　【明慧日本2025年6月18日】フランスの法輪功（ファールンゴン）学習者（以下、学習者）は5月31日、西部のカンペール市で初めて活動を行った。市中心の市場近くにあるテール・オ・デュック広場に情報ブースを設け、横断幕や展示パネルを広げ、資料を配布し、中国共産党（以下、中共）による法輪功への迫害の停止を求める署名を市民に呼びかけた。

　カンペール市はフランス北西部に位置する都市で、フィニステール県の県庁所在地である。人口は約6万5千人で、芸術と歴史にあふれる街として知られている。旧市街には独特な木組みの家々が立ち並び、世界的に有名なカンペール陶器工場もある。ブルターニュ地方特有の色彩と模様で装飾された観光列車や、様々な郷土料理も楽しめることから、毎年多くの観光客が訪れる。

'图1～4：二零二五年五月三十一日，法国西部坎佩尔市（Quimper）举办了法轮功信息日，吸引很多游人民众前来了解法轮功。'

5月31日、カンペール市で行われた情報デー活動

　定年退職者「グループ煉功に参加したい」

　アンドレさんは、カンペール市近郊のプロムランに住む定年退職者で、展示パネルの前で足を止め、法輪大法（ファールンダ―ファー）に興味を示した。彼は太極拳を1年半ほど練習しており、学習者から迫害に関する詳細な情報を聞き、これほど素晴らしい修煉法が迫害されていることに大きな衝撃を受けたという。

　彼はグループ煉功に参加したいと希望し、連絡を取り合えるようにと自身の連絡先を学習者に教えた。翌日、彼から感謝のメッセージを送られ、「特別なひとときをありがとうございました！」と書かれていた。

　ベアトリスさんは数年前に法輪功の修煉を始めたが、しばらくの間中断していた。情報ブースが設置されるとすぐに彼女は現れ、学習者の功法実演に参加した。彼女は、母親が亡くなった後、体調が非常に悪くなったという。退職してから修煉を再開すると、すぐに体の浄化を感じた。最初の数日間は煉功中にげっぷが出たが、徐々に状態が改善し、1週間以内にすべての症状が消えた。現在は『轉法輪』を読み始めている。

　心の中の大切なものを取り戻した

　アイシャさんは、法輪功のブースを見たとき、とても感動したと話した。資料に写っていた坐禅を組む若い女性の写真を見て、10年前にカンペール市で開催された「真善忍国際美術展」で感動した一枚の絵画を思い出したという。

　アイシャさんは当時の美術展を見た後、インターネットで法輪功の功法を独学で学んだが、その後は中断していた。現在、生活の困難な状況にある彼女にとって、再び学習者と出会い、功法を学べたことが大きな喜びだと話す。もちろん、彼女も迫害を止めるための署名に応じた。そして、「カンペール周辺で煉功している人がいたら、ぜひ教えてほしい。私も参加したいです」と話した。

　この10年で多くのものを失ったと話す彼女は、「心の中で大切にしていたものを取り戻した気がします」と感慨深く語った。最後に「法輪功の人たちと一緒にいると、とても心地よくて、自分にはこのエネルギーが必要だと感じました」と話し、昼前には五式の功法すべてを学び終えた。

　ある男性は、法輪功の功法を学ぶためにわざわざ活動現場を訪れた。彼は以前からインターネットを通じて独学で法輪功を修煉しており、今回、西部各地から集まった学習者たちと出会えたことに大変喜びを感じていた。彼は「カンペールにも煉功場所ができたらうれしい」と希望を語った。

　ある女性が自転車で法輪功のブースに直接向かい、自転車を降りるとすぐに功法を学びたいと申し出た。彼女は法輪功の功法からエネルギーを感じ、その体験を楽しんだ。そして、迫害反対の署名をした。

　観光客は積極的に迫害を制止する請願書に署名

　カナダから観光で訪れたシルヴィ・パルケさんはブースで状況を尋ねた。中共による学習者への迫害を知ると、「すみません、少し息をつかせてください。こんな暴行を理解も想像もできず、とても胸が痛みます」と話した。彼女は請願書に署名し、学習者の説明に感謝した。

　ある夫婦が中共の生体臓器収奪に関する展示パネルを見て、男性は、「それが本当だとは信じられない」と言った。女性は、「全く信じられない、これは全部嘘であり、ありえない」と話した。学習者は2人に中共の生体臓器収奪に関する調査結果を示した。夫婦の表情は変わり、研究するために迫害のデータを求め、「こんなことは想像もできません。なぜメディアは報じないのですか？　今日はたくさんのことを教えてくれてありがとうございます」と話した。彼らは迫害の実態を伝える資料を持って別れを告げた。

　キャンパー市を訪れていた中国人学生の一団が法輪功のブース近くで立ち止まり、何人かは遠くから横断幕を見ていたが、その後ガイドに連れられて立ち去った。

　この中国人学生の一団のそばで、台湾の学生と中国語を学んでいるフランス人が学習者の話を聞いていた。台湾の学生は、台湾で学習者が煉功しているのを見たことがあり、中共による法学習者への迫害についても聞いたことがあると話した。彼は観察で分かったことは、一部の中国人観光客がこっそり展示パネルを読んでいて、他の人たちはただガイドの説明を聞いているだけだという。

　若者のグループがブースの前を通り過ぎる中、そのうちの1人が中共による臓器売買の価格に関する展示パネルをじっくりと見つめ、もっと知りたいと多くの質問を投げかけた。彼のグループが先に進んでしまうと、彼は急いで数枚の資料を手に取り、仲間を追いかけた。

　活動終了後も、次々と人々が法輪功のブースに訪れて情報を求めた。