたんですね」と声をかけると、彼女は「娘の家になんか行っていないわよ。腰が痛くて真っ直ぐに立てないから、マッサージに行っていたの」と答えました。「マッサージは効いてますか？」と尋ねると、「効かないのよ。あと数日で治療が終わるから、もう行かないつもり」と言いました（1回の治療期間は20日間とのこと）。そこで私は、「おばさん、ちょっと試してみたい方法がありますが、信じてもらえますか？」と聞きました。彼女は「もうこんな状態だもの、信じない理由なんてないわ」と答えました。「それなら、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』って心を込めて唱えてみてください。きっと大法の師父が助けてくれます」と私は伝えました。

　その時、バスは終点に着き、私は彼女の手伝って下車させました。すると彼女の隣に座っていた男性も一緒に降りたのに、すぐには去らず、私たちの近くに立っていました。私は「おばさん、今ここで一緒に『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』って唱えてみましょうか？」と提案すると、彼女は頷きました。2人で一緒に唱えながら、私は手で彼女に「立ち上がってみて」と合図を送りました。数回唱えただけで、なんと彼女の曲がっていた腰が本当に真っ直ぐになったのです。それを見た男性は「これは本当にすごい、法輪功って本当にすごいんだな！」と驚嘆しました。おばさんは感激のあまり、「ありがとう、本当にありがとう」と繰り返しました。私は「私に感謝しなくていいのです。感謝すべきは私たちの師父です。師父があなたを救ってくださったのです」と伝えました。すると彼女は「うちは道路の向こう側、2階よ。ぜひ家に遊びに来て」と言ってくれました。私も胸がいっぱいで、何と言ってよいか分からず、彼女の後ろ姿を見送りながら、深い感動を覚えました。

　（二）

　ある日、私は同修に資料を届けた帰り道、1台の車が深い泥沼にタイヤを取られて動けなくなっているのを見かけました。タイヤは何度も空転を繰り返しており、どうしても抜け出せない様子でした。私はしばらく様子を見てから近づいて、「車には何が積まれているのですか？」と運転手に尋ねました。彼は「お米です」と答えました。そこで私は「一つ試していただきたい方法があるのですが、信じてもらえますか？」と聞きました。運転手は「信じます」と即答しました。私は「それなら、心を込めて『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と唱えてみてください。きっと大法の師父が助けてくれます」と伝え、その場を離れて元の場所に戻りました。すると、まるで奇跡のように、車が「スッ」と泥沼から抜け出たのです。運転手はとても喜び、笑顔で何度も手を振って、感謝の気持ちを表してくれました。