文／中国の大法弟子

【明慧日本2025年6月18日】私は農村出身の女性大法弟子です。 20年間の修煉を振り返ってみると、人々を救うために真相を伝えることの神聖さ、家庭内において情に関する心性の関、同修との間の衝突、心性が向上した後の喜びなどを経験しましたが、それ以上に、慈悲深く偉大な師父に感謝しています。ここで、私が内に向けて、慈悲心や善の心を修めて、自分を正した小さな出来事を紹介したいと思います。

　ある日、街頭で真相を伝えていると、姉同修に出くわしました。姉は怒って私にこう尋ねました。「家庭内で起きた揉め事は誰に話したの？」私が「あの人」と答えると、姉は、「あの人がまたAさんと話しているのよ」と教えてくれました。後で知ったことですが、同修Bさんは大きな心性の関に遭遇している最中で、あの同修は同修Bさんの家に学法に行ったとき、同修Bさんと交流し、私も家庭内の揉め事で心性の関に遭遇していると伝えて、同修Bさんを目覚めさせようとしました。ある日、同修AさんはBさんの家に行って、自分が悟った法理をBさんと交流し、同修BさんはAさんに私の状況を話して、私が心性の関を乗り越えらるように、早くAさんから私に連絡するように頼みました。その同修もBさん同修も本心では、Aさんに私とコミュニケーションをとってもらい、早くこの家庭内の心性の関を乗り越えてほしいと願っていたのでした。しかし、結局のところ同修たちは、修煉者であり、修煉している人なら人心を帯びるものです。私の話は1人から2人に広がり、2人から３人に伝わり、最後になれば、話の内容用は元の話しとは違っていました。噂はどんどん広まり、私は非常に面目を失うことになりました。また同修Aさんが私の話を姉のところに持っていき、姉は私の内情を知っていたので、事実からかけ離れていると同修Aさんを制止しました。ゆえに、前の事柄が起こりました。

　数日後、私は同修Aさんの家に用事があって行き、用事が終わると、Aさんは私にこう聞きました「お姉さんから聞いた？」 Aさんは悟った法理を姉に教えてくれるように頼んだのでした。私はまだその噂の流布に強い憤りを感じており、心性を守れなかったので、それを聞いたとき、気持ちを抑えきれずに「全部話しましたよ、あなたは私の噂を流したでしょう」と言いました。彼女は、そんなことはしていないと否定しました。私たちは激しく口論して、その場を離れました。

　家に帰ると、私は落ち着くことができません。先日、Aさんが別のことで私の噂を流したことを思い出し、今回もまた彼女が私の噂を流していたことを思い出して、私の心は不満と恨みでいっぱいでした。その頃、妨害もやってきて、私は心が乱れて学法しても身に入らず、発正念をしても心を静めることができません。頭の中でAさんが私について流した噂のことばかり考えて、自分が大法弟子であることも、修煉者であることも思い出せず、人心に苦しめられて本当に辛かったです。

　その後、私は法をたくさん学び、心性が高まりました。法を学ぶことを通じて内に向けて探すことで、私はたくさんの人心を見つけ、不親切な心、動じる心、怨恨心、闘争心、嫉妬心、色欲心、虚栄心、他人に言われることを恐れる心、人に指摘させれたくない心、褒めごとを聞くのが好き、利己心などの人心。それらが同修に関難をもたらしたのは口を修めなかったためです。内に向けて探してみて、私は驚きました。自分の人心が多すぎること自分の修煉状態の悪さに愕然としました。私はこのような人心ではなく、慈悲心と優しさが欲しいと師父に加持をお願いしました。

　さらに数日後、私は法の勉強を続け、少しずつ心が落ち着いてきて、これは師父が同修に私を向上させ人心を取り除くのを手伝わせるための按排であり、私は同修に感謝しなければならないと悟りました。私はまた、師父が私を心性の関を乗り越えさせる為にこの事を按排されたこと、そして、Aさんと「衝突する」ことが師父に「衝突する」ことだと悟りました。私は、自分が法に沿っていなかったこと、同修を傷つけたことを悟り、Aさんに謝りました。

　私は同修Aさんとの口論から深い教訓を得ました。これから私は師父の教えに従い、自分に厳しく、慈悲心と優しさを修め、家族、同修、世人に対し、慈悲心と優しさをもって接することを心の中で決意しました。

　煉功と正念を発する時、私はよく背筋を伸ばして座り、穏やかな表情で、慈悲の心を持つようにと自分に言い聞かせます。法を学ぶ時も、背筋を伸ばし、姿勢を正し、安らかな顔をして、慈悲の心で座ることを自分に言い聞かせています。私が真相を伝えに行く時に、世の人々は皆善の心をもっていると思い、人々は真相を聞かなくても（世の人々は大法に罪を犯させてはならないため）、大法に対して悪意は抱きません。真相を聞かない人々に出会うのは何度かあったのですが、私は穏やかで親切に相手に話をしました。すると、その人たちの背後にある悪霊が崩壊します。人々は態度を改め、三退を行いました。中には真相資料を求める人もいました。別れ際に、私は一人一人に、あなただけでなく、あなたの家族、友人、親戚に伝え、彼らも真相を理解してもらい、救われるようにして下さい、彼らはうなずいて同意しました。また、真相を聞いた後三退をしなかった人もいましたが、私はめげません、その人たちに「帰ったらもう一度考え直してみて」と話します。「結論が出ましたら、早く大法弟子を見つけて、三退を行って下さい、時間は誰も待ってくれないから」と勧めます。彼らはたいてい「ありがとう」と言ってくれます。

　気分が落ち込む時もあります。焦り、怒る魔性の気持ちが現れてくる時に、それらは悪だと知っています。「焦り、怒りの気持ちは魔性であり、自分ではない、それらは要らない、欲しいのは悪ではなく、善なのだ」と私はこのように考えます。すると、気分は回復します。慈悲心を修めることに着目してから、私は常に内心喜びを噛み締めていました。家族にも変化が起き、悪い習慣はほとんどなくなり、穏やかに話すようになりました。私の家族に対する態度もより慈悲に満ちたものになり、私自身もより優しくなったと感じています。師父がおっしゃったように、「あなたの正念の作用で、周りのすべてとあなた自身まで変化が起こりますが」（『各地での説法十一』「二十年説法」）、これはすべて大法の力です。

　慈悲深く偉大な師父に感謝します！　同修の皆さん、ありがとうございます！

　個人的な体験ですので、間違っていたらご叱正お願いします。