　【明慧日本2025年6月18日】（ドイツ＝明慧記者）ドイツ人のハリーさんはインゴルシュタット旧市街で行われていた法輪功の情報デー活動に出会い、法輪功（ファールンゴン）学習者（以下、学習者）と長く交流した後、迫害に反対する署名に応じた。彼は、法輪功の「真・善・忍」の理念は正しいと感じ、信仰は人を本来の道へ導き、これはとても重要なことだと語った　

　ドイツの学習者は5月16日、インゴルシュタット旧市街で活動を行い、「真・善・忍」の理念を広めるとともに、中共による学習者への迫害や、学習者からの生体臓器収奪という重大な人権犯罪を明らかにした。この活動は、地元市民の関心と支持を集めた。

　インゴルシュタットはドイツ南部バイエルン州に位置し、高級車アウディの本社があることで知られている。また、ここは共産主義の前身とも言われる「バイエルン・イルミナティ」1776年創設の地でもある。イルミナティはその陰謀がバイエルン政府によって発覚し、1785年に解散させられた。

图1：法轮功学员于二零二五年五月十六日在德国因戈尔斯塔特（Ingolstadt）内城举办活动。

5月16日、ドイツ・インゴルシュタット旧市街で行われた活動

图2：法轮功学员展示<span class='voca' kid='86'>功法</span>。

法輪功の功法を実演する学習者

学習者の活動を声援し署名する人々

法輪功に興味を示すバイエルン民族衣装を着た若者

　当日の活動では、学習者が功法を実演し、通行人に関連資料を配布した。道行く人々の中には足を止め、学習者と交流する人もいた。「真・善・忍」を信じて修煉する1億以上の人々が中共によって迫害され、生体臓器収奪されるという残酷な実態を知ると、多くの市民が法輪功への迫害に反対する署名に応じた。

　バイエルン民族衣装を着た若者2人が情報ブースの前を通りかかり、好奇心から学習者に声をかけた。そのうちの1人が途中で立ち去ろうとし、何度も仲間の会話を遮ろうとしたが、もう1人の青年が彼女をたしなめて言った。「この女性の話を最後まで聞くよ。彼女の言っていることはとても重要なんだ」。学習者から法輪功迫害の実態を聞いたこの青年は、迷うことなく中共による学習者への生体臓器収奪を止めるよう、ドイツ政府、EU、G7各国に提出する請願書に署名した。

　ドイツ人「精神的な価値を持たない全体主義政権は、いずれ必ず崩壊する」

　冒頭で紹介したハリーさんは、学習者と長時間にわたり交流した後、迫害に反対する署名に応じた。彼は、署名した理由について「学習者との会話を通して、（迫害の）事実を知ることができたからです」と言った。そして、「信仰のない全体主義政権は、いずれ必ず崩壊する。信仰こそが人を本来の道へと導いてくれる」と強調した。

　ハリーさんは、「もし社会が精神的な側面を再構築し、それを実践できなければ、人文主義の精神的側面、すなわち私たちが一人ひとりや自然と密接に繋がり、相互に影響し合っていることを感じさせることができなければ、そのような精神的側面を欠いた全体主義政権は必ず失敗します。それは最終的に唯物主義を招くだろう」と語った。

　そのため、ハリーさんは「人々を正しい精神性や寛容の道へ導くことはとても重要だと感じている」と話す。。彼は「それぞれの道は異なっていても、最終的には世界は再び法力が賦与され、誰もが万物の呼びかけを感じ取れるようになります」と述べた。

　さらに彼は、法輪功の「真・善・忍」の理念に深く共感していると語り、「それらは正しい価値観です。なぜなら、根本的には、私が先ほど話したこともすべてそこに含まれているからです」と話した。

　「ひとつの政権が特定のイデオロギーのみに依存し、純粋な物質主義に陥ると、必ず問題が起こる」と話すハリーは、このことを、自らの体験を通して深く実感している。数十年前、彼は熱心に左翼運動に関わり、毛沢東主義に強い憧れを抱いていた。しかし後に、中国で文化大革命の恐ろしい暴力が起きていたことを知り、信仰を持たないことの危うさを痛感したという。そして今、中国で再び同じような恐ろしい暴行が起きていることを知り、「だから私は署名して、このようなことを止めたいのです」と語った。

　20年前から、ハリーさんはドイツ各地の都市で学習者が活動を行い、中共による迫害の犯罪を公に伝えていることに気づいていた。今回ふたたび情報デーの活動に出会い、「これもあの時と同じことに関係しているとすぐに分かりました。私は、中国の人々、そしてすべての唯物主義者たちが精神の世界へと立ち返り、純粋な物質主義の道から抜け出してほしいと願っています」と述べた。