　【明慧日本2025年6月21日】（ベルギー＝明慧記者・唐容）ベルギーの法輪功（ファールンゴン）学習者（以下、学習者）は6月14日、アントワープ市中心部の繁華街で再びブースを設置した。法輪功の煉功音楽が流れる中、穏やかでゆったりとした煉功の動作が多くの通行人の足を引き留めた。中国共産党（以下、中共）による法輪功への迫害の実態を知った市民は、迫害に反対する署名に協力した。また、多くの人々が法輪功を学びたいと関心を示した。

图1～3：二零二五年六月十四日，法轮功学员们在比利时安特卫普市商业中心大街上集体炼功弘法

6月14日、ベルギー・アントワープ市の中心街で行われた活動

　定年退職した看護師「真・善・忍に共感し、迫害に反対します」

　リンダさんは法輪功の展示テーブルに立ち寄り、主な著作である『轉法輪』を手に取ってページをめくり始めた。そして、この本を購入したいと言った。彼女は、若い頃にすでに法輪功のことを聞いたことがあると話し、今は退職して時間に余裕ができたので、ようやく学ぶ時間があると話した。また、真・善・忍という修煉の理念に深く共感していると述べた。

定年退職した看護師のリンダさん

　本を受け取ったリンダさんは、法輪功の「真・善・忍」の理念に強く共感していると話した。「以前は仕事が忙しくて、深く学ぶ時間がありませんでしたが、今は退職してようやく本を読むことができます」と語り、「私は法輪功にとても興味があります。それは自分のためだけでなく、他の人にもこの優しく平和な理念を知ってもらいたいからです」と続けた。また、彼女は紙の本で読むことを好み、「本を読むと心に響くものがあります」と述べた。

　彼女は、長年看護の仕事に従事してきたことから、「真・善・忍」という理念に深く共鳴していると率直に話した。「善意と思いやり、そして忍耐は、看護師として私の基本です。だからこそ、これらの価値がいかに大切かを特に実感しています」と語った。さらに、「世の中には寛容さや優しさの大切さを理解していない人もいます。これからもっと学んでいけば、なぜ私たちがそうあるべきなのか、他の人にも伝えられるようになるかもしれません」と述べた。

　中国政府による法輪功への弾圧について語るとき、リンダさんの目には涙があふれた。彼女はおよそ1分間言葉を詰まらせ、悲しみと怒りをこらえるように沈黙した。やがて、重々しい表情で「迫害の実態は知っています。中国（中共）政府がやっていること、生体臓器収奪なんて、あまりにも残酷です。共産党、私は知っています。まさに彼らがこれらのことをしているのです。心が痛みます。こんなことがこの世に存在してはならないのです」と語った。

　リンダさんはアントワープに住んでいる。彼女はグループ煉功に参加したいと望んでいた。「私は学ぶことで心の平静を得たいと思っていますし、同じ志を持つ人たちと知り合いたいです」と彼女は話した。

图5～13：比利时民众了解迫害<span class='voca' kid='62'>真相</span>，签名支持法轮功学员的反迫害

中共による法輪功迫害の実態を知った市民、迫害反対の署名に協力

　「法輪功は私がずっと探していたエネルギーを持つ功法」

　ブリジットさんは展示テーブルの前に立ち寄り、中共による法輪功迫害に反対する署名をした後、自らの体験を語った。彼女は法輪大法に出会ったことで心の平静を得られたと話し、混乱とストレスが増す現代社会において、法輪大法が心の拠り所となったと述べた。また、それが世界の平和や人間の本来持つ善良さについて考えるきっかけにもなったと話した。

「法輪功は私がずっと探していたあのようなエネルギーを持つ功法です」と話すブリジットさん

　ブリジットさんは、学習者の活動に初めて出会ったのは2023年のことだったという。その時、彼女は学習者と会話を交わし、現場で静かに座って煉功している様子を目にした。「法輪功は私がずっと探していたあのようなエネルギーを持つ功法です」と話す彼女は、「私が法輪功を選んだのは、それが私に内なる平静をもたらしてくれたからです。心が穏やかであれば、その雰囲気は周囲にも伝わります。そして、悪意ある人や悪いエネルギーも、自然とあなたから離れていくのです」と話した。

　ブリジットさんは、まだ法輪大法の主要な著作『轉法輪』を読み始めていないものの、すでに自宅でYouTubeを通して功法の学習を始めており、普段から1人で煉功を行っているという。「ずっとまたここに来てみたいと思っていました。今日また皆さんに会えて本当にうれしいです」と、彼女は微笑みながら話した。彼女は世界の平和を心から願っており、世の中には非常に邪悪な存在もいると感じていて、「そうした人たちは、この地球には属していないと思います」と述べた。

　ブリジットさんは、中共による法輪功への迫害について語る際、感情を抑えきれず、声を詰まらせながらこう話した。「どうしてこんな非人道的なことができるのか、私には理解できません。あの人たちは人間ではない。その背後には、極めて邪悪なエネルギーがあると感じます」。彼女は展示パネルにある、学習者からの生体臓器収奪について指を差しながら、「こんなこと、絶対に許してはならない」と強い口調で言った。

　最後に学習者が、法輪大法の書籍がインターネット上で無料ダウンロードできることや、『轉法輪』を読むことで修煉の深い内涵を理解できることを伝えると、ブリジットさんはすぐにこう応じた。「きっと読みます。私にはとても大きな助けになると信じています。そして、導いてくれてありがとうございます」。さらに彼女は笑顔で「皆さんと出会えて本当に素晴らしい気持ちです。シェアしてくれてありがとう」と付け加えた。

　カナダ観光客「続けてください、自由のために声を上げ続けてほしい」

　カナダからの観光客アンディ・ローソンさんは展示テーブルの前で資料を読み、学習者と会話を交わした。彼は中国で迫害を受けている学習者に対して深い関心と支持を示し、信仰の自由や人権問題にもっと多くの人が目を向けるべきだと呼びかけた。

　ローソンさんは法輪功に関する状況を知っており、中国での学習者の厳しい境遇に対して同情を示した。「それは非常に残酷で、とても厳しい状況です。皆さんの経験を思うと胸が痛みます」と彼は語った。また、「どうかこれからも修煉を続け、信じる道を貫いてください。これは非常に重要なことです。どこにいても、人は信仰と表現の自由を持つべきです。皆さんが自由のために信仰を守り続けることは、本当に大切なことです」と話した。

　帰り際には、彼は心から学習者の成功を祈っていると誠実に伝えた。　